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絶対に落としたくないライブ配信にサブでRTMP配信を用意|まがたまCinema

Cerevoのライブ配信機器は、10年以上にわたり、世界85エリア以上のハイクオリティなライブ配信を求める皆様と共に進化し続けています。

今回は各種配信代行を行うまがたまCinema社で、Cerevoのライブ配信機器「LiveShell W(ライブシェル・ダブリュー)」を利用した様子についてお話を伺いました。


LiveShell Wを利用したきっかけは?

弊社では各種イベント・舞台といったエンタメ系ライブ配信の他、法人関連のライブ配信代行を行っています。今回、大企業で本会場とオンライン参加者で行うWebEXハイブリッド会議を行う様子をYouTube Liveで配信することになりました。

ライブ配信は基本的にトラブルによって配信が途絶えてしまうというリスクを抱えており、特に規模の大きい配信である時こそ、そのバックアップが重要になります。今回は、配信会場にインターネット回線が2本あったため、万が一メインの配信が切れてしまった場合にサブのRTMP配信に切り替わるように、サブ配信の打ち上げとして配信の安定性に実績のあるLiveShell Wを試してみようと思いました。

LiveShell Wを利用した具体的な配信構成は?

メインのライブ配信自体はATEM television Studio HD8 isoで行い、バックアップサーバーへの配信にLiveShell Wを利用し、配信の冗長化を行いました。ATEMからSDIで配信映像を分配し、HDMIに変換してLSWで打ち上げています。事前テストがうまくいったので、本番でもそのまま採用した形になります。

配信時間は4時間ほどで、本番ではメイン回線が切れることがなかったのであくまで保険に過ぎませんでしたが、大企業の案件で万が一があっては困る状況だったので、安心感を持って作業することができました。

LiveShell Wを利用してどうでしたか?

過去に別の現場機材として、LiveShell Wの前モデルのLiveShell Xを使った事がありましたが、LiveShell WとLiveShell Studioの方がUIがわかりやすく、よいインターフェースだと感じました。

前もって設定を入れ込んでおけば、LiveShell Studioにアクセスする必要もなく、本体ボタン操作のみで配信の開始・停止ができる所がいいですね。

普段はATEM Software Controlを使うことが多いのですが、ソフトウェアなのでたまにエラーが出てしまうことがあり、なるべくエンコーダーと録画は別にしておきたいというのもありました。またATEM Software Controlはソフトウェア故にアップデートが頻繁にあるので、LiveShell Wのように確実性のあるハードウェアが別にあると安心感が段違いですね。

今回問題なく利用でき更に同時に3配信できるため、エンタメの現場で無料で見れるYouTube Liveと有料のVimeoの両方に配信し、最初の1曲だけ無料で見せて有料配信に誘導するなどの使い方もしていきたいです。


Cerevo ライブ配信機器「LiveShell W」

LiveShell Wは、世界中で愛用されている「LiveShell X」搭載の機能に加え、2入力ビデオスイッチング、映像エフェクト機能をコンパクトな筐体に凝縮。モニタ出力、オーディオ入力など、豊富な入出力端子を備えています。また本体のコントロールダイヤルと映像セレクトボタンで映像切替操作が可能です。マイクアンプを内蔵し音声コントロールも自在です。

▼購入および導入のご検討は製品Webサイトをご覧ください▼

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