20201124先勝

今日の東京証券取引所午前の日経平均株価終値は669円27銭高の2万6196円64銭だった。

ここ数年の日経平均株価の上昇を支えていたのは、明らかに建設関連、不動産関連、そして製薬などとオリンピック関連や耐震構造規制、再開発、住宅減税と中古市場の高値安定による買替や堅調なオフィス需要と新しい技術から生まれる新薬競争などが牽引して来ており、明らかに偏っている。ここに来て、製薬を除けばマーケットに大きな不安要素を抱えている。

今月に入ってからの株価の動向を見ると、明らかにメインプレーヤー交代の兆しがみえる。即ち、2017年末から2018年初でここのところのピークを迎え、そこから半値近く落ちた日本の経済を古くからしっかりと支え続けてきた業種が、着実に盛り返して来ている。

確かにこの交代が上手くいかなければ、日経平均株価は反落を迎える可能性が高いと判断して着実に仕掛けてきているのだろう。

いずれにしても、今の高値更新はプレーヤー交代の狭間でダメージ緩和ために与えられた最後のチャンスかもしれない。これを逃さないように自分のポートを見直す必要があるのではないか。