2020.11.11

晴れ渡る空の下で
一人、大の字になって寝転がっていた。
近いのか遠いのか わからないくらいの
澄み切った青色を眺めていた。

僕という人間の存在は
この世界ではちっぽけで
居なくなっても世界は回る。
だけど

僕の顔を見ると笑いかけてくる君がいる。
僕が行くと「ありがとう」と
言ってくれる 君がいる。
特に何をした訳ではなくても。

僕には大切に思う人がいる。
君のことを僕がおもうように
僕もきっと誰かがおもってくれている。
きっと。
僕が君のことを見守っているように
僕もきっと誰かに見守られている。

そうやって心のなかに
たくさんの想いや
たくさんの人たちの笑顔があって
一人空を眺めて
ひとりじゃないということを思った。
あったかくなった。
何かが包み込んでくれたような感じがして
心と体がじんわりあったかくなった。

君が僕にありがとうって
言ってくれたように
僕も君へのありがとうを
忘れちゃいけないな。
一緒に生きていることは
決して 当たり前のことじゃないから。

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