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澄み渡る空、どこまでも続いているのではないか

「ちょ、ちょっと」葛葉 アイドル衣装 コス衣装「お山の頂上は私たちみたいな修行してる人しか本当は行けないの。お山の出口は真反対にあるから連れてってあげる。ちゃんとつかまっててね!」そう言うと、彼女の持つ翼は大きくはためき、僕たちの体は宙に浮いた。「わっ、わっ、僕空飛んでる!」「あはは、あんまりしゃべると舌噛んじゃうよー?」慌てて、口を閉じる。その分意識を周りの景色に集中してみる。先ほどの閉ざされたような景色から一変。澄み渡る空、どこまでも続いているのではないかと錯覚させるほどの雲海にそびえたつ山々。この風景を一枚の写真として現像しても精巧なイラストだといわれてしまうだろう。それほどまでに荘厳な光景だった。視線を前に向けるとあんなに歩いてもたどり着くことのできなかった山の頂上がもう目の前にあった。そこには寺のような大きな建物が立っていて、そのすぐそばに僕たちは着陸した。「とうちゃーく。ねね、せっかく来たんだし、ちょっとゆっくりしてきなよ。おなかもすいてるでしょ?」そういえば、VTuber 笹木咲 コスプレ衣装早朝の散歩中に迷い込んだため朝ごはんもまだだった。ふと気づくと僕のおなかはとうの昔から悲鳴を上げていたようで、今にもおなかがなってしまいそうだった。「何か食べて見たいものとかある?」「ん―…そうだ!僕あれ食べてみたい、精進料理」「え、うーん…メリーが食べたいならお願いしてみる、ちょっと待っててね」そう言い残すと、お寺の中に山神は消えていった。後から聞いた話だが、本来招かれざる客は早々にお帰り頂くことになっているらしいが、山神の知り合いということもあって歓迎までしてもらえたらしい。しばらくして、山神が帰ってくると寺の中をゆっくりと案内してもらった。少し遠回りするようにして食事をする場所に案内してもらうと、そこにはすでに食事が並べられていた。「私とかは修行中でも僧侶じゃないからあんまり精進料理食べる機会ないんだよ、たまにあるくらい」「へー…でもすごいキレイ、整ってるって感じ」初めて食べた精進料理は味が薄いのかと思いきやしっかりと濃いめの味付けがされていて、肉や魚はないとはいえ満足感のあるものだった。そのあとは他愛のない話をして時間を過ごし、帰り際に厨房を借りておにぎりを帰りように作らせてもらった。

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