ガイドのお仕事-11月10日
およそ、1か月ぶりのガイドのお仕事になります。
10月のカナダのサンクスギビングから、12月半ば位の期間、約2か月はデッドシーズンとも呼ばれ、夏の観光が終わり、スキー場がOPENして滑走面積がある程度充実するまでの間、この地を訪れる人が最も少ない時期。
この季節に、ご家族がロッキーを訪れてくれました。
ご主人は高校生の頃にカナダのかなりの田舎に1年間留学をしたことがあるのだとか。
お客様をお迎えに、朝焼けの中、バンフの街へ向かいました。
朝は谷間に低い雲が残っていて、キャッスル山が少し見えるか見えないかの状況でしたので、最初の観光場所はレイクルイーズに。
夏とはことなり透明感の高い水の色となっていました。
この秋から初冬は、寒波がまだやってきていない状況で、湖はまだ凍っていませんでした。
徐々に雲が取れてきて、山も綺麗に見え始めました。
そして、湖面も穏やかになり、逆さロッキーが映っている、とっても綺麗な景色を見ることができました。
少し奥まで行くと、夏とは異なる青い色をした湖に出会うことができました。
この日は風もなく、-1度程でとっても穏やかで、透明感のある綺麗なレイクルイーズを楽しむことができました。
雪に覆われているクロウフット氷河ではありましたが、氷河の青がとっても綺麗に見ることができました。
ボウレイクでは少し風がふいていたので湖面が揺れて逆さロッキーにはなりませんでしたが、とっても綺麗でした。
お客様、人生初のカンジキを体験していただきました。
ビーバーダムも間近に見れて雪の中をとてもたのしんでいらっしゃいました。
この日の昼食は、暖炉のあるカフェで。
お客様は皆様ハンバーガーを注文されていました。
私は白身魚のフライとタプリのサラダを。
寒い中で遊んだ後は、暖かい食べ物がうれしいですよね。
ハンバーガーでも、ポテトフライかサラダを選ぶことが出来るので、海外旅行中に野菜不足になりがちななかでも、ちょっとうれしいですよね。
昼食の後はモランツカーブ。
1Aの真っすぐな道
朝、雲に殆ど隠れていたキャッスル山
その後、これまたお客様人生初のクランポンを足につけて、凍った歩道でも全く問題なく歩いてジョンストンキャニオンへ。
綺麗な滝を見に行きました。
まだまだ水量が多かったです。
週末でもあったので、洞窟のなかへの行列がかなり長く、恐らく1時間は待つであろう状況でしたので、洞窟へは行かずに次の場所へ。
バンフを代表する山の一つマウントランドルが綺麗に見えるトゥージャックテイクへ。
この頃になると太陽が間もなく山の向こうへ落ちる時間帯に。
するととっても大きなエルクの雄に出くわすことができました。
この個体はとっても大きかった。
最後、バンフの街を見下ろす事が出来るビューポイントからの景色。
カナダの長い貨物列車を見る事も出来ました。
天気にも恵まれ、寒い中でも寒すぎず楽しい観光ができました。
この日の夜、二十数年ぶりにホストファミリーと再開のようで、多少の緊張をされているとおっしゃっていたお客様とお別れをしました。