プロダクション体育館「ニア」感想走り書き

またヤバいものを観てしまったなあ…

こちらは私の最推し、アイドルごっこグループ事務所「プロダクション体育館」最新作の踊ってみた動画。以下略。

鑑賞後の熱が冷めないうちに書き殴ります。

この文章は技術的なことに言及していますが、素人の一介のファンの妄言なので多分に嘘の情報や想像が含まれていると思います。
すみません。

リオンくん

顔がいい！
いつも以上に顔がいい！！

不意打ち開幕顔面アップに全リオンファンが尊死するのに十分な破壊力です。
ストーリー性のある歌詞とダンスも相まって、いつも以上に「表情」を感じ取ってしまうオタクなのでした。

ダンスはいつも通りキレキレなだけでなく、終盤のやわらかい動きの演技には心が震えました。
逆光とレンズフレアが白い毛並みを包み込んで、幻想的なほどのふわふわで美しいリオンくんがそこに…リオンマジ小天使…

ポちゃん

しゃがみ姿勢で床をごろんと回ったり、膝をついてうなだれるなどいつにもましてアグレッシブな振り付けにドキドキ！

ラスサビの感情表現たっぷりなソロダンスの美しさには見惚れました。
体育館トップアイドル・リオンに引けをとらない魅力に目を奪われます。これが実質一位の実力か…！

演技とはいえ、動画の中でリオンと手つなぎダンスを踊ったり、駆け寄って抱きつくといったムーブにファン垂涎。
アメティスの情緒が心配でなりません。

衣装

スチルの時点から思っていましたが、非常に格好いい！
クレジットに衣装担当の名前がないので、既製品を使っているのかな？

シンプルながら効果的な衣装が動画の暖かさや繊細さに拍車をかけます。

特にポちゃんの色合いが好きです！ミントフォックスの毛色とダークブラウンの羽織は相性抜群！チョコミントカラーですね。

背景

・1F aid-studio | 駒場aid studio

植物やランプなどかなり小物が多く、さらにフローリングやタイルの床、レンガ壁、大きな窓などかなり維持にコストが掛りそうなバエるスタジオですね…！

撮影時は植木鉢にしっぽがぶつかったりしないかヒヤヒヤしたんじゃないかと思っちゃいました。

明るい自然光が美しい開放的なスタジオで、曲のイメージにピッタリな背景ですね。
照明機材やコード類が映っていないのも世界観の維持に一役買っていると思います。

それと狭い屋内でサーキュレーターを置かずにキャラの撮影ができているのも冬ならでは、という感じですね。

撮影

実写撮影のことなんにも知らないので適当言うんですが、
殆どが逆光の撮影なんですよね。意図してのことだと思うんですが、これだけ明るい場所で白い毛並みの被写体を白飛びさせずにきれいに撮るのってなんかかなり高度なのでは？

演出・編集

エモすぎる…
陳腐な表現ですがエモいとはこういうときに使う言葉だと思います。Emotionalです。

いつもどおり振り付け動画は定点映像。
この振り付け動画と曲のイメージからここまでバッチリキマった演出ができるのか…！！！と純粋に感動してしまいました。

特にラスサビ前からのカット。
ポラリス肩ナメショットでリオンに視線をフォーカス。
ここ、特に強く後ろから光が差していて、さらにレンズフレア？のエフェクトも追加され幻想的な画になっていきます。曲の登場キャラクターの逝去を連想させる表現ですね…

ポラリスに視点を戻すように一気にパン。リオンに駆け寄るポラリスにカメラは追従しますがそこにはすでにリオンは居らず…
多分カットは挟んでないと思うので、フレームアウトしていた1.5秒くらいの時間でリオンはサッとハケたんだと思います。素早い。
この緩急の激しい繊細なカメラワークでキャラクターが見切れたりしていないのはＰの技術、見事です。

視線を左に戻すと突如フレームインしてくるリオン。やはりカットを挟んで現れるよりもインパクトが抜群です。位置をバッチリ合わせてくる二人も特定のタイミング・スピードでカメラを振るＰも素晴らしい。

終盤は特にフレアのエフェクトが強くなります。リオン演じるキャラクターがすでに現実のものではなくなっていることを編集で表しているんだと思います。

そしてここまで、2分37秒ごろのワイプから動画の最後まで、2分弱のシークエンスが1カットで撮影されています。（多分）
かつてない繊細な演技、演者の激しい移動、それを追従するカメラワークをカットを挟まずに撮影するのは相当の難度だったのではないでしょうか。

プロダクション体育館メンバーの高い技術の粋が詰まっている動画だと思いました。

クレジット

原作に合わせて電子的なイメージのフォントが、コンピュータの画面に表示されるときのような表示の仕方がオシャレです。

特に体育館ロゴの表示に感動したのですが、画像のが同心円状に広がるように、繰り返し解像度が上がるように表示されるこのエフェクト、CGの画像のレンダリングそっくりです。こんなエフェクトは初めて見ました。ひじょうにコンピュータグラフィックスっぽい演出で最高です。

おわりに

いや～体育館総選挙1位と3位、事務所を代表する2人がタッグを組んだダンス。スチル公開時から期待をぶち上げて視聴しましたが、動画のクオリティはそんなハードルをぶっ壊す青天井っぷりでした。

個人的に今週はプライベートが忙しかったこともあって、最高のご褒美になりました。

多分今後も繰り返し視聴するので、見るたびに新しい発見が出てくると思います。いっそう研究に余念がなくなりそうです。

ありがとうリオン、ポちゃん！ありがとうあお丸P！ありがとうプロダクション体育館！推しのいる生活、楽し～～～～～～～～～！！