サバンナ

携帯の待受画面の赤子の名知ってしまえば終わりと思う

スーパーで親しき家族に出会うときわたし一人がサバンナにいる

おだやかな日常の景そのなかにごろんと見知らぬ若い女だ

人の子に寄せる目尻のやわらかさあなたがパパの顔になるとき

いつもの人と違うよねじっと吾を見る少年の目の潤いうつくし

聞くまいとしていた子供の歳告げるあなたの幼なじみの奥さま

#短歌

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