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T系インスタンス使用時に気を付けること

すでに周知の事実ではありますが、T系のインスタンスはCPUが高負荷な状態で張り付いてしまったとき、CPUCreditを消費し(これをバーストすると表現します)、インスタンスのパフォーマンスを維持しようとします。

しかし、このCPUCreditsを消費しつくしてしまったとき、対象インスタンスのパフォーマンスは大幅に下がってしまいます。
メトリクス上で「急にCPU使用率の負荷が下がったなぁ」と思ったら、実は「CPUCreditを使い果たしていただけで、インスタンスパフォーマンスが低下していた!」なんてことも稀にあります。

この対策として、Unlimitedに切り替え、インスタンスのパフォーマンスを保つという方法もありますが、これはCPUが高負荷な状態が続けば続くほど、お金がかかってしまうため、T系以外のインスタンスを選択するという選択肢もあります。

検証環境でさほどCPU負荷のかからない作業であればT系はコストパフォーマンスの良い選択肢の一つとなりますが、本番環境のWebサーバでT系を使用していた場合、アクセス集中などであっという間にCPUCreditを使い切り、機会損失に繋がったというケースもありますのでお気を付けください。

以下の記事が非常に分かりやすくまとめられています。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/startup/burstable-performance-instances/

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