見出し画像

秀吉は…本ッ当に余計なことをしてくれたモンだ…📖

世界的にみても部下を人前で叱る文化のある国と言うのは、日本と韓国くらいしかないようです。
いや、途上国を探せば出てこようものですが、フィリピンを筆頭に、アジア圏で「人前で叱ったことを原因に殺される人種」って言うのは日本人と韓国人くらいなものらしいです。
何せフィリピン大使館も日本人への注意に「人前でフィリピン人叱ったらアカンよ」とホームページで警告していたくらいですからね。

人前で人を叱る(恥をかかせる)なんてバカなことをやるのは、決まって日本人、韓国人、中国人であり、これらの国は儒教文化という共通点があります。
ぶっちゃけ今の中国がどれだけ儒教的な文化残してるかよく知りませんが、儒教は中国を発祥とし、韓国や日本で浸透しましたからね。
中でも酷く人を不幸にしているのが朱子学です。
そして日本に朱子学が本格的に浸透するのは秀吉の朝鮮出兵以降なのです。

🗾江戸時代の官学の元となった朝鮮朱子学

韓国料理と言えば第一にイメージするのは唐辛子でしょう。
今の韓国料理の基礎が築かれたのはだいたいこの時代辺りで、秀吉の朝鮮出兵によって唐辛子が朝鮮半島に伝わったそうです。
じゃあ秀吉側は何を以て帰ったのかと言うと、当たり前のように人質を持ち帰り、その中には朝鮮朱子学の儒学者が含まれていました。
加えて朝鮮朱子学の書物も大量に持ち帰ったようで、それが江戸時代に於ける官学としての朱子学の源泉になります。

なぜ江戸幕府が官学として朱子学を奨励したのかと言えば、端的に反乱を起こさせない仕組みが必要だったわけですね。
私も朝鮮朱子学の中身はちゃんと知ってるわけじゃ無いのですが、謂わば朝鮮朱子学に於いて「お上の言うことは絶対」だったと想起できます。
江戸時代は260年続いたわけですし、実際のところ、これは江戸時代が長続きする上で、間接的ながら機能したと考えられます。

📖教育勅語と靖国神社に取り込まれた朱子学

かつて籠池泰典が世間を賑わせた教育に〚教育勅語〛の存在があります。
なんで平成も後期になって「こんな朱子学の亡霊と戦わにゃならんのか」と落胆するものですが、教育勅語のベースは朱子学であり、そもそも創案者である元田永孚からして朱子学の学者なのです。
それ故に教育勅語は原文を読めば「儒教の精神てんこもり」であることが直ぐにわかります。

一方、一部の右翼界隈で「朝鮮カルト」と言われたり「田布施神社」なんて言われ、ネット右翼から顰蹙を買ってる言説ですが、しかし靖国の本質を考えた時に、それが100%外れてるわけではなかったりします。

実際のところ、明治新政府は自分達が天下を取ると、これまたせっせと朱子学に基いた臣民教育をしていました。
靖国神社の思想のベースは水戸学です。

水戸学もまた立派な朱子学の一派であり、水戸学の祖は朱舜水と言う、明の学者だったわけです。
そういう意味で、靖国神社が朝鮮カルトと言うのは100%当たっているわけではないですが、とは言え、朝鮮朱子学をベースにした朱子学が官学として奨励されていた時代に、水戸に渡った朱舜水が水戸学の祖となっていますからね。
ベースとなる考え方は日本古来の神社とは全く異なることは、言うまでもありません。

💒朱子学が日本人をダメにした

残念ながら日本人は自分の行動様式に儒教の影響を受けている自覚のない人が多いです。
しかし、人前で部下を叱って殺されたり解雇されたりせずに済んでるのは、まぁ日本と韓国くらいなもので、だから東南アジアに行って「自国にいるときと同じように」人前で部下を叱責をすることで、殺されたり脅迫されたりするようになるわけですね。

靖国神社も統一教会も思想のベースは朱子学ですし、向いている方向も概ね一緒、なんなら自民党安倍派の思想のベースも朱子学にあると言っても過言ではなく、お上に逆らわぬ日本人の気質も、ベースは豊臣秀吉の朝鮮出兵後から時間を掛けて形成されていったと考えられます。

・お上の言うことに従いなさい
・空気を読みなさい
・皆と同じように生きなさい

こうした日本人的感性は250年の時間を掛けて少しずつ形成され、明治からの150年で一気に浸透したわけです。
現代に至ってはサービス残業や「お客様は神様」なんて無茶ぶり(日本は客の立場が強すぎる)にも儒教の悪さが一役買っています。
「お客ちゃまが神様」なら、そりゃ「働いたら負け」ですわな。
働いていると自分は他の「神様」の下僕んなってしまいます。そりゃ引きこもりも増えますわ。

尤も、秀吉が明を征服するための途中として行われた朝鮮出兵ですが、この企画の創案者は秀吉ではなく、信長なんですよね。
まぁ織田信長が生きてたら朝鮮出兵が行われてたことは間違いなかったようで、そら「明智光秀よくやった!」です。
しかし、結局は秀吉で朝鮮出兵事業は再燃してしまい、これが現代の日本人の労働環境を悪化させる要因にも繋がって言うことを考えると、本当に秀吉は余計なことをしてくれたもんだとしか、言いようがないでしょうね。

ご一読ありがとうございます。お読みいただいた記事がもし無料、あるいは価格以上の価値があると思ったら、フォローならびに、サポートいただけますと幸いです。