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世間知らずの田舎娘の話

私が18歳で、初めて大阪に1人で行った場所は、天王寺でした。
1996年頃だろうか…。

当時、一足先に大阪で一人暮らしをしていた友達に会いに行きました。

その時の私は、世間知らずの田舎の高校3年生


推薦で大阪の大学に行く事は決まっていたけども、まだ1人で大阪に行ったことはありませんでした。

とにかく、人の多さに圧倒されつつも、天王寺に行きました。

まず初めにびっくりしたことは…


おじさんが、路上で寝ている。
しかも、何人も…。


田舎娘は、カチカチのアスファルトで寝ているおじさんに衝撃が走り、とにかく怖かった。

どないしたん?
どういうこと?

もぅ、大阪来て1番びっくりしましたからね、当時は。



そしていよいよ、大阪での一人暮らしが、始まり少しずつ都会に慣れても来たかな?

そんな、ある日のことです。

梅田を歩いていたら…
「ねぇねぇ、お姉ちゃん。おじさんが、パパになろうか?」
と声をかけられる田舎娘。


あんなに人が多い中、なぜ私に声をかけてきたんでしょうか?


何の事か分からない純粋でマヌケな田舎娘は
「私には、田舎にお父さんがいるので、大丈夫です!」


訳わからん断り文句が成立する。

 

道頓堀のえびす橋、ひっかけ橋て言うんでしたか?


あそこは、ほんま鬱陶しいくらい声かけられる率が高い田舎娘でしたからね。

そして、無知で人を信用しすぎる田舎娘は、ほいほいと言われるままに、若いチャラ男について行くのです。

アンケートに答えたげな、人助けや!と、信じきっていたのです。

ただ、気がつくと、そこはビルの中で、1人女帝の様な女性が待ち構えていました。

何やら高額なエステの勧誘を、永遠聞かされました。

思わず入会一歩手前で、横にいたお友達が助けてくれました。



チカンにあっても、誰かが私のお尻どついてきたんかな?レベル。


夜中に、自転車乗ってたら、訳わからんスプレーかけられて、目潰れる思いもしました。
あれは何のスプレーやったんや?未だにわからん。


電車の中で目をつけられ、降りてからも、ずーっとくっついて来たおっさん。

とにかく、人をとことん信用しすぎる無知な田舎娘


でも、何とか騙されることもなく大阪で生き延びてましたね。
これは、奇跡なんでしょうか?



さすがに、社会人なってからは、騙されへんぞ!と警戒しながら一人暮らしをしていました。

忘れもしない夜中の1時くらいですかね?


マンションを
ピンポン、ピンポン連打された夜

絶対に不審者やー!

ずーっと出ませんでした。


ただあまりにもしつこい。


そーっと、覗くと、消防士さん!


「上の階、火事ですから逃げてくださいよ~。」
と言われ、一目散で外の公園逃げましたわ笑


警戒したら、これやん。



という、田舎娘、大阪へ行くのお話でした。


現在も、関西に住みお喋り怪獣と呼ばれ、毎日スタエフをしております。

多少の警戒心は勉強してますが、相変わらず周りからは危なっかしい、そそっかしいとも言われます。

それゆえ、自分の危機管理能力が少ない自覚があるので、周りの方達が私の警備員をそっとしてくれます。

物凄い助けられています。


多分、多少の危険も今まであったのにそこまで傷ついていないのは、やはり昔から、周りに警備員がいてくれてたのかもしれませんね。

本当に、ありがとうございます。







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