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筋強直性ジストロフィー施術による変化推移記録1-10回目まで|30代男性

ここには簡易的な施術の記録を残していく。施術介入の度、この1記事内で改善状況を追記していく。


筋強直性ジストロフィーによる主な症状

主な症状としては

・両手のミオトニア

・頸部筋肉萎縮による睡眠時無呼吸症候群及び、自力で頭部を起こすことができない

・足のミオトニア

これら3つの症状改善を主たる目的として施術介入を行っている。

リピート数:200-300

■両手のミオトニア

〇1回目

・1回目Before:

・1回目After:


・1回目施術後コメント:

 初回は特に見た目上の変化は見られない。

〇2回目

・2回目After:


・2回目施術後コメント:

 若干の改善があるようにも見えるがまだ現段階においては大きな改善は見られない。少なくとも4-7回くらいから変化をしていくと予想。親指のミオトニアがひどくまた左右であれば左の親指のミオトニアが特に強く症状がでる。

〇3回目

・3回目のAfter

・3回目施術後コメント:

今回の施術で初めて手の反応で反応が消失するところまで進捗した。その結果、右手に関しては手を開いた後の震えも軽減され、左手も親指が硬直することで左の人差し指が外に向けて開くことができないということがなかった。今後も一進一退を続けながら徐々に改善していくことを予想する。今回の施術時は最高気温が10度に到達しない程度の寒い気温だったが今後、気温自体はあたたかくなるので見た目上の症状は気温の影響もありさらによくなっていくことを予想。

〇4回目

・4回目After


・4回目施術後コメント:

施術直後はいいがまだ施術後数日程度しか症状が楽になっていない認識とのことでした。


〇5回目

・5回目After


・5回目施術後コメント:

徐々によくなっているものの受ける側が大きく変化を感じているような様子はない。受けたあとの数日は顕著にミオトニアが出にくい、ものがつかみやすいなどは実感している。


〇6回目

・6回目After


・6回目施術後コメント:

5回目の施術後、動画ではここ2回と大きく変化がないくらいの改善レベルのようであるが本人の自覚として右手の方が今まで以上に軽さを感じてもらえたようで、ここまで回復し始めると数日間は特に症状が少なくなり楽になるだけでなく、施術を受ける前より明確な改善を実感してもらえるほどになってきたことを予想。この繰り返しにより完全に症状が消失してくる。消失するまではやはりあと2-3か月ほどはかかりそうな見込みである。

〇7回目

・7回目After

・7回目施術後コメント:

開くまでの全体的な時間は前回から後退したように見えるがクライアントとしては開くまで数段階の硬直があるが右手に関して特に手のひらの硬直が軽くなったとのこと。順調に毎度少しずつの改善をしていっている。施術後数日が特に楽ではあるがその後もベースが改善してきたようである。

〇8回目

・8回目After

・8回目施術後コメント:

クライアントが思った以上に早くひらくことで思わず「え?」と声を出すくらい体感的によくなってきている模様。まだまだミオトニアの症状が消失するまでは時間がかかるが2か月で確実な変化をすることができている。今までは毎週の施術提供をしていたが今回隔週で施術をした。隔週に移行することで注目しておかなければならない2指標「進行」「改善度合いの低下」に関しては問題がなかったことが確認でき、今後も2週間に一度の施術提供により改善ができていくことが予想できる。

〇9回目

・9回目After


・9回目施術後コメント:

隔週にしても問題なく毎回の改善がみられている。クライアント本人も明確に楽になってきており、施術後2週間施術がないままでも右手に関しては特に扱いやすい状態となってきているとのこと。一方で進行が進んでいる左手においては手ごわく症状が残っているがこちらも症状自体は改善をしている認識である。隔週になることで毎回大きく変化することはないが隔週にすることで毎月の予算的な面を抑えながら確実な改善につながっている。


■頸部の筋肉状態の改善

・1回目施術後コメント:

 頸部に関しては胸鎖乳突筋の萎縮が顕著にみられその影響により頭部を頸部の筋肉で維持できない、また、喉の一部の筋肉の萎縮により睡眠時無呼吸症候群が起きているように思われる。頸部の筋肉がほとんどがなくなっているわけではなく一部影響の出るところが特に強く萎縮等を受けているような印象を受けた。


・2回目施術後コメント:

筋肉の反応からまだすぐに筋肉が回復していくようには思えない程度の反応改善レベルであった。もう少し施術が必要になってくる。通常多少の筋肉の改善ではあまり効果実感がないが影響度が大きなところの筋委縮見られるためこれが改善し始めると少しの改善でも大きく効果実感が得られると予想する。

・3回目施術後コメント:

頸部の施術は今回も少しずつ進捗をさせていくにとどまる。大きな変化まではまだ時間がかかる印象を受けた。


・4回目施術後コメント:

大きな進捗はなし。継続的に施術をするのみ。


・5回目施術後コメント:

4回目の施術後、徐々に筋肉が戻ってきそうな印象を受けた。頭がおこせないというのが顕著に回復する程度までは回復していないように思うが、実際にどの程度の変化があるか次回ヒアリングをしたい。


・6回目施術後コメント:

まだ完全ではないが頭がだいぶ起こせるようになってきたとフィードバックをいただいた。徐々に筋肉が戻ってきているのであと数回で頭は起こせるようになってくることを予想。


・7回目施術後コメント:

首の状態はよくなっているとクライアントからのコメント。今までは歯医者にいき、チェアが倒れた状態から起き上がるとき自分で首を起こさなければならないときにつらかったり起こせないというのがつらかったがその状態はなくなったとフィードバックをいただいた。11回くらいで介入から3か月程度で自力で頭を起こせるようになると推測。

・8回目施術後コメント:

反応的に改善が図れていて筋肉も徐々に回復してきている。徐々に筋肉が戻っているが睡眠時無呼吸症候群に関しては徐々に改善しているという状況ではないので、よくなるときは症状があるかないか0か100かの症状なのかもしれない。首の筋肉がおこせるようになるタイミングが来たときに改善したと報告を受けるようになるかみていきたい。

・9回目施術後コメント:

頭がおこせるようになっているか試すも前よりも力が入るがまだ単独では起こすことができない状況である。あと数回程度で起こせるようになる可能性があるので継続的に観察していきたい。


足のミオトニア、脚部

・1回目施術後コメント:

時間としてはほぼ5分程度、簡易に行う程度しか時間が取れなかった。両手と頸部が日常的に大きな影響を及ぼすと思われるのでそちらに優先的に時間を割いている状況である。初回は50分の施術時間であったが次回以降倍の時間をとることができれば足底部のミオトニア症状の改善にも取り組んでいけそうである。

特に実感をするのは階段を上る際に一歩目をぐっと踏み切り背伸びをした状態になり、そのまま硬直してしまうので背伸び状態で階段を上るようになることのようである。


・2回目施術後コメント:

2回目の施術においては片足10分ずつ、合計20分ほどの時間を割いて足底部のミオトニア症状の改善を試みた。初回の感触として手よりも時間かからずに改善できる見込みのため今回は2時間程の施術であったが、時間配分は症状の重さから20分程度の分配とした。


・3回目施術後コメント:

今回はしっかりと脚のミオトニアの反応を取り切るように施術を行った。

背面をメインに施術を行った。右脚は足裏から膝上5-7㎝程度まで進行しているような反応が出ていた。左脚は足裏から膝上15-20㎝まで進行していることが反応から判断ができた。

それぞれの反応が出なくなるまで初めてじっくりと施術を提供することができた。ここも4-7回で大きく変化していくことを予想できるような結果であった。

・4回目施術後コメント:

脚に関しては前回に引き続きしっかりと施術を行った。前回は痛みが強く出ていたようであったが、今回はいくらか軽減されていたように思う。一方でまだまだ痛みが強いレベルではありそうであと数回経過するとようやく収まりそうである。


・5回目施術後コメント:

今回の施術の大部分は脚の施術に費やした。今までは脚の裏面ばかりに注力をしていたが、膝の上に関しても大きく筋委縮が確認できたため、全面の脚に関しても施術を開始した。遺伝情報のエラーがある筋肉量が手に比べて圧倒的に多い為、施術に時間がかかる。

・6回目施術後コメント:

前回に引き続き一番長い時間施術に割いたのが脚である。一方で前回よりも微量ではあるが反応量が減ってきているので回数を重ねることで施術時間はより短くすることができる。

大きく改善するポイントを終えたあと、より細かく抜け漏れがないように施術をしていくとなると脚が一番時間がかかることは間違いなさそうである。

・7回目施術後コメント:

反応は徐々に少なくなっているがやはり、施術後3日程度までが顕著に楽な状態のようである。その後も明らかにラクになるにはもう少し時間が必要になってきそうである。

・8回目施術後コメント:

まだ足のミオトニアに関しては施術後数日しかよくないようである。足の筋肉は常につかうのでたくさんの遺伝子エラーが蓄積したことで改善しなければならない遺伝子数が多いため他と比較をするとより時間がかかる可能性がある

・9回目施術後コメント:

脚に関してはやはり左側の進行が早く左側に強く痛みが出ている。

施術を提供してもいい状態が手と比べると持続しにくいのは変わらずであるようだ。今回は今まで以上に痛みが出る箇所の施術ができていた。つまり今まで介入が不十分だった箇所に関してもアプローチができてきているためここの数回でまた機能的に変化があるか観察していきたい。


筋委縮箇所の数値観測

不定期に数値の観測をしその結果をここに記載していきます。

測定箇所は4箇所(左右前腕上部、左右前腕筋委縮が目立つ部位)

■遷移

左前腕 上部(最も太い箇所):
2月13日 19.6㎝
3月20日 19.6㎝

左前腕 筋委縮が目立つ部位(肘と手首6:4で手首よりの箇所):
2月13日 16.1㎝
3月20日 17.4㎝

右前腕 上部(最も太い箇所):
2月13日 21.9㎝
3月20日 22.6㎝

右前腕 筋委縮が目立つ部位(肘と手首6:4で手首よりの箇所):
2月13日 16.5㎝
3月20日 18.6㎝


測定日 2021年2月13日(写真)

左前腕 上部(最も太い箇所):19.6㎝

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左前腕 筋委縮が目立つ部位(肘と手首6:4で手首よりの箇所):16.1㎝

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右前腕 上部(最も太い箇所):21.9㎝

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右前腕 筋委縮が目立つ部位(肘と手首6:4で手首よりの箇所):16.5㎝

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測定日 2021年3月20日(写真)

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