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【2020年は現在地を”見つめる”1年でした】

大晦日。2020年はあっという間に過ぎ去ったことに気づきました。フェイスブックのタイムラインやメールでこの1年間を振り返る内容を見て、今日が大晦日と知りました。この3日間ぐらいは部屋の片付けをひたすらしたり、タメていた企画書や原稿を進めたりと、仕事(?)をしていて、この時間になるまで、意識しませんでした。


さて、1年間を振り返ると、最大の出来事を挙げるとしたら、みなさんと同じ新型コロナウイルスでしょう。だけど、わたしは大学を卒業したばかりで、仕事における当たり前を確立していなかったから、ある意味スムーズに対応できたのかなと思います。実際には様々な失敗があって、スマートとは程遠かったですけど。


世間や皆さんの投稿を見ているとキーワードは”変化”だったと思います。けど、わたしは”見つめる”がキーワードでした。なにを見つめるのか、それは人や企業、社会など外の世界でもあり、己の実力や思想、健康などの中の世界もありました。特に己を見つめる作業は、苦しさしかなかった気がします。なにもかも足らないのですから。


だからそれを埋めるためにオンラインでセミナー(今年は天狼院さんに大変お世話になりました)を受けたり、本や動画で勉強を繰り返していました。けど、それも辛く、反動で漫画を読んだりして、自己嫌悪に陥るときがありました。

自己嫌悪というと”ネガティブ”しかないと思いますが、わたしは案外気にいってます。ちまたでは自己肯定感が大事と言われた年でもありました。上を見上げても晴れることの空、前へ進めばいつ崩れるかわからない道。ひたすら不安に襲われたからだと思います。もちろん、それしかなければ、底なし沼に落ちるように苦しかったでしょう。けど、わたしにはある程度、自己肯定力があったのでしょうか、まぁこんなものだよな。と諦めに近い感情があったから楽観的に過ごせました。


で、わたしが自己嫌悪を案外気にいっている理由は単純で、自己肯定しかなかったら、気持ち悪いからです。ずっと陽とか耐えれません。昼があったら、夜もほしいのです。陰もときには必要なのです。そして、陰ならではの楽しみもあります。

コインも表と裏がないと流通しないように、陽と陰がないと、人として成立しない気がしています。ただ、個人的に好きな時間帯は朝焼けと夕焼けの時間で側面が大事と思ってます。表と裏をつなぐ存在に憧れているのかもしれません。


さてフェイスブックでは一切書いたことはないと思いますが、4月からとある出版社で働いています。編集者、記者、ライターなど様々な呼び方がありますが、仕事の流れの基本がわかりました(たぶん……)。

それは、

「発見して、記録して、編集して、届ける」。


もっと具体化したら、色々ありますが、けど究極的に求められているのはこの4つのプロセスです。いまの実力では圧倒的に足らないことは知っています。けど、それは諦める理由にも、挑戦しない理由にならないのですよね。行動が全てだと過去の自分に教えて貰ったこともあります。けど、プロセスも実力不足も自分を見つめなければ、わからなかったことでした。


外の世界。つまり社会を見つめる目がなければ、記者としては仕事にならないです。社会の変化はここでは書くつもりがありません。きっと時がきたら書くと思います。けど、多くの変化を見つめました。


だから、わたしにこの1年は見つめる年だったのかな。


それで来年はどんな年にしたいかと聞かれれば、「飛躍の年です」とかっこよく答えたいところです。けど、それは違います。

「土台を固める年です」。きっと一年目になんで土台(基礎)を固められなかったのかと聞かれれば、それは自由業に近い働き方をしていたからのでしょうね。道を見失って、経路が途絶えたアリのように右往左往していて、どうしたらいいのかわからなかったでした。でも年の瀬が近づくに連れて、方向性が定まり、目的を決めて、目標を掲げられるようになりました。


年が明けたら、もうちょい企画を実現させていきます。


それではここまで読んでくださった方々ありがとうございます。


本年も大変お世話になりました。

来年はより一層みなさんと一緒に面白いことを仕掛けていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。


良いお年をお迎えください。

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