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〜理想と現実〜


僕のことを知らない方にも僕のことを知ってもらいたいので自己紹介からします。

大学1年で千葉県に来てビックリしたことは、豚骨ラーメンが不味いこと、そしてジョイフルが見当たらないことである。
引退してから僕のマイブームは毎朝6時半に起きクラシックを聴き(ショパン)、豆から挽いたコーヒーを飲みながら読書をすることだ。
最近は、はらぺこあおむしやぐりとぐらをよく読む。
天気が良ければ隣町まで散歩に行くことも多々ある。

「球際は俺に任せとけ」が決まり文句。

球際番長こと

10番副将、篠田翔太です

長く拙い文章かと思いますが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

それではスタート!!

「理想とは程遠いサッカー人生」

俺が小学1年からサッカーを続けて感じたことだ。

プロになるのが夢でずっと続けたサッカー。

みんな理想があり、夢や目標を達成できると信じて続けたと思う。

ただ、現実は思うようにいかないことの方が多い。

上には上がいることを知った時。

キツい練習をした時。監督、コーチに怒られた時。

試合に勝てない時。納得のいくプレーができない時。

試合に全く出れない時。怪我をした時。

プライベートの時間が思うように作れなかった時。

何度も何度も辞めたいと思うことがあった。

なぜそんな自分がここまでサッカーを続けることができたのか。

それは試合に全て詰め込められていると思う。

試合に出れた時。
練習でした形で点が取れた時。
格上の相手に勝った時。
いいプレーができた時。
上手な選手を潰せた時。

あの瞬間に勝るものはないと思う。

あの瞬間を何度も味わいたいからずっと続けれた。

今年は拓殖大戦、東農大戦、千葉県リーグを優勝を決めた明海大戦とサッカーの醍醐味である互角以上の相手との試合を制して勝つことの喜びを多く味わえることができた。

その反面、醍醐味を引き立てるような負け方をした時は死ぬほど悔しいし、力を出せない自分に死ぬほど腹が立つ。
そんな時はサッカーなんてやめてやるって感情になる。

ただ、今年は嬉しい感情の方が多かった。

関東1部の相手に勝てた。
リーグ戦を2年連続で優勝できた。
去年なにもできなかった関東2部参入戦に再挑戦できた。
前向きにチャレンジできる環境にいれた。

そしてサッカーを心から愛していた。

だからここまで続けることができた。

"関東2部参入戦"

10月29日

立教大戦0-4負け。
自分たちが参入戦までに積み上げてきたものを全否定された気がした。
自分のミスで失点し、ゲームを壊してしまった。
また今年も去年のようになるのかと頭をよぎった。

去年と同じ失敗はしたくない。
ただそれだけだった。
去年の悔しさを知っている身としてもう一度チームを建て直すことが自分にできることだった。
そしてみんなのおかげで練習から雰囲気よくやることができた。

俺らはそこから2試合とも1点差で試合を勝ち切ることができ、2連勝でチームはいい方向に向かっていった。

11月19日

國學院大戦4年生は最後のつくし野グランドでの試合となった。
部員みんなが応援に来てくれて、大きな力になり、1-0で勝つことができた。
今年1くらいの出来で勝つことができた。
練習した形で点を取り、みんなで死ぬ気でゴールを守った。
部員全員で勝ち取った勝利だと一体感を感じた。

これがサッカーの醍醐味だと心の底から感じた。

3連勝をし引き分け以上で2位以上が決まるところまで自力で持っていった。

11月26日

最後、亜細亜大戦、去年1度も勝つことのできなかった矢板での試合となった。

結果は0-1で負けた。

最後の最後で醍醐味を引き立てるような負け方をしてしまった。
終わった瞬間は、何もできなかった悔しさと怒りが込み上げてきた。
力を全て出し切ることができなかった気がした。

出来としては、今年1番の悪さだったと思う。
最後の試合ということもあり、みんなナイスゲームと言ってくれたが、不甲斐なさすぎて、試合に出てないメンバーには申し訳なかった。

目標だった関東2部にあと1歩届かなかった。

サッカー人生で1番悔しい終わり方だった。

そして

「理想通りにならなかった」

ただそう思った。

10番を背負い強気に振る舞った1年間。

目に見える結果が出せず自分はチームに貢献できているのかと何度も葛藤した1年間。

それでも使い続けてくれたからどこかでチームを勝たせるプレーがしたかった。

最後の最後までゴールを取れないアシストもできない情けない10番だった。

力不足を感じた1年間だった。

そして

「このチームでもっと試合がしたかった」

「このチームに何かを残したかった」

"チームの為に"という気持ちがここまで芽生えたのは初めてだった。

副将を任されてからチームのことを考え、旭、磨於とチームが良くなるように行動し続け、このチームが好きになった。

だからこそ

中院が"大好き"だと心の底から言える。

旭へ。
1年間どんな時もチームのことを最優先で考えて動いてくれたおかげでみんな伸び伸びプレーできたと思う。
最後、怪我で試合に出れなくなって1番辛かっただろうけど、そんな姿微塵も見せずに誰よりも声をかけ、チームを盛り上げてくれてありがとう。
芯がブレず最初掲げた目標に向けて1番行動で示していたと思う。
出逢った中でもダントツにクサいカッコいいキャプテンだったよ。
お前が俺らの代の主将でよかった。

後輩達へ。
生意気なやつが多かったけど、ボロカス言ったらなんだかんだ言うこと聞く可愛いやつばっかだったよ。
ボール後ろから当てたり、氷投げたり、至近距離でシュート打ったりできたのはお前らだからだ笑
残りのサッカー人生思うようにいかないことばかりだけど、前向きにチャレンジし続けたら明るい未来が待ってると思い信じて突き進め。
来年こそ2部に昇格し、全員で笑って歴史を変えてくれ。

4年生へ。
みんなのおかげでここまでやれた。
サッカー中は厳しく、ピッチ外では仲良く冗談言い合ったりしたのが一生の思い出だよ。
入学した時よりだいぶ減ったけどこの学年でよかった。
本当にありがとう!

篠田翔太

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