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2021年シーズン展望【阪神タイガース編】

いよいよ今週から開幕するプロ野球。今シーズンの展望を書いていきたいと思います。まずは阪神タイガースから。阪神タイガース編って書いてあるから12球団出るっていうわけではない。多分阪神で終わり。

予想開幕1軍メンバー

投手12名
(先発)藤浪、青柳、ガンケル、西勇輝

(中継ぎ)岩崎、岩貞、小野、加治屋、小林、桑原、石井大智、スアレス

捕手3名
梅野、坂本、原口

内野手9名
山本、木浪、大山、佐藤輝明、北條、マルテ、糸原、中野、陽川、植田

外野手5名
近本、糸井、江越、サンズ、板山

どのような形になるかわかりませんが、開幕5戦目、6戦目に登板する伊藤将司、秋山は一旦外れてその分野手が登録されると予想して、このような形にしました。予想としては外れるなら北條、中野といったところでしょうか。

続いて開幕スタメン予想です

1(中)近本

2(二)糸原

3(一)マルテ

4(三)大山

5(左)サンズ

6(右)佐藤輝

7(捕)梅野

8(遊)木浪

9(投)西

こちらも大方の予想とほとんど同じになりました。佐藤輝明とサンズの打順を入れ替えた形もオープン戦の最後には見られましたが、個人的には佐藤輝明は6番で起用するのがベストではないかと思います。大山のサポートという意味でも外国人2人で大山を挟み、大山が打ちやすくなるようにするという点と、後ろに勝負強い梅野がいるので、6番でもまだある程度は勝負してもらえるという点では6番がベストだと思います。開幕からしばらくはこの形が維持されると思います。

では、今年の不安要素を見ていきたいと思います。

まずは佐藤輝明。まだルーキーでどこまでやれるのかは未知数です。オープン戦で実力のポテンシャルは十分であることは示されました。しかし不安視されるのは一年間戦う上での体力的な問題。オープン戦の最終戦では勤続疲労で試合にでることはありませんでした。開幕してしばらくは佐藤輝明はある程度我慢して起用が続くと思います。6番という打順もあり、無理に変える必要もなく、まだ我慢できるところです。しかし必ず不調に陥ったり体力的に厳しい時期は来ると思います。そのころにはロハスが来日していたり、糸井が控えていたり、あるいは今二軍の高山などが調子を上げてくるかもしれません。そういった意味では外野のバックアップは十分すぎるほどです。全く心配はいらないといえるでしょう。

続いては大山。去年一年間結果を残しました。しかしオープン戦ではある程度の結果は出しているものの、まだまだ物足りないところです。開幕から調子を上げて打ち出すとは思いますが、去年ほどの活躍ができないということは十分に考えられます。しかし、こちらも先に述べたように、外野のバックアップは十分なので、佐藤輝明を内野に回し、外野に糸井や高山、ロハス、板山などを起用することで解決します。

さらにマルテのケガというところも不安視されます。これも先ほどと同様のことで解決しますね。

問題はこれらがうまくかみ合わなかったとき。つまり一気に上のような事態が起こってしまった場合です。この場合はどうしても厳しい戦いになるでしょう。そういった意味では、誰かが不調になれば誰かが好調でというようにうまくチーム内でかみ合ってくるという運の要素も必要だということです。

さて、では続いて投手陣を見ていきましょう。改めて開幕ローテはこちら。

藤浪→青柳→ガンケル 西勇輝→伊藤将司→秋山

何と言っても注目は開幕投手の藤浪。もばや誰もが藤浪をキーマンに上げます。しかしここ数年の藤浪とは別人なのには間違いなく、必ず活躍すると思います。今シーズンは西に勝ちをつけたいというところで、エース対決では藤浪が頑張ってくれれば、西は裏で大幅に勝ち星をあげることが出来ると思います。去年の秋山はエース西の裏で投げ続け、大きく貯金を作りました。その形が西と秋山二人にできるという状況が今年の藤浪の頑張り次第では可能なので、どうしてもキーマンに上がってくるでしょうね。青柳は安定的にローテを回ってくれるというところで心配はありません。あまり勝ち星や貯金にこだわらず、最低5分で1年間回ってほしいです。このように、4枚がきっちり安定すれば、ガンケルや伊藤将司あたりが不安でも何とか乗り越えられ、ここに高橋遥人とアルカンタラが加われば、もはや先発6枚看板の超強力な先発陣が形成されることでしょう。

ルーキーの伊藤将司についてですが、まだまだなところは大いにあると思います。シーズンに入っても四球で自滅したり、連打で打ち込まれるという場面も多いと思います。何とか粘って6回を3失点くらいでまとめるというところを頑張ってほしいところです。試合を潰さないというところを伊藤将司には期待したいところです。先発6番手ですから。ガンケルには今年は個人的に期待しています。去年はストライクをポンポンと取りに行くところで連打を浴びるというシーンが多かったですね。このあたりは梅野としっかり修正してほしいところ。去年はガンケルは原口とよく組んでたような気もします。忘れましたが。そのあたり今年は梅野がうまいことリード出来れば、コントロールも良い投手なので、そこそこ抑えると思っています。

さて、リリーフ陣を見ていきましょう。リリーフ陣の内訳はこんな感じ。

8回 岩崎 9回 スアレス

6~7回 岩貞、石井大智、桑原、小林など

敗戦 小野、加治屋

岩崎とスアレスは安定ですね。岩崎については調整遅れも噂されていましたが、大丈夫そうです。6回~7回の勝ちパがまだ定まっていないように感じます。実績のある岩貞、オープン戦で好投した石井、桑原、小林など。小野と加治屋も敗戦の欄に入れましたが、勝ちパ入りの可能性も全然あります。これは勝ちパで使えるレベルのピッチャーが敗戦でも使えるということで非常に強いです。一昨年の守屋、島本のように、僅差ビハインドでしっかり抑えてくれる投手というのは非常に重要で、リリーフの層が厚くないと僅差ビハインドの試合を取ることはできません。そういった意味では僅差のビハインドをしっかり抑えて、終盤のワンチャンスで逆転という試合展開も増えていくのではないでしょうか。

一見リリーフ陣はすごく安定しているように見えます。しかし、個人的にはやや心配の方が大きいです。というのも彼らは勝ちパで投げていた実績がほぼありません。桑原は金本監督時代勝ちパで素晴らしい活躍が光りました。しかしそれ以外はどうでしょう。彼らが公式戦でも安定した投球をするとは限りません。逆に言うと、これといったピッチャーがしっかり定まっていないということも言えます。8回の岩崎が左であることを考えると、もう一枚右でしっかり一人立ちする投手が欲しいですね。桑原がその筆頭ですが、年齢的なことも考えると、若手で一人誰か覚醒してほしい。しかし逆に言うと、1人しっかりすればよいということで、誰かは出てくる可能性は高いです。そういう意味では期待も非常に大きいことが分かります。

以上になります。今年の阪神タイガースは特に層の厚さというものが増しました。ルーキーやまだ実績のない若手にかなり期待していて、弱いという意見もありますが、層の厚さという意味では実績のある選手だけで十分計算ができ、それプラス新人や若手というところで、かなり強いというところは間違いないと思います。打撃、投手力というところは申し分ない強さですので、あとは守備をなんとかするのみです。今シーズン劇的に変わることは難しいでしょうが、今年はチャンスです。守備のミスをカバーするだけの打撃力や投手力はあると思いますが、少しでも守備のミスを減らして優勝に近づいて欲しいところです。


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