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長男との旅-4月4日

長旅の疲れが少し出てきたこの日。
本来でしたら、奈良を6時前の電車で出発する予定でしたが、少し予定を遅らせました。

京都での宿泊は高いことから、奈良に宿泊をして京都を巡るということに。
当初はJRで移動の予定でしたが、近鉄特急の方が早く確実に座れるということから、近鉄で移動
8時前に京都駅に到着したものの、すでに駅前のバス乗り場には多くの外国人が。

今回の旅は歩くことが多く、この京都でのその覚悟をしていた為、東山へ向けて歩くことに。

寄りたいと思いながら行程的に無理かな?と思っていた三十三間堂
丁度清水寺へ向かって歩いていたら目の前を通ったので、立ち寄ることに。
8:30からの拝観時間でしたので、10分程待つことに。

数日前の天気予報では、この京都観光も雨の予報でした。
しかし実際には奈良は雨で、京都は朝の内に雨は止むとの予報。
我々が京都駅から歩いた最には、一切雨は降っていませんでした。

三十三間堂の中は写真撮影が出来ない為、外観しかありませんが、仏像の数たるや、圧倒されましたね。
京都のお寺の中で一番凛とした空気を感じたのもここでした。
圧巻の仏像の写真を是非とも撮りたかったのですが、そこは我慢我慢。

長男も仏像の数とその雰囲気に圧倒されていました。

外国人観光客が多いという事実は駅前で目の当たりにしながらも、ここは参拝時間を待っての拝観ということもあってか、日本人のみしかいない状況でしたし、静かに心を落ち着かせてお参りができました。

茶碗坂を上がると綺麗な桜が出迎えてくれました。

清水寺
中学生の修学旅行で必ず訪れる場所と言ってもいい場所だと思います。
私が通っていた中学校は、高校の付属校でもあり修学旅行の代わりにスキー教室だったので、私自身も初めて訪れた場所でした。

何気ない平らな場所にみえた場所が、実は足場を組んだうえに建てられているものだと知った長男は、ちょっとビビッていました。
十津川でも散々そんな建物は見てきたのですが、京都の仏閣までそのような立て方をしているとは思ってもいなかったようで、その高さには驚いていたようでした。
十津川では一応鉄筋コンクリートでしたが、ここは木造。
木造でここまでの大きな建物を足場で支えていることは驚きでもあると思います。

三十三間堂とは異なり、日本人の方がマイノリティーでした。
というか、日本人が本当に居るのかさえ疑わしいくらい、外人ばかりでしたね。
という我々のその中の二人なのですが…

食べ歩きをしても良いんだよ。
そう、長男に伝えても、なかなか決められない長男。
全部食べてみたいから。
というのが主な理由。
おなかには限界があり、全てを食べるのは無理。
なので、後悔が無いように厳選して食べる物を選びたいのだけど、全てが美味しそうで結局決められない。
そんななか、バームクーヘンの食べ歩きサイズを見つけてお店でいただくことに。
バームクーヘンと抹茶アイスと。
一つずつ購入し分け合うことに。
黙っていたら、一人で両方平らげる勢いでした。

三念坂、二念坂、一念坂
どこも一杯でしたね。
そんなかな、観光客向けではない、こんな梅干しが販売されているのをみつけました。
一つ一つが丁寧に個装されている梅干し。
食べてみたかったのですが、恐らく一つだけという購入は出来ないのではないかと思い断念。
京一輪という名前がついてるくらいですから、知る人ぞ知る逸品なのでしょうね。

昔ながらの食べ物があったり

狸の置物(信楽焼?)があったり

ジブリがあったり。

ねねの道でも綺麗な桜を見ることができました。

高台寺はさすが、茶室の似合う場所でしたね。
清水寺にしろ、高台寺にしろ、京都の神社仏閣は、神や仏の宿る場所というよりは庭園を楽しむ感じですね。
紀伊山地にある神社仏閣のような、信仰心が根強く残る場所というよりは、信仰よりも観光といった雰囲気でもありました。

外国人観光客が多いからそう思えるだけではなく、空気感のようなものでそのように感じました。

高台寺の向かえ側にある圓徳院は、京都東山の中で最も落ち着ける場所でした。紅葉の季節ではありませんでしたが、二つの異なる庭園は雰囲気が全くことなりそれぞれよかったですね。


出たところにあったお店で、抹茶ソーダと、ゆずソーダを頂きました。
ゆずソーダ、めっちゃはまりました。
出来れば2ℓボトルで頂きたいくらい。

寧々の道を八坂神社方面へブラブラ

八坂神社は春のお祭りのようで、屋台がたくさん出ていました。
長男には、日本のお祭りというものも見せたかったので、お祭りと言えば屋台。いろいろな食べ物の屋台も見せることができました。

屋台と言えばたこ焼きでしょ。
ということで、猫舌であることを分かりつつ、長男に食べさせようとたこ焼きを。
久しぶりに食べるたこ焼き。
カナダでは日本食レストランで冷凍物を食べることができますが、冷凍とは全くことなるトロットロのたこ焼きを食べさせることが出来ました。

清水寺付近に比べると、この辺りは日本人率たかかったですね。
それでも、日本人は3割程度でしょうかね。
ほんと、外国人が多く居らっしゃいました。

八坂神社から白川沿いをぶらぶら
ここも人が多かったですね。

映え

そんな写真を撮りたいのは誰もが同じなのですが、
良いポイントを独り占めしている人、
撮った写真をその場から動かずに確認をしているひと、
白川沿いの狭い道に、すでに営業車が止まっているにも関わらず、対面に単車を止めて、他の車両の交通の妨げになっていることもお構いなしで、映え写真に熱中している人。

まぁ、日本人も含めて映え写真の為に他人への迷惑を考えない人があまりにも多く、とっても複雑な気持ちになりましたね。

本当に映え写真が撮りたいのであれば、朝早くや夜遅く、人のいない時間帯に来るのが一番いいと思うのですがね。

もっともっと東山をゆっくり散策したい気持ちもあったのですが、長男に色々と見せてあげたいという気持ちもあり、ここから、三条駅に出て、西大路御池まで京阪で移動。
バスで金閣寺とも考えたのですが、あまりにも劇混み具合のバスをみて、暫く徒歩で金閣寺方面を目指し、途中でタクシーを捕まえることに。

金箔が貼られたこの建物をみて、
「クレイジーだ」
と長男の反応

まぁそうでしょうね。
雨風のあたる外側を金色で染めるなんて。

合成写真ではなく、本当に金色に輝く建物があるということ。
ネットで見たものが間近に本当にあることに驚いていました。

龍安寺、仁和寺と巡りました。
金閣寺から歩いてこれら二つの寺院を巡ったので、結構きつかったですね。

仁和寺からは荒電に。
荒電で太秦に出てJRへ乗り換え、京都でJR奈良線に乗り換えると、

ここも長男が見てみたいと言った場所。
私も初めての訪問でしたが、登っても登ってもまだまだ続く鳥居。
最後まで行く事は出来ませんでした。
途中見晴らしのいい場所で夕暮れを見ながら、長男だけ行かせましたが、長男も暫くして戻ってきて、
「この先にある地図をみたら、まだ半分にも満たない感じだったから諦めた」と言っていました。
360度カメラをもって、最後まで行く予定でしたが無理でしたね。

まぁ、一日でよくここまで回ったなと思いました。
一応、予定していた寺院は全てお参りすることは出来ました。

ここから、奈良市へ帰るのですが、伏見稲荷に停まるJRはおそらく各駅停車じゃなかろうかと考え、一旦京都まで戻り、近鉄特急で奈良市に戻りました。

活きたイカを食べさせてくれるお店があることを事前に調べていたので、そのお店に行ったのですが。
「300グラムくらいの中ぐらいのイカしかなくて…」
とのことでしたが、お願いをしたら、暫くして
「500グラムくらいのしか居なくて…」
100グラム1980円との記載があったので、500グラムくらいの大きなイカとなると1万円。
その値段を考えて活きたイカは辞めることにしました。
東京でも、同じようなお店があるのでそこでトライすることに。

近鉄特急の中でもかるく食べたので、軽い食事でホテルに戻りました。

この日はかなり歩きました。

まぁ、当初雨かもしれない天気でしたので、雨に降られずに回ることが出来て良かったです。

京都の神社仏閣は、やはり茶の湯の世界とでもいうのでしょうか。
庭園を楽しむ感じであり、人々が古来よる続けている信仰を感じることはあまりなかった気がしました。

夫々が異なる雰囲気の神社仏閣をみて回った長男。
写真にビデオをかなり撮っていました。
自身の感想もしかり。

この時思った事と、後から見返した時と。
恐らく異なる感想にもなるかもしれません。
それでも、長男の中に何かが残ってくれればと思います。







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