さくら海老

一つしか共通点のない君と紙ひこうきの旅に出たいよ

あかねさす横顔やさしああ君はロミオのように吾を愛する

真夜中のかき揚げ丼のさくら海老最後に食べるさみしいの音

「あと一本吸わせて」君のマルボロが二、三ミリだけ長ければいい

面倒な女にだけはなるまいと分子模型を組み立てる夜

#短歌

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