ダウ理論 基本の基本【FX 3回目】
②トレンドは短期・中期・長期の3つに分類される
トレンドとは波の流れの事です。
相場が上昇しているなら「上昇トレンド」
下降しているなら「下降トレンド」
それ以外にレンジ相場と、よくわからない相場がありますが、まずトレンドを見つける事から相場は始まります。
相場には時間軸があります。
1分で波を形成するチャート、1時間で波を形成するチャート、1日で波を形成するチャートなどです。
文章だけだとわかりずらいので、画像を見ていきましょう。
①XAUUSD(GOLD)1分足
②XAUUSD(GOLD)1時間足
③XAUUSD(GOLD)1日足、 日足とも言います。
チャート自体は「FX チャート」などと検索すればすぐに見つけられます。
下記一例。
1分足チャートの場合、1分で1本ローソク足ができます。
2分経てば2本、5分経てば5本という感じですです。
チャートにはそれぞれの時間毎に確定するローソク足があります。
では、ここまでがダウ理論の
を説明するうえで最低限の知識です。
言葉の通り、トレンドは短期、中期、長期で形成されていると定義づけています。
短期トレンド 数時間~1か月程度
中期トレンド 数週間~数ヶ月
長期トレンド 1年~数年
また、最も影響力があるのは「長期トレンド」です。
数年単位で形成された波というのは、簡単には変わらず、転換する際にもエネルギーを一定時間貯める必要があります。
上記チャートはDXYUSD(GOLD)の月足です。
青枠は2006~2011年まで上昇トレンドが続いていました。
しかし黄色枠、2011年終盤~2013年初頭の期間はレンジ期間が形成され、
瓔珞、2013年中盤から下降トレンドが始まりました。
長期トレンドの転換には膨大なエネルギーが必要であり、ダウ理論の中にある長期トレンドを最重要視することがトレードするうえで必要不可欠です。
と、ここまでは初心者の方に向けた教科書通りの記載です。
基礎基本なので、重視することは間違えありません。
しかし最も影響力がある長期トレンドだけを注視していても、「実際資産が増えるのが数年」ともなりかねず、今すぐ現実を変えたい人は心折れてしまいます。
ここで意識してほしいのは「長期目線、中期、短期」で現状どの位置にチャートがあるのか、ということです。
長期目線で上昇していて、中期はレンジ、短期は下降などチャートは短期足を見ていくほど、考えることが多く、エントリーの難易度が上がります。
しかし短期足で、実力が伴ったうえで勝ち続けることができれば、長期足より高効率で資金は増えていきます。
よく、初心者の方はスイング~デイトレがお勧めされます。
私が考える理由として
・重要な長期の目線の基礎を養うこと
・プロのトレーダーに比べて実力がないうちは
「すぐに莫大に資産を増やそうとしてもできない」を実感する事
・相場の時間軸に慣れる事
このあたりかと思います。
私自身も長期の目線で取引したくとも、気持ちが焦り「現実を変えたい」意識が強かったので、結局は短期トレードを「意味なく」していた経験があります。
また兼業で仕事をしている主にサラリーマンの方は、「いかに効率的に業務をこなすか」「いかに早く仕事を終えるか」ということに注力しがちです。
しかしトレードはむしろ逆のスタンスを取らなければいけません。
「相場が絶対」である以上、自分自身の空いた時間など全く関係なく、チャートは無情にも進むべきところまで進みます。
徹底した待ちのスタンスが必要なのです。
私が考えるに兼業の人は専業の人より、「勝てるまでのハードル」が高い事と正直思います。
仕事、
家族との時間、
疲れた時の休息時間(チャートを眺めることもきついくらい)
時間的制約がどうしても専業の人より多いのが事実です。
しかし、兼業でも日々学習の工夫とエントリーの工夫をすることで、
ダウ理論の長期、中期、短期、それぞれどれが自分のライフスタイルとトレードに合っているかを決めてしまうことが重要です。
続
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