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『コシバタカシのコミュニティFM大図鑑』#93(2024.1.20)

FM HOT 839(神奈川県相模原市)の『コシバタカシのコミュニティFM大図鑑』です。能登半島地震の発生から3週間近くが経ちました。復旧は少しずつ進んでいますが、依然として1万人以上の方が避難生活を余儀なくされています。
こういう状況で自分に何ができるのか考えましたが、できる範囲でやれることをやる、そしてその心を持ち続けることが大事だと思いました。

放送日:2024年1月20日(土)22:00~22:30
パーソナリティー:コシバタカシ


能登半島地震とコミュニティFMの動き

冒頭は通常の内容を変更して、1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」についてお送りしました。これまで災害でコミュニティFMが果たしてきたことを振り返りながら、震源に最も近く局内が被災した石川県七尾市のラジオななおの動きや、同局で情報を発信したフリーアナウンサー・車吉章さんのことを中心にご紹介しました。
車さんは伝える側として、聴く人の側に立ってどれだけ伝えられるかの「情報着信」を特に意識したそうで、ラジオ、コミュニティFMは必要だということを訴えられていました。

石川県七尾市は能登半島地震で震度6強を記録した

【M1】岡本真夜『TOMORROW』

コミュニティFMピックアップ・FMぱるるん(茨城県水戸市)

http://www.fmpalulun.co.jp/

茨城県の県庁所在地である水戸市。「水戸黄門」こと徳川光圀は水戸藩の二代藩主です。名産として有名な「水戸納豆」は粒が細かく、粘り気があり、ご飯との相性がとても良いそうです。
FMぱるるんは1997年に開局。水戸駅南口のCOMBOX310にサテライトスタジオがあります。また、東日本大震災の教訓からアマチュア無線クラブを立ち上げ、緊急時は無線を使った情報収集も行っています。

キーワード①郵便局

FMぱるるんは水戸市の郵便局局長だった方が立ち上げました。郊外の郵便局はかつて地域住民の交流の場になっていましたが、それに代わる交流の場としてコミュニティFMを開局することになりました。愛称の「ぱるるん」は、友達を意味するパル(Pal)と、ルンルンした気分を組み合わせた造語ですが、実は郵便貯金の愛称だった「ぱ・る・る」にもかかっています。

FMぱるるんは水戸酒門郵便局の建物内にある

キーワード②地域

FMぱるるんの名物社長・小川啓子さんは、茨城県が都道府県の魅力度ランキングで最下位争いをしていて、それを自虐している傾向を憂いていました。小川社長は水戸市や茨城県には素晴らしいところがいっぱいあるので、リスナーにぜひそれを知って!という気持ちで伝えているそうです。他にも茨城のことばや、地元の企業の重役を招いてインタビューする番組なども放送しています。

キーワード③幸せ

FMぱるるんには約100人のパーソナリティーがいて、放送内容は厳しくチェックしていますが、同時に力を発揮できる環境作りにも心を配っているため、何年もパーソナリティーを続けて、開局すぐから担当している方もいるそうです。FMぱるるんは放送局、リスナー、パーソナリティー、スポンサーの輪がうまく回っていて、幸せの循環ができていると胸を張っていました。

【M2】Bank Band『糸』
FMぱるるん・小川啓子社長からのリクエストです。

エンディング

FMぱるるんで『COMBOX LIVE DISCUSS』のパーソナリティーを務めているさとうりかさんは、FM HOT 839がラジオパーソナリティーとしての出発点でした。さとうさんは2006年から2010年まで『サンデーリクエストライン』の3代目アシスタントパーソナリティーを務め、その後はさまざまな媒体で活躍されています。取材時、さとうさんにFM HOTの話をしたらとても懐かしがっていました。
(製作協力:水戸コミュニティ放送)

お知らせ

全国のコミュニティFM局関係者の皆さん、ぜひ『コシバタカシのコミュニティFM大図鑑』に参加してみませんか? ジングルと写真、3つのキーワードを頂ければ、番組の中でがっつり紹介させて頂きます。よろしくお願い致します。

配信やっています!

各種Podcastで『コミュニティFM大図鑑』を配信しています。新作は地上波オンエアの概ね3日後から配信します。お気に入り登録もぜひ!


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