だけど『弱い』...

新型コロナウィルス感染症の感染者拡大に伴う社会の動きを見ていると、日本はこんなに弱くて大丈夫か？...と心配してしまう。

日本政府は『爆発的感染を防ぐため不要不急の外出を自粛するように』との通達を出したが、法的な拘束力はない。諸外国のように罰則も無いので、一部の人は「強制ではない」として無防備な外出行動に出る。それではと法律で縛ろうとすると「独裁国家かっ！」と非難する。
実に”自由”だ。
『みんなで力を合わせて...』という点で弱い。

学校にも休校要請を出したが、責任を取りたくないのか、やはり最後は各自治体に任される。
強制力という点で弱い。
学校現場も「距離を取って換気をして...というが、そもそも集まってくる場所でどうすれば...政府の具体的な指示が欲しい」という。
どうせ具体的に指示すれば「横暴だっ！」と非難するのは目に見えている。
気持ちはわかるけど、自主性という点で弱い。

社会の外出自粛傾向によって、飲食店や観光、各種サービス業等、市場が冷え込んでいる。経済的な打撃は計り知れない。
しかし、事態が長びけば被害は拡大する一方で『元も子もなくなる』。
ある人は「自粛を促すのであれば国の保証ありきだ」と言う。
ある人は「子どもを自宅待機させるのであれば、国は休業補償をしろ」と言う。
ついでに言えば、ある人は「生活保護をもっと充実させろ」と言う。
この際ついでに言えば、歩いていて溝にハマれば「行政が暗渠やガイドレールを整備しないせいだ」と他人のせいにする。
日本国は裕福な先進国なので『公共の福祉』があるが、その恩恵に感謝する人は少なくなった。
『（自己）責任感』はどこに行った？？？
『自分の身は自分で守る』という当たり前のことができなくなってしまって、何か不測の事態が起こると順応できず弱い。

そんなに他人任せでいいんですか？