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あ、ちょ、梨子ちゃん!?

事の発端は朝。覚醒前 国木田花丸 コスプレ衣装 登校中の私に、よっちゃんが声をかけてきた。 「あ、リリー!おはヨハネ!」 「よっちゃん、おはよう。」 「千歌とかは一緒じゃないの?」 「日直だから先に行くって。よっちゃんこそ曜ちゃんは?」 「なんか先生に用があるって先に行ったわよー。」 登校中ではとっても珍しい、私とよっちゃんふたりの空間。 よっちゃんは名前の通り善い子なんだけど時々振り回してくるから...。 今日もその例に漏れず。 「ねえリリー、一緒に決めポーズしましょ!」 というか、今日はなぜか朝から一段とテンションが高い。 「なんで登校中にやるの...」 「いいでしょー、やろうよー。」 ゆらゆら肩を揺らしてくる。 私は牽制...というかおふざけに多少乗る形でこのあとのことをしたんだけど、まさかあんな目に遭うとは...。 「りこちゃんレーザービーム...!」 よっちゃんにいつものやつをお見舞い。テンション高い時のよっちゃんなら『ぐっ、なかなかやるわね!』とか『ふっふっふ、リトルデーモンがこのヨハネに勝てると思ってるの?』とか言ってきそうなもの。 だと思ったんだけど。 「...リリー...」 急に目はとろんとろんにとろけて紅潮した顔でゆっくりと近づいてきて、そのまま抱きしめられた。 「え、えええ!?ちょっと、なにして!?」 ジタバタしている私なんて気にしていない様子で、離してくれない。 誰かに助けてもらわなくては。 と、ちょうどいいところに花丸ちゃん。 「あ、あー!花丸ちゃん!助けて!」 突然夢の四段雪だるま 国木田花丸 コスプレ衣装 呼ばれて驚いていたみたいだけど、下で抱きついてるよっちゃんを見てもっと驚いたみたい。 目をまんまるにしながらこっちへ走ってきた。 「え、な、なにが起こってるずらぁ!?」 「私もわかんないわよぉ!とにかく教室まで頼んだわよ!」 「あ、ちょ、梨子ちゃん!?」 よっちゃんが無理やり引き剥がされた瞬間、好機とばかりに校内へ向けて駆けていった。 「あ、リリー、行かないでぇ...」 もー、どうなってるのよー...。

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