私の髪の色は、
初めて髪を染めたのは、高校一年生のときだった。
進学校なのに、「すべきことをしていれば、何も言われない」という自由な校風で、短いスカートにでっかいピアス、制服のリボン(セーラー服だった)が真っ赤でも全然なんにも問題なし。お化粧もばっちり、な女子高生だらけだった。
もちろん髪を染めている子も多くて、巻いてくるんくるんのポニーテールやらアレンジ、とにかく「ギャル!」してても何も言われないくらいだった。
そんな中で、私は比較的真面目な様相で、それなりの流行を追いたい気持ちもありつつ、お小遣いのすべては本につぎこむ、なんなら足りないという日常だったのでおしゃれとは縁遠かった。
そんな私が髪を染めたきっかけは、母が白髪染めを始めたから。
白髪を気にして、でも白髪染めをするには……と複雑なお年頃の頃。母はせめてもの抵抗とセルフカラーをしていた(気がする)。
母の髪を染めるのは、器用な妹。母も妹もヘアアレンジがうまいほうだったので、自然と妹が母の髪を染めることに。
何度目かの、母の白髪染め、もといヘアカラーの時。
「私も髪、染めてみたいな」
つぶやくと、母は意外にも
「いいんじゃない?」
の一言だった。
高校もそうだけど、母もたいがいなフリーダム精神だな!と思い、しかし反対されないならちょうどいいやと初めて染めた色は、茶色。
まっ茶!というにはちょっと暗めの、でも日本人の暗い髪色とは全然違う、茶色の髪。
髪色が明るいと、なんだかいろいろと強気になれる。
なんていうことも考えましたが、そこまででもなかった。
じゃあ、超おしゃれな気分!
となるかと思いきや、当時ショートカットだったせいで自分の髪色は鏡でしかわからない(自分の視界に入るきらきらにあこがれていた)
そんな状況なうえに、極めつけに大変だったのは
頭皮が弱すぎて、薬剤が染みて痛いやらかゆいやら
これには大変困ったもので、結局黒染めもできずに自然に伸びた部分を切り続けることで地毛の色に戻したりしたのでした。
ついでに言えば、担任(しかも部活の顧問!)は茶髪嫌いだったので、顔を見るたびに
『(髪が)茶色いなぁ……茶色い。茶色いなぁ……』
なんてつぶやかれ続けていたのでした。
・・・そして現在。
私の髪の色は、イヤリングインナーで赤色です☆
(たまに色が抜けて高校生の時のような赤茶になっているけれど)
赤い色が似あう、と言ってもらう機会が多いので、たいへんたいへん気に入っており、数年は自分でお手入れを続けつつ、インナーカラーを楽しみ続けたいところです。
ほんと、今の時代、さらにさらにセルフカラーがしやすくてよい時代ですね!
少しでもやってみたいな、と思ったら見えないところで少し試してみる、というのもおすすめです。
そんな私の髪染めエピソードでした。
お読みいただきありがとうございました~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?