ベルギー留学 学生ビザ 申請について

アブダビ経由ブリュッセル行きの飛行機の中からこんにちは。書き終わるころ私はどこにいるでしょう?アブダビまでで終わってるといいなあ。。

ベルギーの学生ビザ(D VISA for Higher Education)を申請するべく奮闘中の皆様はじめまして。ベルギーの学生ビザ申請についての日本語の情報はそんなに多くなく、私自身結局まるまる2ヶ月かけて準備しましたので、今後申請する方々のお役に立てればと思い執筆しております。申請は2022年8月中旬でしたのでその後マイナーチェンジが行われている可能性があることを必ず念頭に置いて、ご参考どうぞ!

※せっかく気合い入れて書いたこのnote、Googleで検索してもあまり出てこないのが悔し悲しいので(見つけてくださってこれを読んでいるあなたに感謝❤︎)、気付いたマイナーチェンジも記入していくことにしました。2023年10月現在の情報です。

※ベルギーに着いたあとの手続きと、その更新についてはこちらから

用意するもの

1. ビザアプリケーションフォーム
2. パスポート
3. パスポート写真
4. 日本の在留カード(日本国籍以外の方)
5. 無犯罪証明書
6. 健康診断書
7. 入学許可証
8. 在学証明書(いま現在学生の方のみ)
9. 卒業証明書(いま現在学生でない方のみ)
10. 資金証明
11. 履歴書
12. ビザ申請手数料振り込み証明書
13. 言語選択フォーム→2022年12月に廃止されました
14. ベルギー健康保険加入証明(なくても可)
15. ビザ料金(日本人は不要です!!!!!!!)

一つずつ解説していきます!
なお一部の書類を除き、原本がベルギーの公用語(フランス語、オランダ語、ドイツ語)か英語であれば翻訳は不要です。
すべての書類はA4で準備します。原本一式を1セット、1を印刷したもの+2以降をコピーしたものを2セット(無犯罪証明書はコピー不要)というふうにまとめておきます。コピーについては別の方のブログでは原本はカラー、コピーは白黒とおっしゃっていましたが、私はコピーもすべてカラーで提出して特に問題はなかったので、おそらく原本かコピーかさえわかれば白黒かカラーかは問われなさそうです。
アポスティーユという単語がのちにいっぱい出てきますが、それについては後述します。

1. Visa Application Form

VOW(Visa on Web)で30項目くらい入力したものを印刷して持参します。印刷したものにサインして日付を記入します。このフォームは一回submitすると変更や編集ができません。ミスを見つけた場合は新しく申請し直しです。電話番号はハイフンを入れると弾かれます。わからないところはとりあえず埋めて、申請時にカウンターで聞けばいいそうです。もちろん正しく全て入力するべきですが、おそらく多少間違っていてもひとまず埋まっていればあまり支障なさそうな感じでした。2部印刷。印刷したものに3のパスポート写真を貼ります。webでsubmitすると大使館に行く日を予約できるようになります。

2. パスポート

書くまでもなく必要ではあるのですが!!有効期限が少なくとも3ヶ月以上あるもの(出国のために6ヶ月以上あるといいです)。発行から10年以内。本体を1冊と、データページ(顔写真が載っているころ)を2部印刷。パスポートはA4より小さいですがコピー用紙はA4で。拡大等の調整は不要。
ちなみに結婚している人は旧姓を載せることをお勧めします。旧姓で発行される卒業証明と現在のパスポート名が違うと同一人物である証明がかなりめんどくさいのですが、パスポートに載せておけばすぐ証明できます。

3. パスポート写真

全部で3枚必要。2で提出するパスポートに使われているのと違う写真でも可。撮影から6ヶ月以内。運転免許証とか履歴書の写真サイズではなくパスポートサイズです。それぞれ切り取って後ろに名前を記入(私はローマ字と漢字とどちらも書きましたが、どちらかでいいと思います)。まず2枚を1のビザフォームのPHOTOのところに貼る。残り1枚はビザ発行に使われるので、切った状態で持参。渡航後も住民登録などで写真は何かと必要になるのに証明写真機の質が悪いので、ついでに多めに持っておくといいです。

4. 日本の在留カード

日本国籍であれば必要ありません。

5. 無犯罪証明書

都道府県の警察署で発行してもらえます。申請から発行まで約約1週間必要。埼玉県警では「何日以降に出来上がるので取りにきてください」と言われます。
受け取った無犯罪証明書は封をしたまま外務省領事班に送って、アポスティーユ(外務省のお墨付きみたいなもの)をもらいます。アポスティーユされて返ってくるまでだいたい1週間。トータル2週間かかります。無犯罪証明書はアポスティーユのために外務省の職員さんが開ける以外に一度でも開封したら効力を失うので注意。とにかく開けない。絶対に開けない。
申請するのに海外に行くことを証明しなければならず、ベルギー大使館発行のリクエストレターorベルギーの省庁発行の公文書or印刷済み(全項目記入済み)のビザ申請フォームが必要でしたので、私はこの時点で1のアプリケーションフォームを完成させて持っていきました。写真は貼ってなくても大丈夫でした。留学先の合格証明書でもいけると思うのですが、学校の書類が公文書にあたるかわからなかったのでやめました。リクエストレターは大使館にメールしたら発行してもらえることになっています。
アポスティーユ申請書には発行した人の肩書きと名前を記入する必要があるので、私は受け取りのときに窓口で伺いましたが、わからなければ未記入でいいと外務省HPに書いてあります。
開封厳禁なので翻訳とコピー不要。封筒ごと原本のみ提出。

6. 健康診断書

大使館ホームページに載っている病院で検査をすればアポスティーユ不要なので、遠くても高くても、指定の病院に行くことをオススメします!!保険適用外なので基本的に高いです。私は有楽町の日比谷病院で16000円だったか18000円くらいでした。聖路加病院とかは30000円くらいするので、事前に電話やホームページで金額を調べるのが良いです。予約のとき、診察時には指定のフォームを持参するように言われました。
指定の病院だと指定のフォーム&英語で作ってくれるので翻訳とアポスティーユが不要。指定の病院以外の場合はアポスティーユが必要。原本+2コピー。

7. 入学許可証、合格証明書

進学先の学校に発行してもらいます。入試がまだの場合は入試を受ける証明書で代用可。
郵便で届いた原本であればそれ+コピー2部で可。もしデータでもらっているなどで原本を出せない場合は、学校から大使館宛にメールで送ってもらい(それが原本扱いになる)、コピーを2部提出。フランス語、オランダ語、英語のどれかで書かれていれば翻訳不要で、アポスティーユも不要。ベルギーの学校は基本的にお仕事がゆっくりなので、早めに依頼してさっさか送ってもらいましょう!

8. 在学証明書

現在学生の方のみ。原本+2コピー。ルールは7と同じで、郵便で届いた原本であればそれ+コピー2部で可。もしデータでもらっているなどで原本を出せない場合は、学校から大使館宛にメールで送ってもらい(それが原本扱いになる)、コピーを2部提出。

9. 最後に卒業した学校の卒業証明書

7と8と同様に、郵便で届いた原本であればそれとそのコピー2部で可。もしメール等データでもらっているなど原本を出せない場合は、学校から大使館にメールで送ってもらい、コピーを2部提出。フランス語、オランダ語、英語のどれかで書かれていれば翻訳不要で、アポスティーユも不要。
ちなみに何かと使うので、学校に発行申請するときに成績証明と併せて多めにもらっておくといいです。

10. 資金証明

・月730ユーロ以上の奨学金がある方はその証明。原本+コピー2部。
・ブロックアカウント(先に学費生活費?を学校に振り込んでおいて、あとから随時返金してもらうシステム。一部の学校のみ対応)を使用する場合はその証明。原本+2コピー。私の学校は非対応だったのでこれに関しては何もわかりません、すみません。→2023年8月追記:KCB新入生の方へ、まさかの対応してるそうです!KCBの母体であるErasmus hogeschool Brusselに問い合わせると教えてくれます。
・上記どれにも当てはまらない方はスポンサー登録とその証明。これは長くなるので後述。

11. 履歴書

書き方の指定はなし。名前、国籍、出生地、生年月日、住所、連絡先、学歴など書いてあれば十分です。

12. ビザ申請手数料振り込み証明書

学生ビザの申請手数料は208ユーロでした。大使館指定の銀行口座に振り込んで、その証明を提出。
この指定の口座というのが日本の銀行でなくてベルギーの銀行なので、銀行等から外国送金をします。窓口で行うよりネットバンキングのほうが手数料が安いです。摘要欄に名前・国籍・生年月日dd,mm,yyyyを記入。
着金後、振り込み証明書を発行してもらう。原本+2コピー。英語等であれば翻訳不要。
外国送金はネットバンキングであっても即時着金ではなく時間がかかりますのでぜひお早めに。

13. 言語選択フォーム→廃止済み、今は不要。

これ実際なんなのかよくわかっていないのですが、ビザを発行する言語でしょうかね?発行されたビザには3言語書いてあるので必要だったのか何に使われたのかはよくわかりません。
フランス語、オランダ語、ドイツ語の用紙がありますので好きなものを選び、好きな言語orどの言語でもいい、を選択。私の行き先はブリュッセルなので市内はフランス語、学校の公用語はオランダ語なので、オランダ語を選びました。どの言語にしてもビザ申請や現地での外国人登録に差し障りはありません。

14. ベルギーの健康保険加入

これは任意。ベルギーに行ってから加入するのでも可。渡航してから学校と提携いているとか、家から近いとか、そういうところに入るのでいいと思います。
渡航後の住民登録や翌年のビザ延長申請でも使います。

〜10のスポンサーについて〜

これが正直一番めんどくさかったので、早め早めの準備をしましょう。
日本人でスポンサーになれる条件は、留学する本人からみて3親等まで(親、子、きょうだい、義父母、叔父叔母など)、かつ、月収が手取り447,571円以上あること。※手取りの最低金額ルールは2022年8月から急にスタートしました。大使館指定のレートの変更が行われた場合に都度変わります。お知らせなどもまったくありません。必ずご自身で最新版をご確認ください。たとえば2022年8月は35万でしたが、2023年7月には40万弱になっており、9月から約45万まで上がっています。

必要書類一覧
1. Annex32という書類。フランス語版かオランダ語版のみ。英語が書いてあるものはガイドなので使用不可。ガイドを参考にしつつ、名前住所や学校名を記入する。日付とサインのところは空けておく(大使館でする)。
2. 3親等以内であることを証明するもの=戸籍謄本。戸籍謄本は日本語のままで可(翻訳不要)だがアポスティーユが必ず必要!
3. スポンサー登録手数料3200円(現金)。
4a. 固定の収入がある証明(サラリーマンなどの給与所得者の場合)
 ・パスポートor免許証orマイナンバーカード。原本+2コピー
 ・最低直近3ヶ月分の給与明細。原本+2コピー
 ・雇用形態と期間が記されている雇用契約書(証明書)。原本+2コピー
4b. 固定の収入がある証明(個人事業主の場合 ※やったことないので参考程度で)
 ・パスポートor免許証orマイナンバーカード。原本+2コピー
 ・税務署発行の所得証明書。原本+2コピー
 ・年金などの納税証明書。原本+2コピー
 ・前年度の確定申告書。原本+2コピー
 ・銀行口座の取引明細書。上記のことが証明できるように、また過去3ヶ月間、充分な定期収入があることが証明できるように。原本+2コピー

▼個人的2023年のビッグニュース:給与明細等の資金証明書類は日本語/日本円での提出が可能になりました!!翻訳、ユーロ変換不要です!!!※日本語のほかに、英語、フランス語、ドイツ語でも可。 

全部用意できたら、大使館を予約しましょう。
1のアプリケーションフォームを埋めてsubmitを押すと予約フォームが出てきます。私は多分一番混んでいる夏に申請したので、予約がほとんど1ヶ月先まで埋まっている、みたいな状況でした。
予約時間の変更はできず、一度キャンセルしてから予約の取り直しです。またsubmitしたあとにアプリケーションフォームの編集変更はできません。

〜アポスティーユについて〜

ちょこちょこ登場したアポスティーユとはなんぞや、について。
私も結局よくわかってないですが、外務省が「この公的書類は本物です」とお墨付きをする、みたいなもんだと思っています。ですから、アポスティーユできるものは国が公的書類と認めているもののみで、たとえば戸籍謄本や住民票などです。大学の卒業証明書は公的書類に該当しないのでアポスティーユができません。公立の小学校〜高校の証明書、あと国立公立の病院や赤十字病院などもアポスティーユができます。
大学の卒業証明書のようにアポスティーユができない書類の場合は、アポスティーユをもらいたい書類をまず公証役場に持っていき、公証人の認証を受け、それを外務省に送る、という流れになります。
またベルギーのビザ申請のように翻訳が必要な場合は、アポスティーユをもらいたい書類をまず公証役場に持っていき、公証人の認証を受け、それを外務省にアポスティーユ申請書と一緒に送る、外務省から帰ってきた書類を翻訳業者に翻訳してもらい、翻訳できたものを公証役場に持っていって公証人の認証を受け、それを外務省に再びアポスティーユ申請、となるので、手間が何倍にもなります。私は実際にやったわけではないので、もしかしてこの通りではないかもしれませんが…。まあそういうわけでやばいくらい大変そうなので、必要な証明書はすべて英語で発行してもらう&指定の病院に行くことを強くおすすめします。
ちなみに夫は文化庁の海外研修員なので月730ユーロ以上の奨学金をいただいているのですが、この書類はアポスティーユなしで申請通りました。

予約当日

入り口がわかりにくいので少し早めに行っておくといいです。
カウンター近くに椅子があるので座って待ちます。時間になったら呼ばれます。ビザデスクのスタッフさんとのやりとりは全て日本語でできます。
この書類を出してください、と指定されるので、言われたとおりに該当する書類を順番に出していきます。私のときはまず資金証明でした。スポンサーに職員さんの前でAnnex32にサインしてもらって手数料2800円を払ったら、その時点でスポンサーは帰宅できます。スポンサーのパスポートもその場で返してもらえました。
そのあとにその他の個人書類を提出しました。
全部提出したらA4の紙を10枚くらい渡されて、アンケート?質問?に答えます(英語、もしくはフランス語でもオランダ語でも)。これはテストではないのでわからないところは書かなくてもいいそうですが、本人のモチベーションをはかるものらしいので、気合いで頑張って埋めてください。1時間もらえます。
終わったら提出して帰ります。お疲れ様でした。

もし今ベルギービザ申請中の方で質問などあれば、Twitter @cemb_y にDMください。2022年8月申請時と変わっているところもあると思いますが、お答えできるところはなんでもお答えします!

おまけ。長すぎる小話。
私がビザ申請でゴタゴタしてしまったのにはいくつか理由がありまして、
①学校に7の合格証明を大使館宛にメールしてもらう前に学校が2ヶ月近くの夏休みに入った。
②スポンサーとその書類に関すること、アナウンスもなく超超超ビッグな変更が起きた。
③この日くらいに仕上がりますと言われていた日にビザが出来上がらず、メールで問い合わせるも返信なし、ビザデスクに突撃したら、まだ処理すら始まっていないと言われた。
①は完全に私の動き出しが遅かったせいなのでしょうがないのですが、②と③は私の気合いをへし折るには十分なくらいショッキングというか、とにかくしんどかったです…笑
②は大使館の人もややこしくなった自覚があるのか、ビザ申請時に「今スポンサー登録がややこしくなっているので、先に資金書類を確認します」みたいなこと言われました。そうだよね、ややこしいよね。ややこしすぎんだろ。
具体的には、少なくとも2022年7月までは、年収やら手取りやらにミニマムは設定されておらず、逆に「1年間カバーできる十分なお金が銀行口座に入っていること」というルールが別に存在しました。給与明細や源泉徴収票ももちろん必要だったのですが、なにより重視されるのはとりあえず今これからの1年分はお金がある(で特に具体的金額は書かれていないw適当ww)、ということだけでした。その時ホームページに書かれていたのは生活するのにかかる最低金額が月何ユーロ、急病や事件事故のカバーのために何ユーロを目安としてください的なことが書いてありました。計算するにだいたい500万くらいかな?
で、これらの書類、給与明細も源泉徴収票も残高証明書も、すべて英語フランス語オランダ語のどれかに自分で翻訳する必要があり、その翻訳版では円もユーロに換算しなければならなかったのですが、xe.comという為替計算サイトを使って自分で計算して、というものだったので、時間はかかるけど、まあそんなもんよね、と思ってちまちまちまちま、何時間もかけて、書類を作り上げました。
その後①の失態で学校から大使館宛にメールを送ってもらうのが遅くなってしまったせいでビザデスクの予約日を学校が開いた後に設定しないといけなくなり、急遽予約を3週間くらい遅らせることになりました。その間に…スポンサーについてのルールが…180度変わってしまったのでした……悪夢。
ある日もう一度要件を見直そうと思って資金証明のページを見ていてたら、まず「スポンサーは毎月の収入が2500€以上あること(金額はうろ覚えです)」と急に、しれっと、どこに変更しましたとかいう追記もなく、本当に急に現れました。その2日後くらいに、問い合わせがあったんでしょうね、収入が”Tedori”と書かれるようになりました。その後、銀行口座に上記1年分カバーできるくらい入れておいてその証明、というようなことが書いてあった文章が全部消されました。ベルギーの急な方針転換で、1年分のお金があります!ではダメで、スポンサーは毎月決まった収入があり、自分の生活を豊かに過ごした上でこの留学生を余裕でサポートできます!ということを証明しなければいけなくなりました。当時だいたい1€=136〜138円くらいだったので、計算上必要な手取り33万ちょっとだったのですが、最初に頼んだスポンサーはこの手取りのミニマムに届いておらず、別のスポンサーを見つけないといけなくなりました。幸いなことに手取りの条件を満たすスポンサーはこの変更に気付いたその日に見つけることができたのですが、思い出してください、私はもう全ての書類を翻訳し、計算サイトを使って日本円からユーロへの換算も終わらせているのです。
泣きました。本当に大泣きして、思いつく限りの暴言を吐きながら笑、また夜な夜なちまちま、一から新しく翻訳書類を作り直しました。
私は運良くスポンサーになれる人がいたからなんとかなりましたけど、この不景気に手取りのミニマムなんてマジでベルギーは鬼畜か?と思います。前々から留学したくて仕事してお金貯めてきた!みたいな人も留学できなくなりますしね。
で、そのまたちょっとあと、もう大使館に行く数日前だったと思うのですが、今度は、「すべてにおけるユーロ⇔円換算額は、一律1€=140円とする。それに伴いスポンサーのミニマム手取りは355,000円とする。資金証明翻訳と換算もすべてこのレートで行うこと。」という案内が出ていました。いいですか、こんな大事なことが、新着のお知らせ、とか、変更がありますとか、ページトップに書いてあるとかでもないんですよ、ただ文章に加えられている。ある日ホームページをリロードしたら文章が変わっている。本当に頭おかしいと思います。しかも現状のレートより高い。
2人目のスポンサーは本当にありがたいことにこの35万円というミニマムも超えていたため、3人目のスポンサー探しをすることにはならなかったのですが、思い出してください、私はもう全ての書類を翻訳し、計算サイトを使って日本円からユーロへの換算も終わらせているのです(再放送!!)。
ありがとう!計算し直しだ!おかげで結局3回目の給与明細、源泉徴収票、残高証明書作成をしました。もうここまでくると暴言も出ません。出てくるのは「もう留学やめようかな」です。
さすがに①と②のコンボで準備がギリギリになりすぎて、これで書類不備があって再申請になったらもうフライトに間に合わないということで、フライトは9月1日から5日に変更しました。変更手数料がかからないフレックスを選んでおいて正解でした。
※2023年から、資金証明にかかわる書類はすべて日本語/日本円のまま提出していいことになっています。大歓喜。ビッグニュースすぎる。だって戸籍謄本は日本語読めるんだもんな、そりゃ給与明細も読めるよな。定期収入だけが重視されるようになったため、銀行の残高証明も不要になりました。そらそうだ、だってこんなに給与明細とか出させてさらに残高も出せというのは辻褄が合わないよ。その代わり円安が進みすぎて指定レートが1€=160円になってます。
きっと大転換期に巻き込まれてしまったんだなと思います。ベルギーでは新築マンションに住むな(=どんなトラブルが生じるか住んでみないとわからない)ということがよく言われますが、まさにそうで、新しいシステムの導入のタイミングだったんでしょうね、だからあらゆる情報が小出しだしどんどん変わるし。ひとまず落ち着いたのか、最近は大きなルール変更はなさそうです。私みたいな思いをする人が減って本当に本当に良かったです。

③はもう本当に…心折れました。もう無理だと思いました。②でほとんど折れかけてはいましたが、周りにたくさんサポートしてもらってどうにかこうにかビザ申請に辿り着き、書類不備はないと言われたので、あとは受け取り待ちだけになりました。
前述のようにフライトを送らせて9月5日(月)に予約していて、もちろん当日にビザ取りに行くのは無理な話で、またベルギーのビザデスクは金曜〜日曜定休なので、その前日の9月1日(木)までに絶対受け取っている必要がありました。もともと「8月29日(火)ごろにはできますから、それまでに連絡なければメールしてください」みたいなことを言われていたのですが待てど暮らせど連絡はなく、30日と1日朝にメールするも返信なく。1日に先に出国する夫を羽田で見送ったその足でビザセンターに突撃しました(本当はアポなし突撃はダメです!真似しないでね!)が「忙しくてまだ処理が始まっていない。今日も忙しいから多分できない。いつ出来上がるかは言えない。フライトは変更してください」と突き返されたのでした…。②を乗り越えてようやくビザ申請まで辿り着いてこのザマ、と思ったらもう悔しいのか悲しいのか、ギリギリまで張り詰めていた気持ちがプッツンと切れてしまって、麹町駅のホームで30分ひとりで大泣きしました。神様は私に留学するなって言ってるのかなとか、私の超強火オタが私の出国を阻止するために邪魔してるのかなとか、本当にいっぱい泣きました。
前述のとおりフライト変更に手数料はかからなかったのですが、なんせいつ出来上がるのかわからないので、しっかり1週間余裕をもって9月11日(日)に変更しました。ところがどっこい翌日、定休日のはずの金曜日にビザデスクから電話があり、「今出来上がりました、今日いらっしゃるならこのあと待っておきますが」と言われました。もう飛行機変えちゃったし急ぐ気力もなくして荷造りを放棄していたので、結局週明けにゆっくり取りに行きました。
…なんていうドタバタ劇、終わればまあ話のネタになるものですが、最中はまあ本当にしんどかったです。とにかく余裕を持って早めに頑張って申請してください!
同じ時期にブリュッセルに来た友人は、急いでますみたいなメールを大使館に送ったら特別アポをとれて受け取りもすぐだった、と言っていました。この差よ…笑。本当に間に合わない!という方は大使館と交渉するのも手ですね。

フライト時間が長すぎてしっかりアブダビ到着までに終わりました。ご参考になれば幸いです!みんながんばれ!!!

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