『ふたりのヌーヴェル・ヴァーグ ゴダールとトリュフォー』(セテラ・インターナショナル)

これは、世界を変えた男たちの軌跡―。フランソワ・トリュフォーとジャン=リュック・ゴダール。フランス映画を一変させ、映画史を塗り替えた男たちの波瀾に満ちた友情を、現代の視点から一望するドキュメンタリー。

2009年カンヌ国際映画祭正式出品作品。映画の伝説となった男たちの友情を鮮烈な名場面、貴重なインタビュー映像とともに描く。ヌーヴェル・ヴァーグとは何だったのか、その巨大な疑問符へのひとつの明快な答えがここにある。1959年5月、カンヌ国際映画祭で、一本の映画がセンセーショナルを巻き起こす。一躍ヌーヴェル・ヴァーグの名を世界に知らしめたトリュフォーの『大人は判ってくれない』が、監督賞を受賞。そしてゴダールが『勝手にしやがれ』を発表。ヌーヴェル・ヴァーグの評価は確固たるものとなり、ふたりの友情も映画とともに永遠に続くかにみえた。しかし1968年5月革命の後、歴史と政治がふたりの仲を引き裂いていく。

映画『ふたりのヌーヴェル・ヴァーグ ゴダールとトリュフォー』オフィシャル・サイト

監督：エマニュエル・ローラン
キャスト：フランソワ・トリュフォー、ジャン＝リュック・ゴダール、ジャン＝ピエール・レオ ほか
日本劇場公開日：2011年7月30日

©Films à Trois 2009