「キングダム」観た

訳あって珍しく邦画アクション大作を観た。しかも結構前の。
原作を全く知らないまま視聴…中世以前の戦争映画には興味が薄いので、あまり楽しめる予想はしていなかったものの…面白かった！

物語

流石大ヒットマンガ原作というだけあって、話運びに説得力がある。キャラクターも皆魅力的。主義主張がハッキリしていて観ていて気持ちがいい。
さらに血みどろの戦争歴史ドラマながら、現代の価値観に合うようにキャラクターの動機が調整されているのも不快感が少ない。
序盤から女性のキャラクターが威風堂々の活躍をしているところもとても印象が良い。

吉沢亮

未来の始皇帝こと、若き秦王・嬴政を演じるのは吉沢亮。
日本人俳優の顔を全く覚えていないことには自信があるが、５年ほど前までニチアサ特撮沼にいたので、平成２期ライダーの俳優だけはちょっとだけ記憶に残っている。

夢中になって観ていた仮面ライダーフォーゼ以来、久しぶりに拝見した相変わらず美しい顔。しかし当時とは見違えるほど演技に覇気があった。
自ら剣を取り戦場で啖呵を切る秦王に思わずドキッ…とさせられる。
すごい俳優になったんだなあ…

VFX

これを見るために観ていた。
建築物や山岳の合成も迫力があった。
８万人の軍隊はちゃんと大勢いるように見えたし、
なかでも王騎将軍が鉾を回して兵士を吹き飛ばすシーンのルックがとても良かった。
軍隊が平原で騎乗して戦うシーンは意図的にカットしていたように感じたけど、流石に制作のカロリーが高すぎるのでそこは察するしかない。

総じてVFXの違和感らしい違和感がかなり少なく、ストレス無く視聴することができた。素晴らしい！

面白かった～。
映画が終わるタイミングもちょうどよく、続きが気になってコミックスに手を出した人も多かったんじゃないでしょうか。
推しはやっぱり嬴政です。冷静さと熱さを併せ持ち、覚悟がガン決まってるリーダーのキャラクター大好き！

２も出てるようなので続けて観ようかな～。