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【スト6】初心者向けモダンキンバリー使い方解説


モダンキンバリー使ってマスターに昇格できたので、自分がどのように使っているか書いてみた。

基礎編はルーキー、初級編はアイアン~ブロンズ、中級編はシルバーぐらいを想定して、ゴールドを目指す人向けに書いたつもり。ちゃんと身につけばプラチナもいけるはず。

※注意
モダンはまだまだ研究不足なので、決してこれが最適というわけではないです。この先もっと上手い人たちが全然違う攻略情報を出す可能性はあります。
また、モダンの共通の仕様などは割愛しているため、そこは別の攻略情報を探してください。
わかりにくいところがあればコメントやTwitterで言ってもらえるとありがたいです。

※2023/10/19追記
プラチナ~ダイヤ帯向けにマスター目指す編を書いたのでこちらもどうぞ。


モダンキンバリーを始めるに当たって

クラシックと比較してモダンキンバリーでできないことについてはあえて触れない。
「モダンキンバリー」というキャラなので、このキャラでできることが全て。「できないこと」なんてない。

ただし、他の攻略記事や動画を見る時は注意。

基本的な戦い方

疾駆けや彩隠形(ワープ)といった技が多いので奇襲に目が行きがちだが、それだけは勝てない。あくまで相手に近づくため・崩すための手段であってゴールではない。

キンバリーの強みは接近戦、特に画面端に追い込んでの攻めは最強クラスなので、キンバリーを使うならここを伸ばしたい。
「相手に近づく」、「相手を画面端に追い詰める」、「端に追い込んだら倒し切る」ということを意識することが大事。

逆に端に追い詰められると抜け出すのは困難なので、ガードしたり投げ抜けしたりして粘りつつ、前ジャンプでなんとか脱出を図るしか無い。守りきれるキャラではないので、積極的に前に出ることが大事。

モダンキンバリーの特徴

モダンでは一部の必殺技を必殺技ボタン(SP)による簡易入力とコマンド入力の両方で出すことができるが、まずは簡易入力でOK。

モダンキンバリーはほとんどコマンド入力が不要で、コンボもアシストコンボとターゲットコンボだけでかなり戦える。
自分もコマンド入力はほとんど使ってないがマスターまでいけた。

「極力操作の負担を減らして対戦に集中し、最適な行動を選択できる」というのがモダンの最大の強み。わずかにダメージを増やすためにコマンド入力に意識が割かれるぐらいなら他のことに意識を使った方が勝てる。
そして、それこそがスト6の核だと思う。


ここから先、だいたい以下のような区分で解説している。
基礎編:モダン操作の基本を抑える
初級編:モダンキンバリーの強みとなるパーツをマスターする
中級編:各テクニックを組み合わせて勝てるようになる

スト6の基本的な動きやルール・システムは理解していること前提なので、全くの初心者の方はまずゲーム内のチュートリアルやキャラクターガイドから見るのがオススメ。

基礎編

①アシストコンボを出せるようにする

アシストボタン(Autoボタン)を押しながら弱・中・強それぞれの攻撃ボタンを連続で押すことでアシストコンボが出せる。
モダンキンバリーは特に弱と強のアシストコンボが使いやすい。

「アシストボタンを押しながら攻撃ボタンを押す」という操作がやや難しいので、狙ったときにアシストコンボをちゃんと出せるようにする。

②弱ターゲットコンボを出せるようにする

モダンキンバリーはアシストボタンを押さずに弱攻撃を連打すると自動でコンボ(ターゲットコンボ:TC)が出る。

この弱TCは3種類あって、出し方と特徴は以下の通り。

(1) 弱×4:相手を地面に叩きつける
(2) 弱弱↓弱弱:相手を大きく蹴り飛ばす
(3) 弱弱↓弱↓弱:相手を投げ、位置を入れ替える

(2),(3)は(1)よりちょっとダメージが高い。
(2)はやや難しいので、まず(1)と(3)を狙って出せるようにする。
発生が早く、ダメージもそこそこあるので実戦でもよく使う。

それができたら、①のアシストコンボと合わせて、弱アシストコンボとこのTCを狙って出し分けられるように練習する。

③投げを出せるようにする

ストリートファイターというゲームにおいて「投げ」は超重要。
「弱+中同時押し」か「投げボタン(弱+中)」を設定してそれを使うかがあるが、自分なりのやりやすい方法を見つける。
とにかく投げたいときに確実に投げられるようにする。

上手い人にとっては当たり前すぎてあえて説明しなかったりするが、投げを使うことによってキンバリーの他の技が活きてくる。

④疾駆けの各派生技を出せるようにする

疾駆け(→+SP)からは上段(胴刎ね)、中段(首狩り)、下段(影すくい)の各派生と、何も押さずに相手に当たったときの追加の派生がある。さらに急停止もある。

まず、これらを全部出せるようにして、どの方向キーを押したときにどの技が出るのかを理解する。
ボタンを押したタイミングで派生が出るため、慣れてきたら最速で出せるようにする。急停止は方向キーを逆に入れる必要があるのでやや難しい。

⑤その他の必殺技を出せるようにする

疾駆け以外の必殺技もどの方向キーと一緒にSPボタンを押すとどの必殺技が出るか覚えておく。

N+SP:流転一文字
←+SP:武神旋風脚
↓+SP:彩隠形(ワープ)
ジャンプ中にSP:空中武神旋風脚
ジャンプ中に前方向押しながら+SP:荒鵺捻り(空中投げ)

※ N:ニュートラル。方向キーを何も押さない状態。

旋風脚は後述のように対空で使うが、流転一文字は基本的に単発で出すものではないのでコンボと合わせて覚えればいい。
ワープはキンバリー使うなら上手く使えるようになりたいが、最初のうちは無理に使わなくていい。

SPボタンで出せない必殺技に召雷細工&細工手裏剣(↓↓+各攻撃ボタン。設置後に爆発)がある。一見コマンドリストに出てこないが、「手動操作切り替え」というのをすると出てくる。
これの使い方は後で説明するのでそこで練習すれば大丈夫。

⑥SAを出せるようにする

せっかくモダンを使うならワンコマンドですぐにSA(スーパーアーツ)が出せるになっておきたい。
これも投げと同じく、「SP+強同時押し」か「SAボタン」を設定するかがあるが、やりやすい方法・ボタン配置を試しておく。

・N or →:SA1
・← or ジャンプ中:SA2
・下方向(斜め下でもOK):SA3

SA1は手裏剣のストックがあるとそれを1つ使って威力が若干上がる。最初のうちはあまり気にしなくていい。

注意するのはSA2で、後ろに下がりながらSAボタン押すとSA2が出てしまう。SA2は無敵がなく当たる距離も限定されるため、間違ってSA2が暴発しないように出し分ける練習をしておく。

SA3については、方向キーは押しっぱなしでいいので、しゃがみガードをしている状態からSAボタンを押すとSA3が出る。

初級編

ここからは実戦でそのまま使えるテクニック。

⑦柔道できるようになる

スト6では一部のキャラを除いて、画面端で投げたときに連続で投げられるようになっている。いわゆる「柔道」と呼ばれるテクニック。
キンバリーの場合、投げた後にちょっと歩いてから投げると相手が最速で反撃しても投げが勝つ。相手が対応してこないならずっと投げを続けて倒し切れる。

柔道自体強いが、柔道を見せることによって画面端で投げた後に毎回「投げ」か「打撃」かという読み合いが成立する。これができないとここから先のテクニックの威力が半減してしまう。

練習方法の一例として、トレモで「右端」または「左端」から開始し、相手のダウンリバーサルを最も発生の早い通常技(ルークの場合、しゃがみ弱パンチ)に設定する。投げの入力が早いと投げが当たらずに弱パンチがパニッシュカウンターとなり、遅いと投げが出ずにカウンターとなってしまう。

これで確実に投げをループできるように練習する。10回投げれば相手を倒しきれるので10回連続を目標に。

⑧肘落としを使う

ジャンプして↓+中攻撃で出る「肘落とし」。ボタンを押した位置で真下に急降下する。

近距離でまとわりついてジャンプして相手のほぼ真上で肘落としを出す。
これが非常に強い。

当たっていたら最速で弱アシストコンボを出すと連続でつながる(※)。
ガードされてても弱アシストコンボ出しておけばいい。弱アシストコンボは相手がガードしていると3段目の流転一文字は出ずにしゃがみ弱Pで終わるので、反撃は確定しない。
そのため、肘落としを出しながらアシストボタンを押しっぱなしにしておいて弱攻撃を連打するだけでいい。慣れてきたら弱アシストコンボではなくしゃがみ弱攻撃の方が反撃を受けにくい(ヒットしてたら弱TCへつなぐ)。
肘落としを当てるのが相手の手前すぎると着地時に弱アシストコンボの2段目が当たらない場合があるので、その点は注意。

※肘落としの当たり方によっては弱アシストコンボがガードされてしまう場合がある。しゃがみ弱を最速で出すと肘落としヒット時は必ずコンボになる。

さらに、弱アシストコンボが当たっててもガードされててもその後、投げにいけばだいたい通る。ガードされている場合はちょっと歩く必要があるのでそこは練習する。
投げ抜けされるようになったら、投げにいかずにもう一回弱アシストコンボを出すとか、ジャンプして肘落としをするとか工夫する。

肘落とし→弱アシストコンボ→投げで2,500ダメージ程度(体力は基本的にMax10,000)なので、これが4セット当たれば勝ち。

特に画面端であれば肘落としと⑦の柔道の両方を防ぐのが難しく、極端に言えばこの2つだけで倒しきれる

投げを見せておくことが大事。投げがなければガードで全て対応できるが、投げを常に狙うことで、投げ抜けしようとした相手に肘落としがカウンターでヒットする。
(動画だと肘落としの際にすぐに飛んでてあまり上手くないが、微妙に前歩きをした方が投げを匂わせられて有効)

実は肘落としをガードされたら弱アシストコンボが出る前に相手の反撃が間に合うが、プラチナぐらいでもきちんと反撃してくる人は少ないので大丈夫。
肘落としに限らずキンバリーの技のひとつひとつは対策があるが、色々出されると全てに対応するのは難しい。攻めが通らなくなってきたら新しい攻めのバリエーションを練習する。1つ1つのテクニックはランクが上がっても無駄になるということはない。

⑨ジャンプ弱攻撃でめくる

画面端以外ならたまに⑧の肘落としと見せかけてジャンプ弱攻撃でめくる(※)のを混ぜるとさらに効果的。

※めくり攻撃:ジャンプして相手の裏に回るときに攻撃を当てるテクニック。ガード方向が反対になるのでガードしにくい。成功すると「CROSS UP」と画面に出てくる

めくり攻撃がヒットした後は弱TCがつながる。
ただし、相手を画面端近くに追い込んでいた場合、普通にTCを出すとむしろ画面端から遠ざかってしまうため、②で練習した↓を入れて最後投げにするパターンを使う。

⑩武神旋風脚で対空できるようにする

防御のテクニック。
モダンキンバリーの大きな強みが「立ちガードしながら(後ろに歩きながら)SPボタンを押すと武神旋風脚(強)が出せる」という点。しゃがみガードしながらだと彩隠形になってしまうため注意。

相手が飛んだときに咄嗟にこの対空が出せるようになると防御面が安定する。キンバリーはしゃがみ大攻撃も対空に使えるが、モダンなら旋風脚の方が出しやすいはず。

ただし、斜め前に飛んでいってしまうため真上には弱い(OD版だとほぼ真上も落とせる)。無敵もないので出すのが遅くなると負けたりする。近い・遅いと思ったら過信せずにそのままガードする。

トレモで「簡単練習設定→対空練習」というのがあるので、こういうのを利用して練習する。最初はただ立っている状態から、慣れてきたら前後に動きながら出してみる。

防御だけでなく、当てると画面端に追いやれるのもメリットがある。対空を当てた後は⑫のパリィドライブラッシュでさらに近づいていく。

マリーザのファランクスなどもちょっと浮いたのを見てから出せば落とせる。ゲージ効率はあまり良くないが、OD版なら本田の頭突きなど突進技も返せる。

⑪アシストボタン+中攻撃を単発で出せるようにする

ゴールドを目指すならマスターしたいテクニック。
モダンの場合、アシストボタンを押すと通常技が変わるが、そのままボタンを連打すると勝手に次の技が出てしまうので単発で出したいときは連打せずにきちんと一回だけボタンを押す必要がある。

中アシストコンボは連打してると勝手にドライブゲージとSAゲージを使ってしまう上に、相手がガードしていると反撃が確定してしまう。

その一方で、中アシストコンボの1段目で出る立ち中Kはリーチが長く、立ち回りで非常に重要なので、出したいときに「アシストボタン+中攻撃」を単発で出せるようにする。2段目が暴発しないように練習する。

中距離でこの立ち中Kで牽制をしつつ、隙を見て⑫のパリィドライブラッシュやジャンプで接近する。

⑫パリィドライブラッシュを使う

スト6の共通テクニック。ドライブゲージをひとつ使う。

ドライブパリィ状態から前ステップ(→→)を入力すると高速で移動するドライブラッシュ(DR)がでる。
パリィから→→とするのではなく、→を押してから2回目の→とパリィボタンを同時に押すと最速で出せる。

DRからはとりあえずしゃがみ弱攻撃をだすのが安定、あるいは直接投げを出す。
しゃがみ弱攻撃を出したら、そのまましゃがみ弱攻撃をもう一回出してヒットしていたら弱TCへつなげる。ここのヒット確認をしてガードされてたら投げにいけるようになるとといい。

DRからはしゃがみ中攻撃の方がリーチが長く、ガードされても状況が良い。ただ、ヒット後の距離によっては弱TCが当たらなかったり、ドライブインパクトを置かれると返せなかったりする。(DRからしゃがみ中→立ち強攻撃→強流転一文字→ジャンプコマ投げ、というコンボができると強いがちょっと難しいのでもっと上のランクにいってから身につけるので問題ない)

キンバリーにとって相手に接近するためにこのパリィDRは非常に重要。開幕からいきなりこれで突っ込んでもいい。最初は操作が難しいと思うが確実に出せるようにしたい。

中級編

⑬キャンセルドライブラッシュを使う

キャンセルのかかる通常技を出しているときに前ステップ(→→)を入力するとドライブラッシュが出る。(⑫のパリィドライブラッシュと違い、パリィボタンを押す必要はない)
ドライブゲージを3本使うので、3本以下のときに使うと一気にバーンアウトしてしまう。

よく使うのは⑪の「アシスト+中攻撃」(立ち中K)からキャンセルして強アシストコンボを出す。
立ち中KがヒットしているときだけDRを出せると強いが、そこの確認は非常に難しいので、出すと決めたときはガードされようと出してしまっていい。
強アシストコンボはガードされていると2段目の立ち中Pで止まり、ここからは反撃が確定しないため、とりあえずボタン連打でもいい。

試合開始位置ぐらいからでも、最初の立ち中Kがヒットしていれば一気に画面端まで持っていけるので、ドライブゲージの本数に気をつけながら狙っていきたい。


ちなみに、プロフィールやCFNからゲージの使用状況を見ることができるが、自分の場合はこんな感じ。キャンセルDRは3本使うため、最も消費割合が多くなっている。
ただし、上位のキンバリー使いを見ていると、キャンセルDRが多い人と、ほとんど使わずにOD中心の人と分かれる感じがするので何が最適かはわからない。あくまで参考まで。

「ダメージ」の割合が40%を超えているような場合は分母(Dゲージ使用量)がそもそも低いと思われるため、もっと積極的にDゲージを使っていきたい。このDゲージの使い方がスト6における上級者との差として現れやすいポイント。

⑭画面端での手裏剣設置コンボをできるようにする

ちょっと難しそうに見えるが、是非マスターしたいコンボ。手裏剣以外にコマンド入力は不要なので、落ち着いてひとつずつ覚えればできるようになるはず。(練習するときはSAゲージを2以下にしておくと強アシストコンボからSA3が出ないためやりやすい)

強アシストコンボを当てて画面端に相手を運んだ場合、最速で細工手裏剣(強)を出し、相手が起き上がるタイミングに合わせて投げを当てると投げと爆発が重なって相手が浮き上がる。
ここに空中コマ投げを当てることができる。OD版だとさらに追撃できる。

1) 強アシストコンボ(影すくい)で画面端へ
2) 手裏剣設置(↓↓強)
3) 投げ
4) OD荒鵺捻り:投げているときに前斜め上に入れっぱなしにしておいてジャンプした瞬間に「アシストボタン+SP」を押す感じ
5) 飛箭蹴(→強)から前斜め上に飛ぶ(↗)
6) ジャンプ中攻撃
7) (着地後)流転一文字

4と7はコマンド入力すると若干威力が上がるが、最初はSPボタンを使って出すので十分。
初動を強アシストコンボとしているが、画面端で影すくいが当たれば同じ状況になる。
強アシストコンボから一連のコンボを決めると4割以上のダメージを与えられるため非常に強力。ドライブインパクトを返したときなどに狙いたい。

⑬の立ち中K→DRからつなげるとドライブゲージを5本使ってしまうが、コンボ中にもゲージは回復するので2本ぐらいは残る。
キンバリーは画面端に追い込めればそんなにドライブゲージは使わなくても攻めを継続できるので、バーンアウトしないなら個人的にはこれぐらい使ってしまってもいいと思っている。逆にバーンアウトしそうであれば4)はODではなく通常版で締める。

実戦で決められると自分がレベルアップした感じも出るのでオススメ。(肘落としと柔道だけで勝っても見映え悪いし。。)

⑮SA3を当てる

SA3を出すとキンバリーが音楽を聞き出し、攻撃力と歩きの移動速度がアップする。また、この効果はラウンドを跨いで有効。

そのため、できれば早めにこのSA3を出したい。当たらなくてもこの強化効果は発動するが、SA3は威力が高いのできちんと当てられるようにしたい。

強アシストコンボ:SAゲージが3本あると最後にSA3が出る。一番確実であり、アシストコンボの場合はモダンのダメージ補正がかからないのでクラシックと同じダメージが出る。
対空で当てる:SA3は若干上にも当たり判定があるため対空で使える。ちょっと引き付ける必要があるため「対空練習」などで練習しておく。
カウンターで当てる:発生直後が無敵のため、近距離で相手が技を振ったり、弾を出してきたときに出すと当てられる。ドライブインパクトにも勝てる。モダンの強みとしてよく挙げられるが、狙いすぎると相手にバレるのでほどほどに。(このカウンターを意識しすぎると普通に攻めれば勝てるのに逆に相手に主導権を渡して負けることがよくある)
弱アシストコンボから当てる:SA3は一部の必殺技をキャンセルしてつなげることができる。弱アシストコンボの最後の流転一文字からSA3を出すとキャンセルしてヒットする。肘落としの一連の連携からSA3を当てられるため、練習しておくと結構使える。

⑯突進技に対してSA1か3を出せるようにする

本田のスーパー頭突きやブランカのローリングアタックなどに対し、SA1は打撃無敵があるため勝てる。

基本的には⑮のSA3にゲージを使いたいが、例えばSA1を当てればラウンド取れるときなどは狙いたい。一回見せておけばSAゲージが1本でもあるときに相手は突進技を打ちにくくなるため、その点でも有効。

⑰中段を混ぜる

疾駆けからの中段に加え、←+強攻撃でも中段が出せる。
画面端で投げや肘落とし、弱アシストコンボ等に加え、この中段も混ぜると非常に守りにくい。
特殊技の中段(←+強)がヒット後は距離が近ければしゃがみ弱→旋風脚(←+SP)というコンボがつながるため、これはできるようになるとダメージを伸ばせる。

また、OD疾駆けから最速で中段を出すと見てから反応するのは非常に難しい。あと一発で倒せるという状況でいきなり出して倒し切る。

⑱弱ターゲットコンボからのセットプレイ

弱TCを当てて相手がダウンした後に疾駆けを出し最速で中段(首狩り)を出すと、相手の起き上がりに重なり、しゃがみガードや攻撃を出しているとヒットしてまたダウンさせることができる。

立ちガードされるとキンバリー側不利(※)にはなるが、反撃は確定しない。中段の代わりに上段を出すと、ガードされてもわずかにキンバリー側有利の状況。

※ 有利or不利:技がヒット又はガードした際に攻撃側と防御側のどちらが先に動けるか。先に動ける側が「有利」。

こういった、コンボではないがパターン化された連携を「セットプレイ」と言う。
(⑭の影すくい→手裏剣設置もセットプレイ)

キンバリーは疾駆けや手裏剣を利用したセットプレイが豊富で日々新しいものが開発されているので、使えるネタを増やせば増やすほど実力アップにつなげやすい。

コンボトライアルについて

練習する上でコンボトライアルから取り組む人は多いと思うが、「これは実戦で使うのか?」という疑問を持つ人もいると思うので個人的な実用度を補足。
今までに書いてきたことができていればゴールドぐらいまでモダンキンバリーにコンボトライアルは不要だと思っているので、興味ない人は飛ばしてもらって問題ない。

◎:初心者でも必須
◯:各ランクで実戦で使えたらいい(初級:シルバー以下、中級:ゴールド~プラチナ、上級:ダイヤ以上)
△:優先度低め
×:実戦的ではない

初級

(1)~(6)◎:①②そのまま。
(7)×:中攻撃が当たるならそのまま(9)のコンボの方が画面端まで運べるため実戦的
(8)△:あまり大攻撃を立ち回り単発で出す状況が少ない
(9)△:これも立ち中を生で当てる場面があまりない。ただ、コンボパーツとなるのでプラチナぐらいならできるようになっておきたい。
(10)×:DIがパニカンするなら基本は強アシストコンボでいい。上のランクになったら上級5などを使う。
(11)△:DIがガードされて壁張り付けとなったときに強アシストコンボを出してしまうと初段しか当たらないので注意。その場合、このコンボよりオススメは中アシストコンボ。
ただし、キンバリーはなるべくSA3を使いたいため、SA2が溜まっているときは暴発しないように最後の手前で止めて、SA2の代わりにSPボタンを押して空中武神旋風脚にする。SA2を当てれば倒しきれる状況ならSA2まで出す。

中級

難易度上げるため(?)に難しい操作を組み込んでいるが逆に実用性が下がっているものが多い。(6)以降はモダン操作の練習としてチャレンジしてもいいかなという程度。

(1)×:しゃがみ中を密着で当てる状況がほぼない。パリィDR→しゃがみ中からのコンボであれば、下の(10)で書いてるコンボの方がいい。
(2)△:スライディングを先端で当てたとき限定。個人的にはスライディングをあまり使わないが、ちゃんと使えると強いっぽい。
(3)◯:⑰で書いたコンボとほぼ同じ。最後がOD旋風脚になっているが、基本的にはDゲージは他に使いたいのでノーマル旋風脚でいい。画面端に追い詰めて狙いたい。
(4)◯:飛箭蹴(→+強)がカウンターヒット時限定のコンボ。
飛箭蹴は初段ガードされると基本的に立ち小Pで返すことができ、キャラによっては昇龍拳まで当たるので対策がわかっている人には出しにくい。
ただ、プラチナ以下では対策知らない人も多いので、一度使ってみて、対策されなかったら多めに出してもいい。
(5)△:対空でこの空中ODコマ投げを当ててコンボにいけるとダメージとれる。ただ、このコンボよりも⑭の手裏剣設置コンボ4)~7)で書いたコンボの方がダメージが出るのでそっちで十分。
(6)×:これは⑭のコンボそのままでいい。最後がOD空中旋風脚になっているがDゲージの無駄。
(7)×:Dゲージ5⑬に書いているようにアシスト中からキャンセルラッシュかけたら強アシストコンボでいい。
(8)×:ODワープからのコンボ。ODワープからジャンプ強攻撃が当たるならそのまま強アシストコンボでいい。ダメージそんなに変わらないし、ゲージ消費も少ない。
(9)×:難しい上に実用性は低い。なお、最初がアシスト強→中中となっているが、入力は強アシストコンボ3発でいい。
このルートではなく、強アシストコンボ3発→OD疾駆け→弧空(自動派生)→武神鉾刃脚(↓+攻撃ボタン)はかなり画面を運べる上に手裏剣設置の強力なセットプレイにつなげられるためよく使う。
(10)△:できると強いけど難しいのでプラチナぐらいまでなら不要。自分も実戦で使えたことはないのでマスター以上で十分だと思う。
コツはOD流転一文字が出ているときにパリィボタンを押しっぱなしにしておくとドライブラッシュを出しやすい。
開始をアレンジして、パリィDR→しゃがみ中→立ち強→OD流転一文字→弱TC→SA3というコンボができると実用的。あるいは⑫で書いたパリィDR→しゃがみ中→立ち強→強流転一文字(コマンド入力)→ジャンプコマ投げもアリ。

上級

ここからはモダン操作の習熟度を試すためのようなものでダイヤまでは不要。
ダイヤでは2は必須、5はコンボパーツに分解して実戦で使えるようにしたい。
1,3,4はマスターのさらに先を目指すときにいつか必要かもというレベル。

(1)×:超難しいのでできなければ放置でいい。実戦ではミスのリスクが高く、実戦で確実に決められるぐらい練習するなら他の練習をした方がいい。
パリィDR→しゃがみ中からなら、中級10のコンボで十分のはず。
(2)◯:⑭の手裏剣設置コンボができればこれもできるはず。このコンボはそのまま使える。プラチナ上位ぐらいなら実戦でも決められるように練習しておきたい。
実戦では相手の垂直を見てDRをするというより、DRしたら相手が垂直ジャンプをしていたというときにしゃがみ大を出す感じ。開幕に垂直する人によく当たる。このコンボを当てると垂直ジャンプしにくくなるので、一度決めておきたい。
(3)△:これもかなり難易度高い。実戦で使ったことはない。
手裏剣設置後に最速で超低空武神旋風脚を出す。斜め上を入れっぱなしにしていると旋風脚ではなくコマ投げになってしまうため、弾くように斜め上に入力して方向キーから指を離し、すぐにSPボタンを押して出す。旋風脚後は着地から最速でしゃがみ弱を出す。その後は多分他のコンボルートの方がいい。
手裏剣セットプレイは強力だがおそらく今後対策されてくると思うので、この超低空旋風脚を出すのも将来的には有効かもしれない。
(4)×:最初の飛箭蹴(→+強)がパニカンしていることを確認して、斜め前に飛びつつ弱攻撃を遅らせ気味に当てて立ち中につなげるコンボ。状況が限定的すぎる上にタイミングがシビアなので実戦向きではない。
ただ、後半のOD(or強)流転一文字→ジャンプ中攻撃→OD旋風脚→SA2はダメージが3,000ぐらいあるので、他のコンボと組み合わせてこれを当てれば倒しきれる(リーサルになる)という状況では使う場面がある。ノーマル旋風脚はSA2でキャンセルできないので注意。
(5)◯:大攻撃がパニカンになると相手のひるむ時間が長い。そこでODワープから強アシストコンボ→OD疾駆け→武神鉾刃脚へつなげ、SA3まで決める。
このコンボは以下の3つのコンボパーツが組み合わさっていて、ダイヤ以上を目指すならこの(5)全体を覚えるというより、それぞれを実戦でできるようにしておきたい。特に(b)はよく使う。

a) 大攻撃パニカン→ODワープ→ジャンプ強→強アシストコンボ
ODワープの方がダメージはあるが、ゲージがないならパニカン後に普通のワープから強アシストコンボを出す方が実戦的。
例えば昇龍拳をガードした後に大攻撃パニカンからこのコンボを狙う。
b) 強アシストコンボ3発目まで→OD疾駆け→弧空→武神鉾刃脚
強アシストコンボのアレンジ。画面中央よりちょっと画面端に近いぐらいなら一気に壁まで持っていける。ここから手裏剣設置のセットプレイにつなげられる。
c) OD武神鉾刃脚(壁張り付け)→疾駆け→胴刎ね(N+攻撃)→(弱流転一文字 or 中流転一文字一段目キャンセル)→SA3
コンボトライアルでは胴刎ねから直接SA3を出しているが流転一文字を挟んだ方が若干ダメージ上がる。SA3が溜まっているならb→cでSA3まで当てたい。

まとめ

初心者向けにもっと簡単にしようと思ったが内容多くなってしまった。
ただ、ひとつひとつのテクニックは特に難しくないはず。

ここまでのテクニックがちゃんとできればゴールドどころかプラチナ以上でも十分戦える。これらをいつでも引き出せるように練習する。
スムーズに出せるとこんな感じ。

さすがにここまできれいに倒しきれることはまずないが、実戦でもやることはあまり変わらない。ダイヤ帯でもほぼ同じ流れでパーフェクト勝ちすることはある。
最初に書いた「相手に近づく」、「相手を画面端に追い詰める」、「端に追い込んだら倒し切る」ということがやはり重要。

ここまでできれば、ここから先のレベルアップを目指すなら他の上級者向けの解説を参考にしたり、上手い人のリプレイを見る等で学んでいくことができるはず。

モダンキンバリーは上位帯で使っている人は現状ほとんどいないが、マスターまでいけるキャラパワーは十分にあるので信じて使ってみてほしい。