腰を低くしながらも決して舐められてはいけない
父の他界してから13ヶ月が過ぎようとしている。
一般的に、実父や配偶者といった近しい人の死に際して喪に服す期間は、13ヶ月。
この期間を、あまり意識してきたつもりはなかった。だが、ここのところ何か吹っ切れる感覚を立て続けに実感している。
「やはりそういうことだったのだ」とでもいいたくなるような出来事に遭遇してきているからだ。
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父は、私に対して、諭すような言葉をチョクチョクとかけてくれる人だった。
三人きょうだいの中で、父と過ごす時間が比較的長かったからかもしれ