見出し画像

十字架の主イエス

1/24(日)、今日は棕櫚の主日、受難週の始まりです。
イエスさまのことを、「ホサナ」と叫んで迎えた人々は、数日後には「十字架につけろ!」と叫ぶことになります。
人々は、イエスさまが、何をされようとしているか、わかっていなかったのです。
イエスさまが十字架につかれたのは、わたしたちの罪をゆるすためでした。
一緒に御言葉に聞きましょう。

⛪ 📖 ⛪ 📖 ⛪ 📖 ⛪ 📖 ⛪ 📖 ⛪ 📖 ⛪ 📖 

マタイによる福音書 27章45~54 十字架の主イエス
さて、昼の十二時に、全地は暗くなり、それが三時まで続いた。
三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。
そこに居合わせた人々のうちには、これを聞いて、この人はエリヤを呼んでいる」と言う者もいた。
そのうちの一人が、すぐに走り寄り、海綿を取って酸いぶどう酒を含ませ、葦の棒に付けて、イエスに飲ませようとした。
ほかの人々は、「待て、エリヤが彼を救いに来るかどうか、見ていよう」と言った。
しかし、イエスは再び大声で叫び、息を引き取られた。
そのとき、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂け、地震が起こり、岩が裂け、墓が開いて、眠りについた多くの聖なる者たちの体が生き返った。
そして、イエスの復活の後、墓から出て来て、聖なる都に入り、多くの人々に現れた。
百人隊長や一緒にイエスの見張りをしていた人たちは、地震やいろいろの出来事を見て、非常に恐れ、「本当に、この人は神の子だった」と言った。

⛪ 📖 ⛪ 📖 ⛪ 📖 ⛪ 📖 ⛪ 📖 ⛪ 📖 ⛪ 📖 

昼の12時なのに、空が、真っ暗になりました。
ここは、エルサレムのはずれ、ゴルゴダという丘です。
丘の上には、十字架が3本あって、その真ん中にイエスさまがおかかりになっています。

「お前は人が救えたのに、自分を救えないのか?」と侮辱した人もいたけど、イエスさまは神さまの御子なので、逮捕して連れて行く人たちを倒すことも、自分がそこから自由になることも、できました。でも、イエスさまは、そうはなさいません。
イエスさまは、神さまの御心を理解し、従う決心をされていました。
人間の罪を救うために、イエスさまは十字架への道を進まれていました。

神さまは、御子イエスさまを犠牲にされようとしていたのです。
旧約聖書の時代は、祭壇で、祭司が、人々の罪をあがなうために、羊や子牛を犠牲にして捧げていました。
新約聖書においては、羊や子牛のように礼拝のたびにではなく、神さまの御子である主イエスが、たった一度犠牲になることで、わたしたち全ての人間の罪をあがなってくださいました。

イエスさまの叫びが響きます。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」
旧約聖書の詩編の言葉で、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」。
イエスさまは、神さまに助けを求めたわけではないのです。
いつも一つであった神さまとイエスさまが、切り離されてしまうことが、どれだけ深刻なものか。
わたしたちを罪から救うための代償が、どれだけ大きなことか。

イエスさまは再び大声で叫び、息を引き取られました。
そのとき、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けました。
イエスさまが人間の罪の身代わりとなって死なれたことによって、神さまと人間を隔てていた壁が取り除かれたのです。
そして、ユダヤ人だけではなく、わたしたち異邦人を含めた世界中全ての人が、神さまの前に出ることができるようになったのです。
十字架の出来事には、そんなメッセージも含まれていたのです。

百人隊長や、一緒にイエスさまの十字架刑を、見張っていた人々。
イエスさまが亡くなって、地震が起きたり、いろんな出来事が起こったのを見て、非常に恐れ、「本当に、この人は神の子だった」と言いました。
イエスさまが、神さまとの隔たりを取り除いてくださり、「まことの神さま」を知らなかった、異邦人も「まことの神さま」を信じる信仰へと招かれたのです。
わたしも「イエスさまは本当に神さまの御子だった」と思います。
このときの百人隊長の信仰告白は、今のわたしたちが礼拝でしている信仰告白につながります。

イエスさまの十字架での死は、とても信じられないようなできごとだけど、イエスさまは神さまの御心である十字架に、まっすぐ進んで行かれました。
イエスさまが十字架につかれたのは、わたしたちの罪をゆるすためでした。



あわれみ深い、天の父なる神さま
あなたは、独り子イエスさまを、与えてくださるほど、わたしたちを愛してくださっています。
あまりにも大きな愛に、言葉もありません。
イエスさまの十字架を、ありがとうございます。
罪あるわたしたちをゆるしてくださって、ありがとうございます。
今週の受難週はイエスさまのご受難をおぼえて祈り過ごし、来週はイエスさまのご復活を祝うイースター礼拝を、ひとりでも多くの人と礼拝することができますように。
この祈りを主イエスキリストの御名によって祈ります。アーメン

3/10はつぼみだった水仙の花、開化の写真をお送りいただけました。
ありがとうございます!今朝は、教会の入り口でしっかり出迎えてくれて感謝です~。
来週はイースター礼拝、ぜひ皆さん教会におこしください!