孤独を愛する

高校生の頃に読んだ漫画で東宮千子さんの海老鯛(だったはず)のサブキャラの話の中で、「孤独を愛せない人は他人も愛せない」ってフレーズがあり、当時からこの言葉を大切にしてました。

20年以上前の記憶ですので、もしかしたら、語尾とか違ってるかもしれません。すみません。

この言葉を知ってからは、1人でいる事を肯定的に捉えられ、そのうち人を愛せる自分になれるのではないか?と安易に思ってました。自分嫌いでも、人を好きになり、好きになった人と幸せな時間を過ごすのではなかと。

今日、ふとこのフレーズを思い出しそう言えば孤独を愛するってなんだ?と考え始めました。

孤独は文字として意味はわかります。愛するとは?孤独という見えない状態を愛するってどうすればいいん?1人でいる時を楽しむ?その時間を愛しいと思う?1人の時間を大切にする?

孤独なトキ"を"だから、あえて1人を選択し、あえて制限を無くし、あえて後で振り返った時にその時を愛せるくらいに大切に思える過ごし方をする。ことなのだろうか。

気づいたら時が流れてた。気づいたらその事を愚痴ってた。ってなると、振り返った時に慈しめない。

単身者なので、1人で日々を淡々と過ごしていました。過去を振り返って、慈しめる日々が何日あるだろうか。何日、楽しく思い出して話せるだろうか。

長い時間1人であったが、愛するような時間を過ごしていなかったと思う。自分を大切に肯定的に捉えてない私は自分の時間を大切に過ごしておらず、何気なく朝起きて、時間が経ったら寝るような日々でしかなかった気がする。仕事中心に生きていた部分もあり、自分二の次になっていたように感じます。1人で過ごしてたけど、愛しい時間を過ごしてたわけでなかった。そんな私は孤独を愛してなかったんだろうなぁと改めて思いました。

これから先の人生で、誰かを愛する事があるのかわかりませんが、好きになるのは自由なんでね。(相手に迷惑をかけない形で有ればでしょうけど。)孤独の時間を大切にして、愛しい人を愛せる自分を形成していきたいと思います。

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