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週刊プロフ

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中央アジアの炊き込みご飯「プロフ」を愛する人たちが、毎週プロフについてアツく語るマガジンです。
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#ウイグル

「もう1度食べたいポロ。」②カシュガルでのポロ

 前回の記事に引き続き、「もう1度食べたいポロ」の思い出について。  西安の留学生活でポロ(プロフ)は身近なものだった。シルクロードに興味のあった私は留学中に1人旅に出る。前回の記事で書いたように、この時の旅行は敦煌と嘉峪関がメイン。ウイグルは美味しい料理を食べよう、という理由で行くことに決めた。色々な遺跡を巡り旅は順調に続く。初の新疆ウイグル自治区。ウルムチでは近代的な街並みにちょっとびっくりしたが、美味しいポロやラグメンは食べることができた。 (2008年初めてのウイグ

「もう1度食べたいポロ。」①西安でのポロ

 ポロ(プロフ、抓饭)について2回分記事を、とお話をいただいたので、個人的な思い出になるけれど「私がもう1度食べたいポロ」について書いてみる。  初めてポロを食べたのは2007年の7月頃。留学先の中国・西安に着いて2、3日後。先輩の留学生が連れて行ってくれた校舎近くの路地にある小さくて小汚いウイグル料理の食堂。最初に食べた時の事は残念ながら覚えていない。気付いたらポロを食べるのが当たり前になっていた。その食堂は全部でテーブル席が8席くらい。薄暗くて顔立ちや言葉も違うウイグ

ポロを食べるときはスプーン?右手?それとも、、、

プロフ、ウイグル語では「ポロPolo」と言います。カシュガル方言では「ポラァ」と聞こえることも。 あ、こんにちは。「グリシェンカフェ」のグリシェンです。マルコ・ポーロに恋したことからウイグルにハマり、27年の間に幾度となくウイグル・シルクロード各地へ出かけています。今回から計4回、「週刊プロフ」に連載しますのでよろしくお付き合いください。 マルコ・ポーロに憧れ、彼のたどった道を、逆ルートで東から西へ旅しようと心に決めた15歳の夢。今と違いネットなど無い時代、テレビや雑誌、