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ブルーアイズホワイトドラゴンで滅びのバーストストリーム組む

 突然ですが皆さん、プラモデル組んだ事ありますか。
 私はあります。今はウォーハンマーという海外のプラモデルをよく組みます。
(※この言い方は正確ではないです。「ウォーハンマー」は簡単に言えば卓上でアナログ式物理版ファイアーエムブレムやろうぜ!というボードゲームの一種で、そのコマになるユニットがプラモデルとして販売されています。遊びたい人はそのモデルを買って自分で組んで色を塗って、実際にゲームで使えるというスタイルです。)

 ただ日本産のプラモデルはほとんど組んだ事がないというか子どもの頃にちょこっと触っただけです。
 そんな私ですが今回作るのはこちら。

 ブルーアイズホワイトドラゴン
 多分皆さん名前だけは知ってる人も多いのではないでしょうか。私も実は名前と海馬瀬人の嫁であるという事しか知りません。

 じゃあなぜいきなりこのプラモデルを?と言いますと、ドラゴンのプラモデルってすごく珍しいんですよ。日本のプラモデルって大体ガンプラかお船か車か戦車で、生き物のプラモデルはポケモンとかゾイドとか恐竜くらいなんですね。いかにもファンタジーなドラゴンのプラモデルはとても珍しいです。
 なのでドラシコの私としては可動するドラゴンのプラモデル!?買わねば!!(使命感)となるわけでブルーアイズホワイトドラゴンと名前だけではない濃厚接触な関係になる絶好の機会だったという訳です。

 御託はいいから早く作りましょう。

 このダンボールっぽい厚紙の箱は昔から全然変わらないんですね。
 開けるとこんなプラスチックの塊がたくさん入ってます。このフレームの中にブルーアイズになるパーツがついてますが、このフレーム全体をプラモデルの世界ではランナーと呼びます。プラモデルはたい焼きを作るように金型の中に溶けたプラスチックを流し込んで閉じてランナーを作るのですが、パーツとランナーを繋ぐプラスチックの流れ込む接続部分をゲートと呼びます。ランナーとゲートだけ分かればいいです。

外枠の組み立てにいらない部分がランナー、外枠とパーツを繋ぐ部分がゲート

 ランナーは綺麗に理路整然とした作りですが、普段作っているウォーハンマーのランナーとは全然違います。

大きさはブルーアイズのランナーとほぼ同じです

 これがウォーハンマーのランナーです。こちらはなんだか有機的でグニャグニャしています。このランナーはこれでもまた日本のものに近くて、すごいのだと唐草模様のように入り組んでいます。

 早速作りましょう。

ブルーアイズホワイトドラゴンヘッド
すぐそばに目玉も配置してある親切仕様

 最近のプラモデルってすごく親切ですね。ブルーアイズのプラモデルのランナーは頭なら頭のパーツだけ、体なら体のパーツだけ、というように完全に体の部位で分けられていて、それぞれにABCのアルファベットが振られています。

こんな風にな!

 また、パーツの近くに番号が振ってあり(上の画像だと8と9が見えます)、説明書にはA8とかA9と指示が書いてあります。組立て方は全てイラストでパーツのどこを合わせるか書いてあるので親切ですね。

わざわざ作る順番まで番号で指定してくれる至れり尽くせり仕様

 ちなみにウォーハンマーの方はランナーに番号は書いてありますが部位ごとの区分けはありません。説明書とランナーを見ながらパーツを探して切り離す昔ながらの仕様です。

ウォーハンマーの説明書 これでも一年前に出たばかりの比較的新しいモデルの説明書です
ウォーハンマーの説明書の組み立て方の説明書き そっけない書き方ですが実際は意外と簡単に組めます 接着剤が要りますが

 今時のプラモデルってすごく親切なんですね。体の部位ごとにランナーが分類されていてパーツ探さなくていいし、体の部位でまとめるから色が違う部分も一緒にくっついているし、接着剤もいらないし。

頭の部位のランナーなので上顎と色の違う瞳も一緒にくっついている親切仕様
舌もこの通りな至れり尽くせり仕様 この舌すっごいぬらぬらテカテカしてて卑猥では?

 ウォーハンマーでは接着剤が必要なのが当たり前なので、接着剤要らないのは驚きです。全てパチっと嵌めるスナップフィットが当たり前なんですね。

 翼膜は半透明のフィルムみたいなものを挟み込む形で組み立てました。ランナーからパーツを切り離して、いらない出っ張りをカッターで切り飛ばしてパチパチ嵌めていくだけなのでとっても楽ちんで楽しいです。組み立てている間にもどこが可動するかよく分かるので完成したらいっぱい動かして遊ぶ想像も楽しい。

はい完成!

 いや、でっっっっっっか!!!思ったより倍はでっかい!!
 これ、写真だと分かりづらいですが相当でかいです。羽広げるとパソコンのキーボードよりでかい。なんだったらデスクトップパソコンの筐体の長辺よりでかい!

優しくしてね…///みたいな体勢ですがそれよりも大きさが気になる
スイッチに編集が入っていますが気にしないで下さい

 机で撮影するといらんものが沢山入るので汚いベッドでごめんなさいですが、スイッチの大きさと比べてどれくらいでかいかお分かりでしょうか。君大人の猫くらい大きくない?完成後に飾る場所に困る海馬社長が沢山いそうだな……。

 可動は良好で首と手と足、顎と舌はかなりよく動きます。

手と足は曲げ伸ばしや回転がよく出来ます

代わりにトゲトゲした銅と尻尾は腹側と背中側にそれなりに動きますが横方向に捻るのはほぼ無理です。翼は羽ばたくような動きと肘の曲げ伸ばしはできますが、翼膜部分は全くと言っていいほど動きません。翼膜が硬いのと翼指が太いのでほぼ無理です。あと翼の重量が重いので羽の付け根は注意して動かさないと関節が折れますよ。

おねだりドラゴン
翼膜は光が差すと青く透き通ってとても綺麗です
吉野家の牛丼食べたいドラゴン
首はリード線が通っているので前後左右よく動きます

 手足はかなり自由が効くので腹這いもOKです

牛丼を楽しむドラゴン
背中
首は本当によく動きます
ドラネッツ(ワイバーン型)と

 ちなみに体は全体的にプラスチック自体がツヤツヤぬめぬめした質感なのでそのまま組んでも十分綺麗です。むしろ下手にヤスリがけとかすると悪目立ちするかも…。

 そんなわけでかなり楽しく遊びました。やはりドラゴンはいいですね。
 在庫が沢山あるのか色々なところで売っているので興味のある方はぜひどうぞ。ちなみに定価は5280円です。

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