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【女性に優しいサロン】人生の先輩に学ぶ、遊ぶように生きる<前編>

月に一度、身近で働く女性にフォーカスし、
ざっくばらんにお話しを伺う連載
《女性に優しいサロン》

私の周りにはパワフルで
魅力的な女性がたくさんいます。
そんな彼女たちですが、
この数年を見ていると
「マインドや人生を変えた」
方々を多く見受けます。
自身もその内の一人。

リアルに体現しているからこそ、
彼女達も何故このタイミングなのか、
年齢的なものか、
そしてどう変わっていったのかと
お聞きしたいと強く感じました。
仕事のことや身体のこと、
将来のことで
立ち止まって悩んでいる女性たちへ。
お話の中から
ちょっとしたヒントを頂き、
人生の一歩を踏み出しましょう。

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第八回目のゲストとしてお迎えした方は、人生の先輩であり、私の3本の指に入る理想の生き方をしているYoshicoさん。
彼女と知り合ったのは25年程前。飲み仲間、遊び仲間から始まり、私がブランドを立ち上げてからは、17年間静岡から展示会に通い詰めてくれました。
こよなく愛してくれた彼女が、「私は、美代子さんのブランドが3番目に似合うファンだから。」と、一番ではないという言い方が、気取らない彼女を表しているんですね。
今回お声を掛けさせていただき、彼女のゆるりと人生を謳歌している姿を、是非みなさんに知ってもらいたい。そして、どこかヒントになり得るものがあれば、貪欲に参考にしてもらいたいと思います。
では、早速始めましょう。

【人物プロフィール】
Yoshico 61歳

静岡県生まれ。地元高校を卒業後、上京。
某デザイン専門学校卒業後、アパレル会社に就職。
27歳結婚
30歳帰郷
帰郷後<誘われたことは断らない>をモットーに、さまざまなバイトを経験。そこで培った百貨店での宝飾販売をきっかけに、アクセサリーや宝石に興味を持ち、自身のお店を36歳でオープン。
50歳で閉店。
現在はイタリアン食堂で働いています。

ー15年続けたお店を閉じた理由を聞いてみようと思います。

■Yoshicoさん(Yさん)
36歳から雑貨屋をオープンさせたんですよ。それから15年間営んでいたんです。閉める最後の5年間は、夜にバーもやり始めたんですよ。すると、昼夜時間を拘束されて疲れてきちゃって。仕事に対するやる気がなくなってしまったの。でも、そんな自分をお客様に悟られるのも失礼でしょ。それに、旦那様との時間が減ってしまったことも嫌だったから。もちろん、すごく流行っていれば続けたかもしれないけれど(笑)
時代としては、リーマンショック以降だったしね。

■サロンオーナーM(以下M)
そうだったんですね。私も現状、同じような心境なのでわかりますよ。

■Yさん
Mさんにお仕事の件をお聞きした時に、同じだと思いましたよ。年齢的にも同じ時期だって思った。当時は、早くやめて元気なうちに次の人生に進もうとね。
だからMさんのこれから先が楽しみですよ。

■M
ありがとうございます。そうなんですよ。次の人生を見直すには、早い方がいいと思いまして。

ー現在、Yさんが本当に人生を楽しんでいるように見えるんですね。その楽しまれているスタンスを読者の方にも知ってもらいたいんです。

■Yさん
なるほど。わかりました。
私、楽しんでる?楽しんでるな、そうね、楽しんでるって、いや、楽しんでるのよね!!

■M
笑笑。間違いなく楽しんでいます。

■Yさん
東京から帰郷した後、転々とバイトをやっていたのよね。仕事は、それまでも自分で探したことがなくて。知り合いから、「ちょっとだけ手伝ってよ!」というのが、スタンス。それが今に至るかな。だから仕事に関しては、すごくラッキー。

■M
人との繋がりから、お仕事に発展してゆくのですね。

■Yさん
自分で言うのもあれなんだけど、私、真面目だから(笑)
与えられたら、一生懸命やるからね、誠実だし(笑)

■M
Yさんのそういう部分を見て、この人と一緒に働きたいな、快く引き受けてくれそうだな、と思うのでしょうね。
真面目だから(笑)

■Yさん
辞めた後も、そこの知り合いを紹介されたり。基本、断らないをモットーにしているので。

■M
そうなんですね。何故断らないんですか?

■Yさん
そこで止まってしまうのが嫌なのですよ

■M
たしかに。私は、結構断るからなー...。

■Yさん
私も昔は断っていたよ。断らなくなったのは最近。いい意味で欲がなくなったのですよ。人との繋がりも、この人と知り合ったら、なんか得になるかも、みたいなものも全く無くて。

■M
ニュートラルなんでしょうね。私がその境地にゆけるのは、まだまだ先だな(笑)

数年前の弊社のモデルとしても。やはり断らないという事が、色々なチャレンジに繋がっている。
お洋服はC'est pas Grave。三番目どころか一番似合っているのでは?!


お話を聞いているうちに、Yさんの人柄が改めて分かった気がします。

ーよく、「Mさんに、是非紹介したい人がいるの。」と、おっしゃいますよね。人を繋げるのが得意にみえるのですが。

■Yさん
私の周りには、自立している人が多いの。Mさんもそうだけど。そういう人たちって面白いのよね。ただ自然と集まるから、私が繋げているわけでもないのよ。

■M
面白い人が集まるところも、Yさんの魅力ですよ。今働いているイタリアン食堂も紹介して頂いたし。結局、私も気に入って、懇願し、ホームページを作らせて頂いて。

■Yさん
そうね。私も面白がるし、きっとこの人も紹介すれば面白がってくれるだろうなっていう気持ちかな。げんに面白がってくれたでしょ。それだけですよ。


ー趣味で習字やテニス、バンド活動もやっていますよね。

■Yさん
テニスは週2やっています。お習字は、週に4日は書いているかな。1日2時間、3時間は練習している。

■M
すごい。

■Yさん
岡本太郎氏の言葉でね、「遊びは一生懸命。」という言葉があるの。
これは旦那様が解釈してくれたんだけど、
「お遊びと遊びは違うんだ。おが付く遊びは...例えば、女の子と遊びことがお遊び。いい加減だったり、中途半端だったり手を抜くという使い方。
ただの遊びは、本当に自分がやりたい事、やりたい遊び。ただ一生懸命にやる、みたいな。」

■M
なるほど。では、今が一番充実しているんですか?

■Yさん
そうね、ほんと一生懸命遊んでいるよ。

■M
あー羨ましい。

■Yさん
うちの旦那様もそういう人だから。

■M
知っていますよ!一番そういう人ですよね(笑)


ー趣味を作らないと自分を広げられない、外に出ないと広がらないということですか?

■Yさん
私がお習字を習ったきっかけは、書道家の人と知り合ったからっていうこともあるかな。バンドも、ライブを見た帰りに、「かっこ良かったです!」なんて、なんとなく声を掛けちゃって。それから知り合いになり、「今度練習に来ない?」って誘われて。音楽をやるようになったりして。テニスは、うちの近所にテニスコートが出来て。スクールを始めたから、なんとなく行ってみようかな、と思った。
どれも、なんとなくそこに行く羽目になったというか、やる羽目になったというか。本当に自分がその時に必要としているものなんだと思う。

■M
どれも外に出たから、出会いのきっかけになっていますよね。
その時点で興味が無ければ、気にもならないと思いますし、引き寄せているのでは?

■Yさん
それもあるかもね。どれも若い頃に、やった事があることだし。そして、中途半端にやめてしまったから後悔もあるのかも。

■M
わかる気がします。私がこの3年、色々と手を出している事も、今までやってみたかった事ですから。
Yさんも、むかし後悔をしたことを、改めて追求しているみたいな感じなんですかね。

■Yさん
後悔よりも、もう少しやればよかったかな、という想いの方が強いかな。
今だったら、絶対に出来るという自信もあるし。好きだからっていうのが、1番大きいんだけどね。


ー趣味がたくさんあると、お金が掛かりますよね。どうしていますか?

■Yさん
とにかく、そのために働いているって感じ(笑)

■M
私も半アーリーリタイアなんで、今後が不安です。やりたいことは多いんですが...。なんとかなりますか?

■Yさん
なんとかしている。本当になけなしの貯金を崩してもいるし...。


つづきは後編で


前編でも、さまざまなヒントになるお言葉を頂き、私なりに見つけた一編をご紹介します。岡本太郎氏の思慮深さが感じられる<自分の中に毒を持て>豆野仁昭さんのブログから引用させて頂きました。是非お時間あるときにでも、ご一読ください。私は、本を購入してみよう(笑)


Yoshicoさんにご紹介頂き、美味しさのあまり、ホームページを作らせて欲しいと懇願し作製。案の定、繋げていますよね。
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