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【今日のバッハのカンタータは?】2024/9/22(日)トリニタティスXVII

WHICH BACH CANTATA TODAY?" (「今日のバッハのカンタータは?」)の 2024年9月22日の記事の和訳です。以下,一部訳注やリンク, 動画の追加をしている以外はほぼ直訳です。原文の著者Michealの許可を得て翻訳や画像引用をしています。

トリニタティスXVIIまたは三位一体の日の後の第17主日

2024年9月22日 - 今日はトリニタティスXVII、または三位一体の日の後の第17主日。ライプツィヒ時代のとても古典的なカンタータを3曲ご紹介しよう。おそらくは,いずれもライプツィヒでの初めの三年間のカンタータ・サイクルにおける作品だ。

このように書いたのは、最初のカンタータ「主に向かいてその御名の栄光をたたえよ」《Bringet dem Herrn Ehre seines Namens》BWV 148が、いつ作曲されたかは論争になっているからだ。カール・フィリップ・エマニュエル・バッハの財産目録では、このカンタータを1723年の作品と位置づけられていたが、台本は1725年に出版されたピカンダーのテキストに基づいている。 そのため、このカンタータがこのテキストよりも前に書かれたものかどうかが 論争になっている。

2番目のカンタータ「ああ、愛するキリスト者よ、心安んぜよ」《Ach, lieben Christen, seid getrost》BWV 114は2年目のカンタータ・サイクル中の作品だ。この期間は,ルター派の賛美歌やコラールに基づいてカンタータが作曲されていたため,コラール・カンタータ・サイクルと呼ばれる。このカンタータBWV114は、ドイツのプロテスタントの神学者、賛美歌作曲家、教育者、改革者であったヨハネス・ギガス(Johannes Gigas, 1514-1581)の同名の賛美歌のテキストに基づいている。

最後のカンタータ、「みずから高ぶるものは,いやしめらるべし」《Wer sich selbst erhöhet, der soll erniedriget werden》BWV 47は、最後のカンタータ・サイクル中の作品で、安息日にイエスが行った奇跡についての、トリニタティスXVIIの日のための朗読に焦点を当てた作品だ。

Music for today

  • Bringet dem Herrn Ehre seines Namens, BWV 148
    (first performance ?19 September 1723, Leipzig period)

  • Ach, lieben Christen, seid getrost, BWV 114
    (first performance 1 October 1724, Leipzig period)

  • Wer sich selbst erhöhet, der soll erniedriget werden, BWV 47
    (first performance 13 October 1726, Leipzig period)

Playlist

WBC58-Trinitatis XVII or 17th Sunday after Trinitatis

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Image of the day

ドイツのプロテスタント神学者、賛美歌作曲家、教育者、改革者であるヨハネス・ギガス(1514-1581)の16世紀の木彫。《Ach, lieben Christen, seid getrost》BWV 114のリブレットは、ギガスの同名の賛美歌のテキストに基づいている。

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