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サイクリスト団体、生物学的優位性を理由にトランス女性の女子レース出場を禁止

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国際自転車競技連盟(UCI)は、男性に生まれたトランス女性の全女子競技カテゴリーへの出場を禁止すると発表した。

国際自転車競技連合(UCI)は金曜日、最新の方針声明で、"思春期以降に移行した "選手は、生理学的な優位性から他の女性と競争することはできないと発表した。

「UCI管理委員会の会議は、6月21日にUCIが主催した、女子自転車競技へのトランスジェンダー選手の参加条件に関するセミナーの後に開催され、様々な利害関係者(トランスジェンダーとシスジェンダー選手、科学、法律、人権分野の専門家、スポーツ機関)がそれぞれの立場を発表することができた。

今後、(男性の)思春期以降に移行した女性トランスジェンダー・アスリートは、UCI国際カレンダーの女子種目(すべてのカテゴリー)において、さまざまな種目への参加が禁止される。

ソーシャルメディア上では、カナダのオリンピック選手で元世界チャンピオンのアリソン・シドーが、この変更を歓迎しながらも、ICUが長い間トランス女性の競技を認めてきたことを非難した。

「最初からどんな(男性から女性への)レースライセンスも認めていたのは、思い切った行動だったと言えるでしょう」と彼女はツイートした。

「UCIは、20年以上にわたって女性アスリートが公正さに関して提示してきた問題を無視してきたが、ようやく是正され、スポーツに詳しい人なら誰でも喜ぶはずだ。」

UCIは、男性出身のサイクリスト、オースティン・キリップスがツアー・オブ・ザ・ギラ女子大会で優勝したことに対する世論の反発が広まったため、トランス女性の参加に関する方針を見直す委員会を設置することになった。

UCIはその見直しの中で、現代の科学技術では、ホルモン補充療法によって男性として生まれたことによる身体的な長所がなくなることを保証することはできないという事実を挙げている。

「UCI管理委員会は、科学的に不確かな点が残っていることを考慮し、女性クラスを保護し、機会均等を確保するために、この措置をとる必要があると結論づけた。」

UCI会長のデイビッド・ラパルティエントによれば、UCIには女性競技者の機会均等を保証する責任があるという。

「UCIが、現在の科学的知見ではトランスジェンダーの女性選手とシスジェンダーの女性選手との間に機会均等が保証されていないことから、予防措置として前者に女性カテゴリーでのレースを許可することは不可能であるとの結論に至ったのは、この要請によるものである」とラパルティエント会長は語った。


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