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【今日のバッハのカンタータは?】2024/3/29(金)聖金曜日

WHICH BACH CANTATA TODAY?" (「今日のバッハのカンタータは?」)の 2024年3月29日の記事の和訳です。以下,一部訳注やリンクの追加をしている以外はほぼ直訳です。原文の著者Michealの許可を得て翻訳や画像引用をしています。

聖金曜日 もしくは受難日

2024年3月29日 - 今日は、聖金曜日(Good Friday)もしくは受難日(Passionis Domini)と呼ばれる日だ。復活祭(イースター)の週末の始まりであるとともに、四旬節(レント)の終わりの日で、イエス・キリストの死を祭る典礼上の非常に重要な祝日だ。バッハの時代には受難曲のオラトリオが演奏されるのが通例だった。ヘンデル、テレマン、ファッシュといった作曲家による素晴らしい作品が残されている。

バッハのマタイ受難曲BWV244は、もちろん記念碑的な作品だ。世界中でしばしば演奏され、そしてとても愛されている。おそらく、1727年4月11日の聖金曜日の晩祷のために、ライプツィヒのトーマス教会で初演された。

今回は、ジョン・エリオット・ガーディナー(John Eliot Gardiner)と、イギリス・バロック管弦楽団(English Baroque Soloists)、そしてモンテヴェルディ合唱団(Monteverdi Choir)による録音を選んだ。しかし、素晴らしい録音がたくさんあり、どれかを一つを選ぶのはとても難しい。例えば、ラ・プティット・バンド(La Petite Bande)による最小限の編成での録音では、バッハの時代にはおそらくそうであったと思われるように、ソリストが合唱パートも演奏している。

Music for today

  • Passio secundum Matthaeum, BWV 244
    (first performance 11 April 1727, Leipzig period)

追加情報

オランダ・バッハ協会のウェブサイトに、マタイ受難曲BWV244についての詳しい情報と演奏が掲載されています。
https://bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-244/

Youtubeにも彼らの演奏があります。

Playlist

WBC26-Good Friday or Passionis Domini

このプレイリストは以下のストリームサービスからどうぞ。

Image of the day

ワイマールのヘルダー教会にある祭壇画の中央パネル。この注目すべき三連祭壇画は、長老ルーカス・クラナッハが亡くなる直前の1552/53年に着手し、1555年に息子の次男ルーカス・クラナッハによって完成された。ザクセンとテューリンゲンにおける16世紀の代表的な芸術作品とされている。右側に聖書を持つマルティン・ルターが見える。

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