マガジンのカバー画像

週刊プロフ

35
中央アジアの炊き込みご飯「プロフ」を愛する人たちが、毎週プロフについてアツく語るマガジンです。
運営しているクリエイター

2018年7月の記事一覧

絨毯屋のポロ弁当

 「飯は食ったのか?ポロがあるから食っていけ」  ある時、絨毯屋の店主はそう言って私に手招きしました。言われるままに店に入り絨毯の上に座ると、部屋の一隅に風呂敷包みがありました。  ここはカシュガル。何度も何度も通う間に知り合った馴染みの絨毯屋さんです。    こんにちは。「グリシェンカフェ」のグリシェンです。今回も、ポロ(プロフ)にまつわる私の思い出話にお付き合いください。  カシュガルにはたくさんの絨毯屋があります。絨毯など織物の産地としては南新疆のホータンが有名ですが

ポロを食べるときはスプーン?右手?それとも、、、

プロフ、ウイグル語では「ポロPolo」と言います。カシュガル方言では「ポラァ」と聞こえることも。 あ、こんにちは。「グリシェンカフェ」のグリシェンです。マルコ・ポーロに恋したことからウイグルにハマり、27年の間に幾度となくウイグル・シルクロード各地へ出かけています。今回から計4回、「週刊プロフ」に連載しますのでよろしくお付き合いください。 マルコ・ポーロに憧れ、彼のたどった道を、逆ルートで東から西へ旅しようと心に決めた15歳の夢。今と違いネットなど無い時代、テレビや雑誌、

旨いプロフ&サラダ 10のレシピ

こんにちは。おいしい中央アジア協会の代表理事の山田です。 今回の週刊プロフでは、5つのおいしいプロフのレシピを皆さんにご紹介しようと思います。また、暑い時期でもさっぱりとプロフをお召し上がれるように、プロフと合うサラダのレシピも5つご紹介します。どれもご家庭で簡単に作れるものばかりです。レシピはPDFでダウンロード・印刷可能です。 ■プロフのレシピ 1. 中央アジアのプロフ 2. イランのバガリポロ(そら豆とディルのプロフ) 3. サバ缶プロフ(山田オリジナル) 4. 沖縄

¥350

プロフは中央アジアと日本のかけ飯

こんにちは!おいしい中央アジア協会代表理事の山田です。「日本の食卓に中央アジア旋風を巻き起こす」という協会の理念のもと、日々活動しています。 今回の記事では、なぜ「週刊プロフ」というWEBマガジンを立ち上げたのか、自問自答のインタビュー形式でお届けします。 そもそもプロフってどんな料理?プロフは中央アジアの炊き込みご飯です。油で炒めた肉、玉ねぎ、にんじんなどに、生米と水を加えて炊き上げたご飯です。味付けは塩やクミンを使い、地域によってはひよこ豆や干しブドウなどを加えたり、