モノグサCFOの2023年個人的ベストブック
まえがき
2023年読んで良かった本について簡単なまとめを書こうと思ったら、1冊目で2時間以上使ってしまったので、いったんベストブックとして1冊だけ紹介したいと思います
時間があったら、あとの6冊も2023年中にまとめたい…!
2023年ベストブック
「最高を超える AMP IT UP」です!
スノーフレークCEOの経営・リーダーシップに関する本
コンセプトはタイトル通り「最高を超える」
あちぃ
ちなみに、テツノカイナの「ごっつあんプリファイ」の英名は「Amp You Very Much」
さておき
この本からぼくが大きく影響を受けたことが4つあります
AMP IT UP or Dieであるということ
最高に到達するだけでめちゃくちゃすごい、及第点でもよいじゃないと思ってしまうのだけど、「最高を超える」という哲学がないと、人・組織は緩やかに死んでいくという筆者の主張
そして、その責任はすべてリーダー(陣)にあるということ
耳痛すぎて、千切れそうなのだけど、反論の余地なし
優先事項(Priority)は単数形
あまり意識をせず「優先順位付け」という言葉を使ってしまうのだけど、本質的には「優先順位付け」ではなく「(単独の)優先事項の決定」が必要であるという筆者の主張
なんも言えねぇ
これは自分の体感としてもそうで、組織が大きくなると、物事が意図通り伝わらないことがめっちゃ増える
それは怠惰だとか、頭が悪いとかそういうことではなくて、物理法則のレベルで不可避な事象なのだと思う
だから「優先順位付け」ではなく、「優先事項の決定」が大事
事業はプロダクトの器以上に成長しない
自分が非エンジニアということもあって、プロダクトも、マーケやセールスといったビジネスもすべて大事!と思っていたのだけど、コアはプロダクトであるということを痛感させられた
もちろんありとあらゆる活動が「最高を超える」ことに不可欠なのだけど、目を背けてはいけない真実なのだと思う
非エンジニアである自分にとって、思わずムッとしてしまうのだけど、自分が普段頻繁に使っているサービスも、結局そのサービスやプロダクトを気に入っているからで
どこまでプロダクトに投資し続けられるかはマジ胆力
カスタマーサクセスは概念
ある意味、この本を読んで一番驚いたポイントかもしれない
筆者はサービスナウ、スノーフレークの両社でハチャメチャな成長を実現した経営者なのだけど、両社で共通に行ったことがカスタマーサクセス部の廃止
保身のために言うわけではないけれど、モノグサもカスタマーサクセスのチームはあるが、受け持っている顧客が既存のお客様、というだけで、カスタマーサクセスそのものには比較的全社で向き合えている方だとは思う
また、モノグサに限らず、カスタマーサクセスに従事している人を貶めるつもりも毛頭ない
ただ、モノグサが「最高を超える」ためには、もっと全社でカスタマーサクセスに向き合うフェーズであるということはヒシヒシと感じているので、2024年はそういう年にしたいと思っています
まとめ
改めて振り返ると、今年自分が行った意思決定や思考のバックボーンにかなり影響を与えていることが分かったので、それだけでも振り返った価値がありました
てなわけで、個人的に2023年のベストブックは「最高を超える AMP IT UP」でした!
ちなみに2022年のALL STAR SAAS CONFERENCEでのフランクさんと前田ヒロさんのセッションがまだ見れそう・・・!
非公開になる前にみなさまぜひ!!
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