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にゃむ❤️の『看護まがじ〜ん』

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30年以上、自分のスタイルでやりたい看護を自由にのびのびとさせて頂いています。緩和ケアや認知症に関する記事が主になるかなぁと思います。
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2021年8月の記事一覧

本当のことなんて誰もわからない

何の不自由もない暮らしをして おしゃれな家に住む 素敵な家族が まさか 深い悲しみに暮れてることなんて あの窓の光を見ただけじゃ 誰も気付かない… まさか大好きなママが 誰からも愛されてたママが 天使になってしまったなんて… 外から見ただけじゃわからない 本当のことなんて誰もわからない …… ✳︎ …… ✳︎ …… ✳︎ …… 美しい天使になっていったお客様の家 少しまわり道をして通りかかってみた 他の家と同じように幾つかの部屋

コ・ウ・カ・イ(後悔) / あの時が最初で最期になるなんて・・・

“1時間半”・・・。 彼と一緒に居たこの1時間半が、最初で最期になるとは思わずあの時間を過ごしていた。 彼は、50歳代の独身男性の剛(つよし)さん。 薄暗い部屋の中でも彼の中肉中背の体が黄色く(黄疸)見えた。 そして異様なほどの大きなお腹(腹水)をみれば、“がん”が、彼の意思に反して体を占領していることが一目でわかった。 受診した時には、既にエンドステージの状態だった。 ついこの間までバリバリとサラリーマンをしていた彼が、この短い期間の中でこれだけの体の変化を簡単に受け入

『キャラ濃いめの人』は忘れられない?

自転車に乗っていたら、前に70歳代と思しき男性が自転車に乗っていた。 帽子(キャスケット)の上に毛糸のポンポンがついていてアニメキャラクターが、どデカく描かれた可愛いハイソックスを履いていた。そのポンポンは、絶対、後付けで付けましたよね?というポンポンだった。 知らない人だけど結構なインパクト。 翌日も同じ人を見掛けた。「うわっ、また見つけた!」とモグラ叩きのかわいいモグラを見つけた感じかアイスキャンディーの当たり棒を見つけた感じだろうか。 またあの後付けのポンポン帽子を被