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週刊プロフ

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中央アジアの炊き込みご飯「プロフ」を愛する人たちが、毎週プロフについてアツく語るマガジンです。
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#キルギス

当たり前にプロフが食べられる、いつかの日本で:その2

― 続いては、レポートのコーナーです。今日はどこに行っているのかな? レポーターの、ユウコちゃーん!  はーい☆ 今日は毎年恒例、お台場のプロフ祭りに来てまーす! 今年も大人気の、「ご当地プロフ日本一決定戦」が開催されてますー! さっそく会場に入ってみましょう!  わー見てください! 会場は大混雑ですね!すごい熱気です! どのブースからも、おいしそうなプロフの香りがしてますよ!  ひとつ行ってみましょう...こんにちは! こちらはどこのご当地プロフですか!?

当たり前にプロフが食べられる、いつかの日本で

 午前中もがんばった。ようやく昼休みだ。 「さて、昼メシは何を食べようかな。」  会社を出て、歩きながら考えよう。  ラーメン?  ・・・いやいや。今日はご飯ものが食べたい。  カツ丼?  ・・・いやいや。ちょっと重いな。  カレー?  ・・・いやいや。午後も仕事だ。ニオイが気になる。  チャーハン? ・・・いやいや。ちょっと物足りない。  そうだ・・・  プロフを食べよう!  プロフは肉がゴロゴロ入ってるから、ボリュームがあって元気が出る

第1章 小麦も米も同時に、いくらでも同じテーブルに上がる、不思議な中央アジアの食卓 〜中央アジア 北東部の場合〜

はじめて中央アジアの食文化を知った時、1番の驚きは圧倒的な炭水化物の多さだった。 何しろ、同じ食卓に米料理とパンが一緒に出てくるばかりか、食卓に上がる他の料理も、小麦粉と肉を合わせた料理が非常に多いのである。これは初め、驚き以外の何ものでもない光景だった。 米とパンは当然の様に同時に食卓に上がり、しかもパンは毎回どんな料理の時にも必ず毎食登場する。 キルギス人やカザフ人によるとパンは主食であり神聖な意味合いを持つ為、大切に扱わなければならないと言う。 出来る限りパンを残さな