6人の国会議員がトルドー政府に対し、2019年の選挙における共産中国人の影響力疑惑について協議するよう要求

元記事はこちら/Original article here

オタワ（LifeSiteNews）-カナダの国会議員6人は、ジャスティン・トルドー首相の自由党政府が、中国共産党政権が2019年の連邦選挙で候補者に資金提供していたとする報道について公に協議するよう要求しています。  

「最近の厄介なメディアの報道で、カナダの情報当局が今年1月に首相と複数の閣僚に、中国共産党（CCP）が2019年の連邦選挙に影響を与えるために積極的に働いていると伝えたことが明らかになった」 議員たちは先週水曜日、下院の手続き・院務委員会（PROC）のバーディッシュ・チャガー議長にあてた書簡で、このように書いています。

「さらに、元CSIS（カナダ安全保障情報局）捜査官は、政府がこの外国による民主主義プロセスへの干渉に対処し、起訴するための真剣な行動を取っていないと批判している」と、国会議員グループは付け加えました。

この書簡には、カナダ保守党のLuc Berthold、John Nater、Michael Cooper、Blaine Calkinsの各議員と、ブロック・ケベック党の議員で委員会副委員長のMarie-Hélène Gaudreau、新民主党（NDP）のRachel Blaneyが署名しています。

署名した議員は全員、手続き・院務常設委員会のメンバーである。

同グループの書簡は、LifeSiteNewsが報じた最近のGlobal Newsの記事で、CSISが2019年の連邦選挙において、中国共産党の直接的な資金提供や影響下にあると考えられる少なくとも11人の候補者を特定したと述べたことに直接対応するものである。

国会議員たちは、中国共産党の干渉に関する報道を受け、「常任命令106（4）に従い、手続き・院務常任委員会を公開で開催し、委員会がこの厄介な事実に対してどのように対応すべきかを決定するよう要請する 」と記している。

同団体は、その会合は 「できるだけ早く開催されるべきである 」と述べている。

下院の手続きでは、2つ以上の政党から少なくとも4人の議員が要求すれば、委員は事実上、委員会を公開で開催することを強制することができるとされている。

保守党のコッパー議員は先週ツイッターで、会合を要求する手紙のコピーと一緒に、「北京のカナダ国内での外患誘致作戦に対抗する計画は、とっくに期限切れだ 」と書き込んでいる。

In January, Justin Trudeau was briefed by CSIS about potential CCP interference in the 2019 election.

It's long past due for a plan to counter Beijing's foreign interference ops on Canadian soil.

We've requested an emergency meeting of the PROC committee to get answers. pic.twitter.com/Df9AgAORfx

— Michael Cooper, MP (@Cooper4SAE) November 9, 2022

Global Newsによると、トルドー首相と一部の閣僚は今年1月、この秘密資金疑惑に関する情報を入手し、北京の努力はカナダの民主プロセスを破壊する具体的な意図を持って行われたと情報筋は主張しているという。

また、報告書はCSISからの情報として、中国共産党と密接な関係にある候補者に仲介者を通して支払いが行われたことを指摘した。この海外からの浸透は、中国共産党が国会議員の事務所に工作員を配置し、政策の方向性に影響を与えようとするまでに至ったと伝えられている。

2019年の候補者の名前は特定されていないが、干渉の疑いがあるのは、自由党と保守党の両方の議員であると伝えられている。

最近のLifeSiteNewsの報道では、2021年の連邦選挙で、CCPのエージェントがカナダ保守党（CPC）から票を動かそうとしたと、目撃者が下院事務委員会に語った経緯が紹介されています。

また、今年7月、LifeSiteNewsは、連邦調査部門が行った分析により、CCPがカナダの2021年連邦選挙の結果にも影響を及ぼそうとした可能性があることを報じた。

2021年の選挙の直後--トルドーは2019年と2021年の両方の選挙で勝利した--保守党のレオ・ホウサコス上院議員は、「An Act To Establish The Foreign Influence Registry and to amend the Criminal Code」 という正式タイトルの上院法案S-237を提出した。

この法律が可決されれば、現在第2読会ですが、「外国政府、外国政府に関連する個人または団体」から資金を受け取ったすべての連邦ロビイストは、支払いの有無とクライアント名を開示しなければならないことになります。これを守らなかった場合、20万ドルの罰金と2年の懲役刑が科せられます。

トルドー首相が過去に中国の「基本的独裁体制」を賞賛し、中国共産党によるウイグル人への処遇を、信頼できる証拠があるにもかかわらず「大虐殺」と断定したがらないことから、カナダの政治における中国の影響は多くの人にとって驚くべきことではありません。

さらに、2020年に明らかになった軍の最高機密文書によると、トルドー氏の監視下で、中国解放軍（PLA）の部隊がカナダのオンタリオ州の軍事基地に招待され、訓練を行っていたことが判明した。