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『コシバタカシのコミュニティFM大図鑑』#70(2023.8.5)

FM HOT 839(神奈川県相模原市)の『コシバタカシのコミュニティFM大図鑑』です。本日、埼玉県加須市に「FMわたらせ」が開局しました。2023年最初の新規開局です。2019年の東日本台風をきっかけに開局準備を進めて、今日の開局を迎えました。
本社スタジオは道の駅かぞわたらせに置き、毎日生放送の番組があります。埼玉ゆかりのスターダストレビューも推しているようです。

放送日:2023年8月5日(土)22:00~22:30
パーソナリティー:コシバタカシ


オープ二ング

夏真っ盛り。この時期と言えば、甲子園が盛り上がっています。全国約3,500の高校が、49しかない全国大会、甲子園への切符をつかむために戦い、甲子園では深紅の優勝旗を目指して、一度も負けられないトーナメント戦を繰り広げていきます。この夏も49の代表校が決まりました。昨年は宮城県の仙台育英高校が東北勢として初めて全国制覇を成し遂げましたが、今年はどうなるでしょうか。甲子園は明日開幕、こちらも注目です。

コミュニティFMニュース

今日のニュースは兵庫県姫路市のFM-genkiで放送している、お年寄りの介護や医療などの悩みに答える番組『解決なんでも困り事相談!』の話題をお送りしました。
地元で介護事業を手掛ける企業が製作する番組で、リスナーから寄せられたお年寄り向けの介護や医療などの相談を受け付けています。専門外の相談でもゲストを招いて丁寧に回答してくれることが好評で、これまで400通以上の相談が寄せられました。

コミュニティFMピックアップ・FM-POCO(福島県福島市)

福島市は福島県の中通りを代表する都市。土湯温泉は三大こけし発祥の地と言われ、細みの身体が特徴となっています。作曲家・古関裕而さんの出身地で、JR東北新幹線福島駅ホームの発車メロディーには夏の甲子園の大会歌『栄冠は君に輝く』が使われています。
FM-POCOは1996年開局。愛称のPOCO(ポコ)はスタジオがあるパセオ通りのP、置賜町のO、コミュニティのC、オンエアのOの頭文字をそれぞれ並べたものです。

キーワード①中心市街地の活性化

FM-POCO開局の大きな目的は中心市街地の活性化で、本社スタジオは開局以来福島駅東口近くのパセオ470通り沿いに置いています。近年は郊外の大型店に買い物客を奪われ、中心市街地に今一つ活気がありませんが、福島駅東口で市街地の再開発事業が行われていて、これに関連した「福島市街なか賑わい創出プロジェクト」にFM-POCOも参加しています。

キーワード②生ワイド番組

FM-POCOは平日に4本の生ワイド番組を放送しています。また、「参加するラジオ」を掲げ、市民に生ワイド番組に積極的に出てもらっているほか、市民が企画した番組も放送しています。
朝の『あさラジ762』内で放送している、福島市内の小学生が作文を毎日1人ずつ読んでもらうコーナー「今日もいい日になあれ」は開局当初から放送しています。

キーワード③地域に根差したパーソナリティー

FM-POCOのパーソナリティーは約20人、すべて福島市在住者で固め、それぞれのキャラクターを生かしながら、地域に根差した情報を発信しています。また、平日夕方6時半からの1時間は日替わりのバラエティーゾーンになっていて、地元のミュージシャンや大学生、パフォーマー、県議会議員、福祉に携わる方などが出演して、それぞれの得意分野を生かした番組を放送しています。

FM-POCOのスタジオ

※番組で聴取方法をCSRAサイマルラジオとご紹介しましたが、正しくは「JCBAインターネットサイマルラジオ」です。お詫びして訂正致します。

【M1】『新生わらじ音頭』
福島市の夏の風物詩「福島わらじまつり」で踊りに使われている曲。原曲は古関裕而さんが作曲。2019年、50周年を機に福島市にゆかりのある作曲家・大友良英さんの編曲でリニューアルされました。

想い出のコミュニティFM・SHANANA!FM(愛知県名古屋市中村区)&DANVO(同中区)

名古屋市で女性向けの雑誌を出版する名古屋流行発信(現・流行発信HD)とゲインの二社が、1998年に相次いで立ち上げたコミュニティFM局。ともに10代後半から30代の女性をターゲットに、雑誌ではできない速報性を生かした地元密着情報を流していましたが、他社との競合や不況の影響で経営に行き詰まり、SHANANA!FMは2008年にMID-FM761に引き継ぐ形で、DANVOも2009年に閉局しました。


名古屋市中村区をエリアに放送していたSHANANA!FM

【M2】つボイノリオ『名古屋はええよ!やっとかめ』

エンディング

福島駅にはJRのほか、福島交通と阿武隈急行という2つのローカル線が乗り入れています。改札はJRとは別の場所にあり、福島交通と阿武隈急行が共同で使用しています。ともに旅情たっぷりの雰囲気が味わえる路線で、今回の福島での取材では乗りませんでしたが、時間のある時にあちこち途中下車しながら満喫してみたいなと思いました。
(製作協力:福島コミュニティ放送)

お知らせ

全国のコミュニティFM局関係者の皆さん、ぜひ『コシバタカシのコミュニティFM大図鑑』に参加してみませんか? ジングルと写真、3つのキーワードを頂ければ、番組の中でがっつり紹介させて頂きます。よろしくお願い致します。


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