【ショートムービー】 花言葉 シナリオ [更新中]

プロローグ

「 私はずっと この街にいたよ。 
 なのに、どうして出会わなかったんだろうね 」

ーある街に引っ越してきた主人公。森山 はな は、引越しの前日に
 大家の手違いで家に住めないというトラブルに遭う。
 なくなく、街を練り歩いた先で、一人の男性と出会うがー



私によって世界は変わり、そして他人や環境によっても
私は変わる。
変わることを恐れていたけれど、私はまた、変化するのだ

【 登場人物 】

⚫︎森山 (25)
 女。花屋で働きながら、風俗嬢をしている。
 人から好かれやすいが、長い繋がりを持つことを自分から避けている。
 中倉の恋人。恋人には仕事のことは話さない。
 風俗嬢を始め辞められなくなる。

⚫︎中倉(36)
 俳優。バツイチ。森山の恋人。
 森山の仕事について段々と気づき始めているが元々あまり探索しない
 性格の為、守山には直接聞いていない。
 人に興味があるふりをするので他人から好かれるが
 実はあまり興味がない。おとなしそうだが残虐なことを好む。

⚫︎ヒヨコ(25)
 寺の子のゲイ。体は男だが、心は女。
 性転換手術をするか迷っている。森山のことを友人として
 好いているが、愛情表現が重い。
 コミュニケーション能力も高くないが何かあったときに助けてくれる人が   たくさんいる。

⚫︎リオ(38)
 中倉の元カノ。雑誌の仕事をしている。
 洒落た大きな家に旦那と犬と暮らしている。
 おとなしいが芯があり38とは思えない美貌。
 よく中倉と会っている。

⚫︎モコ(32)
 中倉の友人。中倉とは俳優の稽古で知り合う。五年の仲。
 中倉の紹介で森山と意気投合し、最近は森山と仲良くしている。
 昔は引きこもりだったが、森山の影響で徐々に外に出るようになる。

⚫︎仲介業者のお兄さん(28)
 森山が引っ越しする際に出会った仲介業者のお兄さん。
 トラブルがあった為、頻案に森山から相談があり、よく会う仲になる。


○車の中 昼

焦っていたのかもしれない。森山はスマホを片手に引っ越しの手伝いを
してくれた友人、ひよこに連絡をする。
「あ、あと数分で着きますよ」
ちらっと運転席の方を見ると汗だくの仲介業者のお兄さん。
「あの、こうゆうことってたまにあったりとかするんですか?」
ヒヨコから返信が来ていたが一旦無視をして仲介業者のお兄さんに話しかける。
「いやいやぁ、、!こんなこと、普通ないんですよ!僕も初めてで!」
「森山さんは全く悪くないので!」
運転をしながら話しているが、そのそぶりはなんだか、初めてだから
僕たちも悪くありませんよーとか、全部大家さんのせいだよーって言っているようだった。
「何か不満とかあったら言っていいですよ!僕もフォローするので」
少しイライラしている様子だが、そんな仲介業者のお兄さんを見て
森山はやけに冷静でいられた。
「大丈夫です。なんとかなればいいので」

○大家の家 昼
目の前には汗まみれのシャツを着ている仲介会社のお兄さんと
何にも考えていなさそうににこにこ笑う大家夫婦。
「急いで違う部屋の準備をしなくてはいけないので、軽く目を通して
サインしていただけますか?」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?