1998年 ポルトガル旅行記・6

3月1日~2日      リスボン→パリ(乗り継ぎ)→成田

いよいよ、リスボンを発つ日。
最上階のレストランでの朝食も、これで最後かと思うと、寂しかった。
(チーズケーキのおいしさは、ずっと忘れないわ)
朝食から戻ると、私の閉め方が悪かったからか、鍵が開かない。
エレベータ待ちのおじさん(フランス語を話してた)が手伝ってくれたけど、うんともすんともいわない。
メイドのおばさんを呼んで、なんとか助けてもらう。
停電したり、工事でうるさかったり、鍵も開けられなくなったりしたけれど、すごく居心地が良かった。
5日間たっぷりお世話になった部屋に、ありがとうと別れを告げる。
「Partir?」
部屋を出ると、さっきのメイドさんがいて、出発するのかと聞いてきた。
「Sin.Muint obrigada」
自然と、握手することができた。

チェックアウトをして、飛行機の時間まで余裕があったので、
最後にもう一度、リスボンの街を歩くことにした。
サンタジュスタの展望台から、景色を見下ろす。
テージョ河、バイロアルトの丘、アルファマの洗濯物、
ああ、さようならリスボン、また逢う日まで。


リスボンから、パリまでの飛行機に、行きと同じ男性乗務員がいた。
(やはり格好いい~)
成田までの飛行機では、チェックインの関係で、お子さんと席が離れてしまったお母さんに
席を譲ってあげた。「Shall I ~」という表現が初めて役にたつ。
スチュワーデスさんに荷物を運んでもらって、いい気分。
チェンジ後の席では、日本人団体旅行のおじいちゃん、おばあちゃんに挟まれる。
プロヴァンスに2週間滞在したそうで、悠々自適な感じで羨ましかった。


映画は、ジョン・トラボルタとジュリアロバーツの「フェノミナン」(タイトル?どうだったかな)だったが、ストーリーがよくわからなかった。と思う間に、10時間、成田に到着!