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53歳から始める鉄拳8 その4

エ~デルワ~イス
エ~デルワ~イス
ン~ん~ん~ん~ん~~(うろ覚えの鼻歌)

ということで、リリといえばエーデルワイス、エーデルワイスといえばリリ、検索窓に「エーデルワイス」と打ち込めば予測候補に「リリ」が出るくらい、リリの代名詞とも呼べる必殺の下段薙ぎ払いキック(1RK)であるエーデルワイスなのだが、先日も書いたように、この技からのコンボに四苦八苦しているこの頃である。

私はソルトになりたい

そもそも鉄拳の技には上中下段と3種類の分類(なんか特殊下段というのもあるらしいが今回は割愛する)があり、これらは私の個人的なカテゴライズによると、以下のようになるはずである。

まず、上段は速い強い攻撃が多いけれど、しゃがまれると空振りをしてしまうので、相手の隙にうまいこと入れていければいいな感がある。とっさの切り返しなんかは上段に頼ることが多い気がする。

次に中段は鉄拳において主力となる技で、コンボ始動の浮かせ技も多い上にしゃがんでいればヒットするという強みまである。でもというか、だからというか、「中段は食らってはいけない」という強い意志を持つ人が多いため、もっぱら立ちガード勢が多く、なかなか当たらない。ついでに隙も若干多いようで、ガードされて相手のターンになっちゃう感がある。

そんで下段。下段はあからさまに「速くて軽い技」と「遅くて痛い技」に分かれている気がする。上で書いたように鉄拳では立ちガードがメインなので、「速くて軽い」下段はバンバン当たるしバンバン食らう。スネ辺りをペシペシ蹴られても、そこでうっかりしゃがんだりして中段で浮かされたりしたらドエライ羽目に陥るので、「イテテ」と言いながらも少々の下段ではしゃがまない強い意志が求められるのである。だが、「遅くて痛い」下段となると話は別で、うっかりそれを喰らおうもんなら、怒涛のコンボからあれよあれよと体力を半分近く減らされたりすることもある。もちろんこういう技は隙もデカいので、うまいこと対応できれば盆と正月が一度に舞い降りたようなビッグチャンスであることは言うまでもない。

したがって、鉄拳においては、「多少の被ダメージは折り込みつつ立ちガードを基本として戦いつつ、しかし遅い下段には的確に対処(ガードとかさばきとかライジングトゥーキックとか)していく」ことが求められる、はずである。ホントはこれに「投げ」が入ってくるので自体はいっそう混迷を極めていくのだが、ひとまず「投げ」は置いておくことにする。

いかんせん、対人戦もろくにやっていないおっさんの言う事なので当たっているかどうか判然としないが、まあとりあえずそういうことだとしておく。

で、話はエーデルワイスなのだが、リリはコマンドリストを見ているとなんか通常状態からの下段にろくな技がなくて、「こんなんじゃあ相手は立ってればいいだけじゃないか!」と我泣き濡れてリリと戯る状態であったのだが、とりあえずこのエーデルワイスだけは、発生が遅いことに目を瞑れば(瞑ってはいけないのだが)、最強の下段技と言えるのだ。

なにしろ当たればコンボ確定なのである。クリーンヒットだのカウンターだのややこしいことは一切問わず、ヒット即コンボという潔さなのである。しかもしゃがみ状態で技を出すので、たまたま相手が上段技を出していても、うまいこと避けてくれるのである。

だからリリを使う私としては、「ほれほれ、エーデルワイスを食らうととんでもないことになるぞよ? こわいだろう? おそろしいだろう? そろそろしゃがみガードをしないといけないのではないのかえ?」と、エーデルワイス由来のプレッシャーを与えつつ、9LKとか3RPとか3WKとかの中段で「馬鹿め! エーデルワイスばかりに気を取られおって! 油断したなケンシロウ!」とばかりにコンボをぶち込みたいわけです。これは逆もまあ然りで、中段ばっかしつこく攻め立てて「こいつ中段ばっか擦りやがって。ハハーン、さては覚えたばかりのコンボを決めたくて仕方ないのですな? 拙者、その手には乗りませんぞ。ブヒヒヒヒ」と思いこんでいる相手にエーデルワイスからコンボっちゃうことも望ましいわけです。

ただ、それには大前提として、「エーデルワイスから痛いコンボを決める」ということが必要なわけだ。大して痛くなかったり、あろうことか単発で終わったりしてはプレッシャーをかけられないわけだからね。

ここでやっと話が冒頭につながるわけだが、その「エーデルワイスから始まる痛いコンボ」ってのがどうしても見つけられないのである。

プラクティスのコンボは簡単だからすぐ覚えたけど、これはダメージが45くらいしかないから、まあ単発よりはマシだけど「手痛い」というほどではない。ネットで見つけた鉄拳7のレシピを試したりもしたが、7と8で何かが違うのか、どうにもレシピ通りにうまく繋がらないのである。

で、試行錯誤した挙げ句、3WKからなんだかんだ繋いで60ダメージくらいのコンボはできたのだが、ここで一つ問題があって、できれば覚えるコンボは「70ダメージくらいはあってあんまりややこしい手順がなくて距離や軸などを問わず使えるもの」にしたいのである。

漢字や英単語などもそうなのだが、まったく知らないものを練習して覚えるというのは根気と時間さえあれば比較的簡単な作業である。ところが、「一度間違えて覚えたもの」というのは修正に時間がかかってしまうのだ。

小学生の頃、私は「短」という字の左右パーツを逆に覚えていて、卒業文集にまでそう書いてしまったほどのうつけ者なのだが、今でも時折「えーっとどっちが左だっけ」と確認してしまうほど、一度定着した記憶というのは消し去りにくいのである。

普通、左右を逆に覚えるだろうか? いや、覚えないだろう(反語)

だから、コンボにしても、後々、「えー? やっぱこっちのがいいじゃん。こっちにしよっと」と切り替える恐れがあるとしたら、今のコンボを熱心に練習することが仇になるかもしれないのだ。

これはかなりのジレンマで、「コンボ練習して無意識に出せるようにしたい。でも後でもっといいレシピが見つかるかもしれない。だから今はそこそこの練習にしたほうがいいかも。でもコンボ身につけて早くネット対戦したい。悔しい。でも幹事長。ビクンビクン」と、日々身悶えしているのだ。

そんなめんどくせーこと考えてないで案ずるより産むが易し、まずは対戦してみればいいのに、と自分でも思うのだが、というかそのうちレシピ探しがアホらしくなって「もういいやめんどくせえ。60もダメージ取れりゃ文句ねえだろ」となりそうではあるのだが、できるだけの準備をしておきたいというのも人情ではあり、悩ましいのである。

とても汎用的なガッツの名言

それはそれとして、鉄拳8で新登場した麗奈というキャラ、私はこのレイナという名前が「07」、つまり一八の「18」から、数字を1ずつ引いた名前だと思われるのだ。日本では古来から「名前の数字は兄弟姉妹の順に1ずつ増える」という定理があるので、麗奈は一八の姉ということになるはずなのだ。さらに、ここから考えると、「18」に1足して、「29」つまり「ニック」なる兄もいるはずなのだ。

どうでもいいことなのだが、誰かに披露したかったので書いておいた。

おしまい。

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