裏庭を整える
昨年2月に今の家に入居。春から夏にかけて表の庭を整えた。
車の出入りがある場所の整備は大掛かりな工事が必要であったため、表庭は業者に依頼した。業者に依頼したとはいえ、こちらの意見を広く聞き入れてくれる業者を選んだため、私たちの好みが色濃く反映されたものだ。
今年は、裏庭を整えることにしている。
雨の日にカリカリと図面を引いた。結構面白い。敷地内の建物配置図を拡大コピーして、その敷地内に鉛筆で書きこんでいく。書いては消して、書いては消して。それらを繰り返して、おおよその形ができた。
雨があがった今日、裏庭を歩いて、コーンなどで目印を置き、全体の様子はこんな感じになるのかなとイメージを膨らませてみた。我ながら上出来な裏庭が出来上がりそうな予感がする。
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庭を含めた外回りの工事というのは、外構工事、エクステリア工事と呼ばれている。
それらの工事は、造園業者やコンクリート施行業者、カーポートを設置するアルミ業者などなど、多種多様な業者が連携をとりながら造り上げられていく。
それらを統括する庭づくり業者を探して依頼していたのだが、当初は難航した。
こちらの思いを受け取ってくれる業者がなかなかいなかったからだ。いや、厳密には、最初の業者があまりにもひどかったといえる。
「庭なんて最初は嬉しい嬉しいと思っていても、絶対に手入れが面倒になってしまいますから」とのアドバイスで、全てを防草シートで覆った砂利敷の庭を提案されてしまったからだ。
提案は提案として、そこから妥協点を見いだせるのかと思っていたが、全くダメだった。「畳半分程度の庭が限界ですよ」と、こちらの要望は切り捨てられてしまったからだ。
その段階から、園芸本を読み漁り、ゼロベースからアイデアをひねり出し、そのアイデアに耳を貸してくれる業者を新規に探し、やっとのことで出来上がった前庭。
仕上がりには満足しているが、出来上がるまでは難儀であった
ただ、園芸本を読み漁った副産物として、裏庭は自分たちでやってみたいなという気持ちがフツフツと湧いてきたのだ。
裏庭を自分たちで造ることに関しては問題もあるだろうが、裏庭は自分たちのできるところまで自力でやってみようと思う。
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裏庭は1年かかりで造ることになる見込みだ。季節の変化に合わせて、段取りよく作業を進めていきたい。
昨年の夏は、裏庭に雑草を育てるということをした。おかげで低層で広がっていく好みの雑草たちが裏庭に芽吹いている。それらの雑草を生かしながら、裏庭を仕上げるつもりだ。
表は人に見せる場所、裏は自分がくつろげる場所。同じようなトーンで裏と表がフィットするようなエクステリアにしていきたい。
前庭と裏庭ができて、家そのものも「全体が整う」ということになる。家が建ってから2年がかりになるが、自ら汗を流して造る裏庭は、また格別に愛着のあるモノとなるだろう。
出来上がりをイメージしつつ、根気強く造り上げていきたい。