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【今日のバッハのカンタータは?】2024/7/7(日)トリニタティスVI

WHICH BACH CANTATA TODAY?" (「今日のバッハのカンタータは?」)の 2024年7月7日の記事の和訳です。以下,一部訳注やリンクの追加をしている以外はほぼ直訳です。原文の著者Michealの許可を得て翻訳や画像引用をしています。

トリニタティスVIまたは三位一体の日の後の第6主日

2024年7月7日 - 今日はトリニタティスVI、または三位一体の日の後の第6主日だ。今日のためのカンタータは2曲ある。どちらもライプツィヒ時代のものだ。

「満ち足りた安らぎ、望まれし心の喜びよ」《Vergnügte Ruh, beliebte Seelenlust》BWV170は、一人の歌手がすべてのアリアとレチタティーヴを演歌うソロ・カンタータだ。この歌手はバッハが敬意を払っていた人物なのは明らかだ。おそらくは,バッハの前任者(ヨハン・クーナウ、1660~1722)の下で聖トマス教会合唱団に所属していたカール・ゴッテルフ・ゲルラッハ(Carl Gotthelf Gerlach, 1704~1761)だろうと示唆されている。

「我らに救いは来れり」《Es ist das Heil uns kommen her》BWV9は、ライプツィヒ時代の後期,1732年から1735年の間のどこかで書かれたカンタータだが、1724年から1725年のコラール・カンタータ・サイクルの欠けを埋める目的で書かれた。その理由は簡単で、1724年のトリニタティスVIの日には、バッハは前の雇用主だったアンハルト=ケーテンのレオポルト王子のために演奏するため,妻のアンナ・マグダレーナと共にケーテンに滞在していた。

Music for today

  • Vergnügte Ruh, beliebte Seelenlust, BWV 170
    (first performance 28 July 1726, Leipzig period)

  • Es ist das Heil uns kommen her, BWV 9
    (first performance ? 1732–1735, Leipzig period)

Extra information

オランダ・バッハ協会のウェブサイトにBWV170についての詳細な情報と演奏が掲載されている:
https://bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-170/

Playlist

WBC47-Trinitatis VI or 6th Sunday after Trinitatis

このプレイリストは以下のストリームサービスからどうぞ。

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練習や勉強の合間に、トマス学校の学生たちはサッカーを楽しんでいる。


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