怪盗

『今宵十二時ちょうどに、私の大切なものを奪いに参ります。怪盗コユキ』
コユキから私の元へ届いた不可解なモモトーク。私の大切なものだったらわかるけど、コユキの大切なもの……? 少し前にシャーレの当番に来た時になにか忘れ物でもしたのだろうか。ブルアカ 生塩ノア コスプレ衣装


「先生? どうかしましたか?」
ソファーにぐだりと横になっている私の顔を、今日の当番であるノアが覗き込んでくる。
「あぁ、ノア。コユキからモモトークが届いてね」
そう言いながら、私のモモトークの画面をノアに見せる。一瞬、ノアの周りの空気が歪んだように見えたのは気のせいだろうか。
「まったく……コユキちゃんったらまた反省室に携帯端末を持ち込んで……」
「え、コユキはまた反省室にいるの?」
ノアは制服のポケットから私物の手帳を取り出し、何かを探すようにぱらぱらと捲りだす。
「えーっと……今回は、昨日の十四時三十七分にユウカちゃんのことを怒らせて反省室送りになりましたね」ブルアカ 朝顔ハナエ コスプレ衣装
反省室送りになるほどユウカを怒らせるなんて……コユキは一体何を言ったんだろうか。
「そういえば、今日は戻らなくていいの? いつもだったらコユキの不正が発覚したらすぐにセミナーに戻るのに」
「まぁ、今回はユウカちゃんにも大人げないところがありましたからね。それに、大人しく反省室の中に篭っているようですし今日くらいは多めに見てあげようかなと」
「それに……」とノアは続ける。
「コユキちゃんが言いつけを破ってまでここに来て盗みたいもの……すごく気になるじゃないですか」
「もしかしなくても……そっちが本命?」
ノアは何も言わず、ただただ微笑み続けているだけだった。
「それよりも、今日の分の仕事が終わってないんですから。早く片付けないと戻ってきたユウカちゃんにどやされちゃいますよ」
ノアは未だにソファーに横たわっている私の頭を二、三度ぽんぽんと叩くと、執務室備え付けの簡易キッチンの方へ歩いていく。私もそれを見届けて、ソファーから身体をゆっくりと起こす。少し休んだおかげで集中力も多少戻ってきた……気がする。多分。ブルアカ 鷲見セリナ コスプレ衣装

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