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フォトマスターEX (その5)

1枚目に「車両形式写真」、2枚目を「流し撮り写真」としたので、
3枚目は「夜間撮影」のバルブ作品を選びました。

ただ、『各種技法を用いた指導に役立つ作例制作力』という観点から、
単純なるバルブ作品ではなく、若干の景色が入っているものを選びました。

提出したのは、山手線大塚駅スグのところにある空蝉橋から撮影した写真で、バックの東京スカイツリーがアクセントになっています。

実は、この作品は偶然が重なって出来た作品なのです。

まず、日没前に撮影した写真をご覧下さい。

振れ止め金具が車両の前面に・・・


空蝉橋から大塚駅を望むと、どうしても振れ止め金具?(もし間違っていたらゴメンナサイ) が車両前面に被ってしまい、かなり目障りとなります。

そこで、撮影は日没後としたのですが、帰宅ラッシュ時間帯は、この大塚駅では、内回りと外回りの列車の同時発着が、ダイヤ上殆ど無いのです。
これは、当日、駅の時刻表を見た瞬間、愕然としました。

しかし、遠路来たからには撮影せずに帰る訳には行きません。
とりあえず現場で撮影を開始しました。
橋には車道部と歩道部があるのですが、人通りもあることから、自立型一脚をセッティング。なるべく邪魔にならないよう、最大限配慮して撮影しました。
当然ながら、同時に発着することはなく、何本かを撮影した後は悪戯に時間が流れました。

1時間ぐらい経った頃でしょうか、外回り線に停まった列車に抑止がかかり、大塚駅で停車状態で止まってしまいました。そうこうしていると、内回り線に列車が入線。見事に並びが実現しました。

後で分かったことですが、品川駅で車内トラブルがあり、車両の窓ガラスが割れた為、抑止がかかったそうです。

とにかく役者は揃いました。
東京オリンピックを翌年に控えていたこともあり、この日のスカイツリーのライトはレインボーカラーも含まれていました。そして、最終的に選んだコマが、こちらの写真です。

「家路を急ぐ」

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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