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逸品ぎょうざ頒布会を3ヶ月やってみた振り返り

なかなか餃子を食べに行くことも難しい環境となり、餃子のお取り寄せが注目される機会が増えた今年の4月から開始した「逸品ぎょうざ頒布会」。急遽立ち上げた企画で、ご協力頂いた餃子メーカーの皆さまと、頒布会参加者の皆様のご理解・ご協力を頂きながらを、なんとか気合で3ヶ月やってまいりました。そこで、いったんこのタイミングで振り返ってみたいと思います。

逸品ぎょうざ頒布会のコンセプト

焼き餃子協会がセレクトした餃子が、毎月工場から直送されてくるというコンセプトで始めましたが、実はお送りしたのは餃子だけではありませんでした。

それは、餃子を作る人たちの顔と、餃子への思いと技術です。

美味しい餃子はどんな人が作っているのか。トレーサビリティではないですが、作っている人の顔が見えるということは安心感に繋がると思っています。また、日本酒の杜氏のように、作っている人がブランドになったらいいなという思いがあります。

その人たちは、食べる人たちのことを思って餃子を作っています。美味しく食べて欲しいから、食材へのこだわりや、調理のこだわりを大切にし、また当然に安心・安全であるための地道な努力を続けています。その作る人たちの思いや技術も、餃子と一緒に消化して欲しいのです。

なので、餃子を餃子工場からお送り頂く際に、そのような思いや表情を伝えるような写真を1枚の紙面にして、餃子に同梱して送ってもらっています。

頒布会の会費として、CAMPFIRE Communityで決済頂いている方からは4980円、STRIPEで決済頂いている方は4960円を頂いています。1000円は焼き餃子協会の会費として、残る3960円は餃子代と送料、決済手数料となっています。一度にお送りする餃子がだいたい60粒前後。人によって、これが高いと思うかもしれませんが、3ヶ月で解約者が4名。解約理由が、餃子が多かったからという方が2名。

4月にお送りした餃子「ぎょうざの宝永 苫小牧」

トップバッターは、確実なもので行こう。ということで、北海道の「ぎょうざの宝永 苫小牧」さん。3月中旬ごろから頒布会の相談を始め、4月に発送。テレビ番組にも立て続けにご紹介され、Webサイトでは販売中止になるほど人気の餃子。この時点では会員募集を募りながらだったので、配送も4回に分けて手配頂くなど、ご面倒をおかけしました。

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お送りしたのは
宝永餃子(スタンダード) 20粒
宝永マイルド餃子(ニンニク不使用) 20粒
宝永チーズ餃子 15粒
でした。

宝永餃子の特徴は、もちもち食感と焼き目のパリパリ食感がバランス良く楽しめる皮で、北海道産の豚肉と鶏肉を使ったジューシーな餡を全部手包みしているところです。餃子なんてどれも同じでしょと思っている人でも、この3種類の違いは明らかに分かるはず。それぞれの特徴を出すために、餡のバランスも変えているから。それでいて、3種類のバランスが非常に高い。

この餃子のご紹介を、工場長の武田さんのメッセージとともに全国にお送りしました。

頒布会で初めての餃子ということで、参加している方々もワクワクしながら餃子を開封し、丁寧に焼いて美味しくお召し上がり頂いたようです。頒布会をきっかけに、宝永餃子をリピート注文した方もいらっしゃいました。


5月にお送りした餃子「たかなべギョーザ」「中国料理樹樹」「藤原牧場」の餃子

昨年発足した「餃子のまち高鍋 推進協議会」に相談し、「高鍋町は餃子のレベルが非常に高い」ということを全国の方に体験してもらえるような3店舗の餃子を、頒布会でお送り頂きました。

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たかなべギョーザさんからは、50年の歴史を持つ薄皮な餃子と、ちょっと個性的な味付けの棒餃子をご提供頂きました。餃子の味にうるさい高鍋町民の間で人気を二分するたかなべギョーザの味です。


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樹樹さんの餃子は、たかなべギョーザよりも皮の厚みがあり、スタンダードながらレベルの高い餃子の味の食べ比べを楽しんで頂けるだろうと思って選ばせて頂きました。


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藤原牧場やまんうえさんの餃子はハーブ牛100%の餃子。豚肉の餃子と違った風味、焼き加減を楽しめると考えました。


これら4種類の餃子、全て個性が違っていて、それでいてどれも美味しい。まさに「餃子のまち高鍋」のレベルの高さを感じていただける内容だったと思います。

この時も、たかなべギョーザの2代目オーナー武末さん、樹樹オーナーの清水さん、藤原牧場オーナーの藤原さんの餃子を作る風景写真などと一緒に、餃子を全国に配送頂きました。

4月に比べて、皆さんの餃子を焼くレベルがどんどん高くなってきているのが、とても素敵です。


6月にお送りした餃子「ほぁんほぁん点心餃子工房舗」「マルシン飯店」

京都は餃子の聖地としても知られていて、全国にお店を持つ餃子の王将や、ミシュランガイドに掲載された歩兵や亮昌などの有名店が京都から生まれています。その一方で、全国区で有名という訳ではないけども、地元に愛される逸品餃子も存在しています。6月の頒布会では、そのような餃子をお届けしました。

しかも、経営的に全く異なる2店舗の餃子を、一挙にお届けという無茶を2店舗のお力をお借りして実現。

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京都の嵐山にお店を持つほぁんほぁん点心餃子工房舗さんの「古都の元祖焼き餃子」は、餡や皮の口溶けの良さを意識した優しい餃子。お肉は豚肉と鶏肉のブレンドで、さっぱりだけど後を引く味付けがされています。二口目からが美味しい餃子。


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京都の東山三条にお店を持つマルシン飯店さんからは先代から引き継いだ「マルシン餃子」と、現オーナーの開発した「熟成豚肉餃子」をお送り頂きました。マルシン餃子は古き良き町中華の餃子で、にんにくがビシッと聞いた野菜の旨味が美味しい餃子で、熟成豚肉餃子は熟成豚肉の味が強調されるように肉の多めな美味しい餃子。どちらも個性的で、印象の強い餃子です。


6月は、急遽ではあったのですがほぁんほぁん点心餃子工房舗オーナーの山口さんと、マルシン飯店オーナーの前川さんを交えたZoomミーティングも開催。私は餃子を焼いているフライパンを写しながら参加して、餃子の美味しさの理由を探るトークを行いました。山口さんが元相撲部だとか、前川さんがラガーマンだったとか、プライベートな背景から先代と現オーナーの味の違い、普段は言えない餃子への思いなど、様々なお話を伺わせて頂きました。

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餃子を作る人たちの秘めた思いを知ると、そんな愛情を込めて作られた餃子の一粒一粒がさらに美味しく感じられます。それをぜひ多くの人に体験して頂ける機会となるので、今後もZoomミーティングは開催して行きたいなと考えております。

頒布会にご参加されている皆様にも、多くの投稿をいただいております。ありがとうございます。


今後の頒布会からお送りする餃子

7月は、鹿児島の「ビッグファイブ」さんから餃子を3種類お送りします。黒豚の名産地として知られる鹿児島で、様々な餃子を作り続けているビッグファイブ さん。その中でも人気の「黒豚入り生餃子」「しそ生餃子」と、最近開発されてまだ地元でのみ限定販売という「チーズカレー餃子」の3種類を1セットで工場直送いたします。

8月は、餃子祭りなどでいつも大行列ができる人気店「夏目家」さんの餃子をお届け。夏目兄弟が母親の餃子の味を再現して作った独特な食感の「和風あん餃子」をはじめ、餃子イベントで大人気の「丸もち餃子」、通販で人気の「松阪牛肉汁餃子」の3種類をお届け。どれも全く違う個性のある餃子ですので、きっとお楽しみ頂けるはず。

また、Zoomミーティングも引き続き開催します。7月は5人の子供たちを餃子を売り歩いて育てたシングルマザー、ビッグファイブ社長でもある政田久子さんをゲストにして開催。8月は、夏目家の餃子を作る夏目兄弟をお迎えして開催予定です。

ぜひお楽しみに!


逸品ぎょうざ頒布会の参加方法

現在、頒布会は50名の定員に達したために公募を中止しています。ただし、「頒布会の会員からの推薦」または「焼き餃子協会の会員」である方に限ってご参加を承っております。参加したいというご要望を頂きました翌月分から配送いたします。決済方法はクレジットカード決済のみ、月額4960円(税込)です。もしご参加されたい方がいらっしゃいましたら、身近な頒布会会員にご相談ください。

逸品ぎょうざ頒布会は、餃子だけをお届けするサービスではありません。餃子とともに、餃子職人の愛を工場から直送しております。また、それを選ぶ私の愛もまた、メールやお手紙に込めてお送りしております。受け取った皆様の愛が循環するコミュニティにも合わせてご参加頂けると、さらに餃子の美味しさは増幅すること間違いございません。

まだ頒布会への参加は様子見だという方は、ぜひオープンチャット コミュニティ「焼き餃子研究会」にお越しください。

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オープンチャット「焼き餃子研究会🥟」

これからも、全国の美味しい餃子をお届けしてまいります。

Webエンジニアリングと餃子についてはお任せください。