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長男との旅-4月7日
この日の長男は、父親の旧友との再会に付き合わされる日に。
昼間は大学時代の仲間と。
夜は、中学時代の仲間と。
そんな同窓会という概念の無いカナダの中で生まれ育った長男にしてみたら、それも日本らしい新鮮な感覚なのではないかと思い、あえて、同窓会に同行させることに。
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新宿で大江戸線への乗り換えの際に見つけた警察のイベント?
白バイさえも、日本特有の物で、写真を撮っていた長男。
また、この先にあったデパ地下
デパ地下文化も日本特有のもの。
あまり時間は無かったものの、デパ地下の雰囲気も楽しみ、ビデオ撮影をしていました。
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大学のサークル仲間といったもんじゃ焼き店
椅子の下が物入れになっている様も、日本ならではのアイデア。
カナダには決してない考え方。
これすらも、長男にしてみれば新しい発見であり、カナダでも採用されても良いのではないかと思うアイデアでもありました。
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下町で生まれ、育ち、今もなお下町で暮らす先輩が作るもんじゃは、しっかりビデオに撮らせていただきました。
女将さん?
と言っても良い位の手つきで、中学生のころから焼いているというもんじゃと、お好み焼きをいただきました。
お好み焼きはカルガリーの我が家でも定期的に食べるものですが、もんじゃは初めて。
その見た目と独特な感じに猫舌の長男の反応が気になりましたが、美味しく食べていました。
これもまた、日本で食べる長男を唸らせた食べ物でありました。
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もんじゃストリートとも呼ばれるこの通りに、もんじゃの自販機もありました。
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古くからもんじゃを提供しているお店と、新しくブームに乗っかって出店したお店と。新旧が入り乱れていました。
また、繁盛しているお店と、あまりお客様が入っていないお店と、色々とありましたね。
我々が伺ったのは、サークルの先輩が親しくしているお店。
とっても美味しかったです。
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先輩の案内で、もんじゃストリートを歩いた後、勝どきへ。
勝どきに入ると一気に街の雰囲気が変わりました。
古い時代を今に残している月島と、高層マンションが当たり前の勝どきと。
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桜のトンネルを歩けると思わなかった長男は、写真やビデオを忙しく撮っていました。
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築地市場跡と東京タワーと
前日に東京タワーにも行った長男が反応していましたね。
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お茶でも
ということになり、昔サークル活動の際にも立ち寄ったデニーズへ。
デニーズ。
カナダにもあるのですが、ロゴが少し違うんです。
アポストロフィーの部分がカナダでは楓の葉っぱになっているんです。
そんな違いさえも写真に収める長男でした。
あまおうのデザートをニヤニヤしながら頬張る長男。
日本のデザートの美味しさを十分に理解し、何を食べても美味しいのが当たり前の日本。
カナダとの違いをかみしめているようでした。
昔話に花をさかせる我々と、道中に撮った写真や動画をカナダの友人に送る長男。
恐らく、長男にとって、旧友と昔話に花を咲かせる父親の初めて姿は、いつもと異なり、それはそれで新しい発見になったのかもしれません。
下町に住む先輩の案内で、勝鬨橋まで見る事が出来るとは思ってもいませんでしたし、綺麗な桜のトンネルをくぐる事も出来ました。
大学卒業以来に逢うことが出来たのも先輩のおかげでした。
ありがとうございました。
私の大学時代の仲間との時間を終えたあと、我々はこの日2度目の同窓会へ。
新宿で乗り換えとなるのですが、JRで国分寺まで行き、そこから西武国分寺線で小川まで行く方法も考えたのですが、西武新宿線に乗りたいという私の勝手な希望から、新宿で大江戸線を降り、西武新宿へ。
その際、日本のディープな世界を垣間見ました。
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ゴールデン街にも行きたかったのですが、ちょっと時間が無かったので、大江戸線から歩いて西武新宿に向かう際に、思い出横丁へ。
日本ならではの風景に、多くの外国人が歩きながら写真やビデオを撮っていました。
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中高をこの町に通った私。
当時、学校帰りに立ち寄った駄菓子屋の看板が残っていることに感動しました。
私自身は基本的には自転車通学でしたので、駅前などは放課後に友人たちと話ながら駅まで自転車で付き合う程度。
なので、主だった場所しか覚えていなかったのですが、まる天は忘れない場所でしたね。
焼き鳥屋に集まった仲間も、皆まる天の看板を発見し、写真を撮っていたようでした。
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高校の付属中学に通った仲間。
一クラスということもあり、その仲間意識は強く、40年経った今でも、あの時と同じクラスメイトとして集まることが出来る。
私は2年生の2学期からこの中学に転入したのですが、仲間が優しく受け入れてくれて、いい関係を持つことができました。
野球部に所属し、当時のキャプテンはキャプテンのままでしたし、生徒会長はそのままでした。
私がカナダから持ってきたみんなへのお土産
じゃんけん大会になった時、長男を引っ張り出し、長男に勝った者は残り、負けたものは脱落する。
長男を引っ張り出したのもキャプテンでした。
父親とおなじ年齢のおっさん連中が、盛り上がってのじゃんけん大会。
恐らく長男には、自分達と同じようにガキのようにはしゃいでいるおっさん連中を見るのはとっても新鮮だったと思います。
野球部の顧問であった先生も参加して下さりとっても楽しい時間を共有できました。
中学生のままの馬鹿な話をしながら、色々と私の長男にも気を使ってくれる仲間。
長男は、私の中学時代の同窓会はとっても楽しかったようで、もし再度このような会が開かれるなら、父親の私と一緒に参加したいと言っていました。
カナダでは、小学校の時の友達と再開するような機会も無く。
中学校でのクラスメイトとも再開するような機会もない長男。
6月で高校を卒業する長男ですが、果たして高校卒業後に、日本のような同窓会という物が開かれるのか。
恐らく無いでしょうね。
私の父親は、
「大学時代の仲間は一生の仲間だから大切にしろよ。」
と、よく私に言っていた。
しかし、私にとっては、どの時代の友人について順位をつけるつもりはないものの、この中学時代の仲間が、最も遠い時代の存在でありながら、最も信頼し、気楽に話が出来る存在でもあります。
夫々が別々の大学に進み、大手メーカーに勤めている者、母校で働いている者、会社を経営している者。
それぞれ、社会人としては全く異なる立場でありながら、そんな肩書を捨てて、いつでもあの中学の教室の関係に戻れる、馬鹿なことを言い合える様子に、長男も心を許せる父親の仲間に、楽しさを感じたようでした。
私の友人と、帰りの電車の中で2ショット写真まで撮っていましたからね。
カナダの少しドライな学友との関係と、日本特有の同窓会という文化。
これもまた、長男にとっては、想像し得ない日本になったかもしれませんね。
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