人に理解してもらえなさそうなこと #61

食べ物と飲み物の合わせ方にこだわりが強いんだけど、というか自分的には普通なんだけど周りを見ていると結構むとんちゃくな人が多い、っていうか正直「まじかよそれでいけんの？気が知れねえよ」と内心思うことが多いので、どうやら私は人と比べてこだわりが強いという結論を導き出しています。

例えば。素敵なカフェで過ごす午後。「決めた？」「決めた」「先頼んでて、すぐ決まるから」メニューに私が目を落としている間にあの人がスコーンを頼む。「セットのドリンクはいかがいたしますか」「あ、じゃあコーヒーで」

って、ええええええええええまじかよ気が知れねえ

と。内心思っています。もちろん顔色一つ変えずにちらりとメニューから目を上げる程度ですけども。

スコーンと言えば紅茶、紅茶と言えばスコーン、そういうアベックとして生み出されてるじゃないですか。ええもちろん珈琲だからまずくなるってことはないでしょうね、ないでしょうけども。それでも何故最高の組み合わせをあえて選ばずにあえて珈琲という二番手三番手と手を組むのか。同じものを食べるのであればそれが最も美味しいとされている組み合わせで食べた方が幸せじゃないのか？違うのか？1たす1は2だと思っているのか？違うだろ！それは3にも10にもなり得るのに何故……分からない。

ケーキにハーブティーとかももう、傍で聞いていて「ほんっっっとに？それでいいの？ファイナルアンサー？」と聞き返したいけどもちろん淡々とメニューを見て黙っていますよ私は。いや本気でケーキに合わせてきてる特殊でこだわったハーブティーなら良いのです。でも大抵は違うじゃない。飲み物と食べ物が別々のページに載ったメニューの中で、「一番の食べ物」と「一番の飲み物」を選んでいるのでしょうがだからそれはだって違うんだってばー！！

言わずもがな、ケーキとスタバの甘いやつとか頼んでるのとかもう空恐ろしくて叶わない。もうー怖いよね。怖いよ。私の理解の範疇も想像の範疇も超えてますよ。自分が完食・完飲できるビジョンが1ミリたりとも浮かばないもん。いや凄いよね、人間って全然違うんだよ。もはや感動さえする。

ケーキにももちろん色々あって、チョコケーキ系はやっぱり珈琲が良く合うし、ベイクドチーズケーキは甘さが強そうだったら珈琲、そうでも無さそうだったら渋めの紅茶ならありかな。ミルクを入れるか否かも真剣に合うかどうかで決めるよ。イギリスのショートブレッドが大好きなんだけど（コンビニに売ってる赤いチェック柄のやつ）、これはもちろん紅茶でしょ。クラッカーみたいなちょっと塩気のあるものは紅茶のほうが合う気がする。せんべいを食べるときは緑茶でしょ。あんこ系の和菓子に珈琲を合わせるのは結構好き。あんぱんとかあんドーナツって、珈琲飲むために作られたパンなんじゃないかな。嬉しいね！

最近はレモン炭酸水をお酒の代わりに飲むのにはまっているのだけど、パスタを食べるときはレモンが邪魔だからただの炭酸水を作り直すじゃん。緑茶は意外とご飯に合わせるのがちょっとむずかしい気がする、味が濃いから？和食だとしても飲みたくなるのは食後だから、食べてるときは水か麦茶かな。

悩ましいのはワインで、コース料理で魚と肉、両方出るとき！これは困るのよ！もちろん魚は白ワイン、肉は赤ワインで食べたいのだけれど、一品で一杯飲みきれないからね……。結果的に白ワインの方が体調に影響を与えないのでそれで粘ることになりがちだけど、ああ私はこの肉をベストな合せ技で食べられていないんだわと思うと結構悲しい。

ごはんに牛乳、とかはもはや違う宗教・異世界の住人って感じでわかりやすいから逆にいいんだけどね。

……何の話だ？

雑誌やコスメ垢を日常的に見て化粧品情報を仕入れ、自分は化粧が嫌いではなく自主的にやっていると思い込んでいたが、違ったのかもしれない。礼儀としてやっていたのかも。

まじか！この考察の続き気になっている。私は自粛以降、しない化粧に興味が湧いたり失ったりを繰り返してる。化粧しないけど友達がおすすめしていたリップを買っちゃった！自分でも好きなのか嫌いなのか分からない！

そもそも、人の教えを受け入れることってめちゃくちゃにハードル高くないか？

俺は本当にプライドが高いから無理ですね。言われて2年くらいして受け入れられたりするかな……時差必要です。